アメリカ新大統領に関する意識調査(18〜75歳の男女対象) 

2016年11月18日
ポップインサイトは、アメリカ新大統領のドナルド・トランプ氏の当選を受け、18〜75 歳の男女(日本人)を対象にした「アメリカ新大統領に関する意識調査」を行いました。本調査からは、ドナルド・トランプ氏に対して不安に感じている人の割合とその具体的内容が明らかとなりました。

【調査結果】

◆ 不安に感じている人の割合、男性 61.2%/女性 85.1%


まず、「アメリカ新大統領のドナルド・トランプ氏の当 選を受けて、あなたは不安を感じていますか?」と聞い たところ、29.3%が「とても不安を感じている」と答え、 「やや不安を感じている」と回答した 44.7%を加えると、 実に 74.0%が「トランプ氏に不安を感じている」ことが わかりました。[グラフ 1]

男女別に見ると、「不安を感じている」と答えた男性 は 61.2%であるのに対して、女性は 85.1%と、男女で 大きく差がみられる結果となりました。また、未既婚別 でみると、「不安と感じている」と答えた未婚者は 69.4%であるのに対して、同回答をした既婚者は 76.3%、離別・死別された方は 85.7%と、こちらも差が みられました。

次に、不安を感じている方に対して、「具体的にどの ように感じているか教えてください。」とフリー回答で聞 くと、
「外交面での知識も経験ないのに、言いたい放題言ってそれを信じたアメリカ国民が落胆してアメリカという国の 雰囲気が悪くなり、景気にも影響が出るのが心配。」(37 歳・女性)
「漠然とした不安感がある。」(36 歳・男性) 「政治経験のない人がいきなり大統領とはあり得ない。アメリカ国内の混乱も心配。」(53 歳・男性)
「TPP・日米安全保障に関する発言などで、日本に不利な過激な発言があったため。」(48 歳・女性)
など、トランプ新大統領のキャラクターや発言をはじめ、日米関係、TPP、戦争、国際経済など、幅広い不安の内 容があがりました。

◆ 不安の内容、1 位は「過激な発言・偏った信念・考え」

続いて、フリー回答で得られた、具体的な不安の内容や理由を集計・分析※2 したところ、最も多かった内容は 「過激な発言・偏った信念・考え」で 18.0%でした。[表1]
以下、「外交面や政治の知識・経験不足」(9.0%)、「マイノリティを尊重しない・人種差別・女性軽視問題」 (8.1%)と続き、国際情勢や経済的な影響よりも、トランプ新大統領の性格面やキャラクターそのものに関する不安 が上位を占める結果となりました。
一方で、「不安を感じていない」「あまり不安を感じていない」と答えた方の意見としては、
「選挙活動での言動は過激気味だったが、大統領になってからは結構慎重な政治を行いそうなので。」(51 歳・男 性)
「これで日本が危機感を持って、本当の意味で独立すると感じているから。」(49 歳・男性)
「今までがアメリカに頼りすぎ。日本も変わり時だと思う。」(48 歳・女性)
など、今回のトランプ氏の当選を前向きにとらえたポジティブな意見が見られました。

※1 リモートユーザテスト
在宅ユーザが PC やスマートフォンでサイトやアプリを利用し、そのときの行動や発話を録画してユーザ心理を分析するための調査手法
※2 得られたフリー回答を[図1]のように要素に分解し、集計を行った


【調査概要】
調査対象:18〜75 歳の男女 300 名(男性 139 名/女性 161 名)
調査期間:2016 年 11 月 10 日(木)~2016 年 11 月 12 日(土)
調査方法:インターネット調査

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