世界5カ国におけるクリエイティビティに関する世界的な意識調査 

2016年11月10日
アドビ システムズは、世界5カ国におけるクリエイティビティに関する意識調査「State of Create: 2016」の結果を発表しました。

それによると、日本と東京が世界で最もクリエイティブな国と都市として認識されていることが分かりました。その一方で、自らがクリエイティブでないと回答する割合が最も多かったのが日本で、世界が日本に対して抱くクリエイティビティに関する認識と、日本人が自らに対して抱くクリエイティビティに関する認識に大きな差があることも明らかになりました。この調査は、米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人約5,000人を対象としており、2016年9月19日~10月3日の期間にオンラインで実施しました。

【調査結果】

世界で最もクリエイティブな国と都市は日本と東京

調査対象国の中で最もクリエイティブな国は日本と認識されていること(回答者の34%)が判明しました(第2位は米国の28%)。また、最もクリエイティブな都市は東京と認識されていること(回答者の26%)も判明しました(第2位はニューヨーク)。日本では自らをクリエイティブでないと考える人の割合が多い一方で、世界からはクリエイティブな国として認識されています。

自らをクリエイティブでないと認識する人が多いのが日本

調査対象国の中で自らをクリエイティブであると認識しているのは回答者の41%のみでした。特に日本では自らをクリエイティブと考える回答者の割合が13%で、最も低い結果となりました。
さらに、自身が持つクリエイティビティを発揮できていると感じているのは回答者の31%で、国別でみると日本では20%のみでした。

クリエイティビティへの投資が経済的な成功をもたらす

回答者の83%は、クリエイティビティに積極的に投資を行う企業がイノベーションを生み出し、顧客満足をより向上させ(同80%)、競争力を持ち(同79%)、より優れた顧客体験を提供し(同78%)、経済的に成功を収めている(同73%)と認識していることが明らかになりました。
また、クリエイティビティに投資をすることで、従業員の生産性を向上させ(同78%)、従業員の幸福度を高める(同76%)と考えていることも分かりました。

職場におけるクリエイティビティと生産性

クリエイティブな考え方に対する要求が高まっているにもかかわらず、77%の人々は職場においてクリエイティビティよりも生産性を求められていると回答しました。その一方で、回答者の56%が職場においてクリエイティブに考えることが求められていると回答していますが、日本での割合は31%で、他国と比較すると低い傾向にあります。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アドビ システムズ]
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