留学とお金に関する調査(10代~20代のワーキングホリデーでの渡航を検討する男女対象) 

2016年08月29日
日本ワーキング・ホリデー協会(JAWHM)は、留学とお金に関して、10代~20代のワーキングホリデーでの渡航を検討する男女に、「留学とお金に関する調査」を実施し、集計いたしました。

ワーキングホリデー制度は1980年12月に初めてオーストラリアと日本の間で開始され、今年で36年目を迎えます。現在14カ国の協定国があり、18歳から30歳の日本国民に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、就労等の海外渡航をすることが可能な制度です。2008年のリーマンショック以降、渡航者が減少傾向にありましたが、近年3年連続で増加しており、2013年度のビザ発給部数はリーマンショック以前と並ぶ20,845人に到達する程、再度注目が集まっています。※
※一般社団法人海外留学協議会(JAOS)より

この度、今後ワーキングホリデー制度を使用して渡航する予定の人に対して、一般的な留学に対する金額感や、渡航する際に使うお金に関する調査を行いました。その結果、留学費用に対して多数の人が高いと感じていることがわかりました。

【調査結果概要】

調査1:留学費用(1年間平均約350万円※)が高いと感じている人は92.6%!
※日本ワーキング・ホリデー協会調べ
⇒妥当な留学の費用は平均で210万円。

調査2:今どきの若者は脱ゆとり!? 76%もの人が自力で渡航する!
⇒渡航する際に親からのサポートを受ける人はたったの24%。サポート額の平均は100万円以下が87%。

調査3:渡航のための貯金額は男性が103万円、女性が132万円と、女性の方が堅実的!
⇒7割以上の人が貯金をしており、その平均額は121万円。

調査4:男性の方が海外で稼ぐ願望が強い!「ワーホリで稼ぎたい額」は、女性よりも男性の方が高額!
⇒ワーホリで稼ぎたい平均額は女性が「98万円」、男性が「106万円」また、女性が稼ぎたい最大額は200万円なのに対し、男性の最大額は300万円。

【調査結果】

調査1:留学費用(1年間平均約350万円)が高いと感じている人は92.6%!妥当な費用は「210万円」!
「あなたは留学費用(1年間平均約350万円※)が高いと感じますか?」という質問に対し、「そう思う」と「ややそう思う」の人を足した合計は「92.6%」、「そう思わない」と回答した人が「7.4%」となり、9割以上の人が留学費用が高いと感じていることがわかりました。
また、「どのくらいであれば留学費用(1年間)は妥当だと思いますか?(自由回答)」という質問に対しては、最100万円~最大400万円との回答が得られましたが、200万円以下と回答した人が全体の6割以上にのぼり、平均額では210万円という結果となりました。
これらの調査結果から、留学費用の理想と現実のギャップが150万円近くあることがわかりました。
 (有効データ数:408)

調査2:今どきの若者は脱「ゆとり」!? 自力で渡航する人は7割以上!
次に「渡航する際、誰かしら(親や親族など)からサポートを受ける予定ですか?」という質問をしたところ、「はい」が「24.2%」、「いいえ」が「75.9%」となり、自費で渡航すると回答した人が7割を超えました。バブル世代とは違い、一気に大金を使うことに抵抗があると言われている「ゆとり世代」ではありますが、数百万円の渡航費は自己で賄おうと、自立した考えをもっている人が多いようです。
さらに「はい」と回答した「24.2%」の人に「サポート費はいくら程度を想定しているのか(自由回答)」、また、「誰からのサポートを想定しているのか」聞いてみたところ、サポート費の平均額は76万円となり、「父親」からのサポートを想定している人が多数を占めました。
 (有効データ数:403)

調査3:渡航のための貯金額は男性が103万円、女性が132万円と、女性の方が堅実的!
最後に「あなた自身は渡航のために貯金をしていますか?」という質問をしました。その結果、「はい」と回答した人が「72.2%」、「いいえ」と回答した人が「27.8%」となりました。消費せずに貯蓄することが特徴と言われている「ゆとり世代」は、本当にしっかりと貯金しているようです。加えて、どの程度貯金しているか尋ねたところ、平均で121万円という回答となりました。
また、先ほどの質問に対する結果を男女別で平均額を算出したところ、男性が「103万円」、女性が「132万円」となり、女性の方が貯金額が30万円近く多いことが判明しました。
(有効データ数:392)

調査4:「ワーホリで稼ぎたい額」は、女性の最大額は200万円なのに対し、男性の最大額は300万円!
「あなたはワーホリへ行ったらどのくらい稼ぎたいですか?(自由回答)」という質問では全体の平均額は101万円でした。
男女別で見てみると男性が平均で「106万円」、女性が平均で「98万円」となり、男性の方がより多くの収入を望んでいることがわかりました。また、男性は300万円以上稼ぎたいと意気込んでいる方が見受けられましたが、女性は1人もいませんでした。
国によっては、条件を満たせば最長2年間滞在できるため、1度のワーキングホリデーで300万円以上稼ぐことも可能です。そして、調査3の結果も踏まえると、男性の貯金額が女性の貯金額と比べて少ないのは、現地で頑張って稼げばいいという考えがあるからなのかもしれません。
(有効データ数:241)


「日本ワーキング・ホリデー協会調べ」

【調査概要】
調査対象:10代~20代のワーキングホリデーでの渡航を検討している男女 計411名
調査地域:全国
調査期間:2016年7月20日(水)~2016年8月10日(水)
調査方法:来場者調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本ワーキング・ホリデー協会]
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