「防災」に関する調査(20~69歳の男女対象) 

2019年08月07日

マクロミルは、「防災」に関する調査を実施。9月1日「防災の日」と、3月11日の「東日本大震災」発生日のそれぞれ約1カ月前に、生活者の災害や防災に対する意識調査を実施し、結果を発表しています。当調査は今回で6回目です。

調査トピックス


  • 恐れられている災害、1位「地震」、2位「豪雨・洪水」、3位「大規模な火事、爆発」
  • 九州で「豪雨、洪水」、中国・四国・九州で「土砂災害」、四国・九州で「津波」への警戒が他エリアよりも突出
  • 災害への備え、最多は「避難場所・避難所の確認」と「備蓄」で5割。「ハザードマップ」への注目度が上昇

調査結果


【1】恐れられている災害、1位「地震」、2位「豪雨・洪水」、3位「大規模な火事、爆発」

最も恐れられている災害は「地震」95%で、日本人のほぼ全員と言ってもいいほどの人が、地震に対して恐怖心を抱いており、過去調査全てで1位でした。2位は「豪雨、洪水」67%で、2018年6月の西日本豪雨以降にそれ以前よりも10ポイントほど上昇し、6割強で推移しています。3位は「大規模な火事、爆発」52%で、今年2月に行った同調査の3位「暴風、竜巻」と順位が入れ替わりました。

【2】九州で「豪雨、洪水」、中国・四国・九州で「土砂災害」、四国・九州で「津波」への警戒が他エリアよりも突出

恐れられている災害について、さらに居住エリア別(※1)に傾向を見たところ、九州地方では「豪雨、洪水」、中国地方と四国地方と九州地方では「土砂災害」への警戒が高く、ちょうど調査を実施した7月末に停滞していた活発化した梅雨前線による豪雨が影響したと考えられそうです。また、四国地方と九州地方では「津波」が、近畿地方では「暴風、竜巻」が、他のエリアよりも突出しました。
※1:都道府県を8エリアに区分(北海道、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方)

【3】災害への備え、最多は「避難場所・避難所の確認」と「備蓄」で5割。「ハザードマップ」への注目度が上昇

では、防災に対する意識はどうでしょうか。
防災を「とても意識している」が13%、「やや意識している」が48%で、合計すると全体の6割が日ごろから防災を意識していることがわかります。また、この結果の経年変化を見てみると、2017年2月は7割でしたが、その後2017年7月以降は6割前後で推移しています。

最も多くの人が行っている備えは、「避難場所や避難所の確認」と「日用品・水・食料品などの備蓄」でいずれも47%でした。次いで、地震保険、火災保険、生命保険などの「保険加入」が40%、「ハザードマップの確認」が30%でした。ハザードマップの確認は、2017年7月が44%でその後2割台で推移していましたが、今回の調査で3割台に回復しました。上昇率で見ると最も高く、ハザードマップで被害予測を把握しておこうとする人が増加しているようです。

調査概要


調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2019年7月26日(金)~2019年7月28日(日)

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[マクロミル]
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