「年末年始の長距離移動」と「エコドライブ」に関するアンケート調査(19歳~69歳で年末年始に高速道路を利用して車の長距離ドライブをする、もしくはする予定のある男女対象) 

2016年12月01日
三井ダイレクト損害保険は、19歳~69歳・全国の運転免許証をお持ちで年末年始(2016年12月22日(木)~2017年1月3日(火))に高速道路を利用して車の長距離ドライブをする、もしくはする予定のある男女に対し、「年末年始の長距離移動」と「エコドライブ」についてのインターネットリサーチを実施し、1,000名の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

・年末年始の長距離移動は、年内は12月23日と24日の午前中及び12月30日の午後、年始は1月1日、2日、3日の午前中と午後に回答が集中。

・渋滞解消のため支払可能な平均金額は4,738円。東西で見ると、東日本が5,002円、西日本が4,474円。

・66.4%のドライバーが燃費を意識して「発車時はアクセルをゆっくり踏む」運転を実践。


・渋滞を避けるために意識していること ⇒ 2年連続で「早めの出発」が1位に

・長距離ドライブの平均距離 ⇒ 平均173.1km。東西の比較では西日本より東日本が約10.2km長い結果に

・年末年始のヒヤリ・ハットの原因 ⇒ 2年連続で1位は「人・車の飛び出し」

・運転している自家用車の普段の燃費 ⇒ 全体では10~14km/Lが最多

・高速道路での燃費に良いと思う速度 ⇒ 平均81.7km

・高速道路の「自動運転車専用レーン」の利用について ⇒ 実用化されたら「利用してみたい」が54.8%


【調査結果】

年末年始の長距離ドライブの目的
⇒「ショッピング」が第1位。直近3年の調査の中ではじめて「帰省」を上回る。

2014年の年末年始調査以降、長距離ドライブの目的は、第1位が「帰省」でしたが、今年は「ショッピング」が第1位という結果になりました。昨年と同様にカレンダーの並びもわるく、休みは少なくなる傾向です。
今年は年末年始の休暇が短く、クリスマスや年末のショッピングを念頭に置いた回答が増えたのかもしれません。また、「ドライブ」という回答では男性が女性の約2倍となっており、特徴的な結果が見られました。

年末年始の道路混雑状況
⇒年内は23日、24日午前中と30日の午後、年始は1日、2日、3日の午前中と午後に回答が集中。

年内が12月23、24日の午前中と30日の午後、年始が1月1日、2日、3日の午前中と午後に回答が集中しており、渋滞のピークが複数回出現しそうです。これはQ1にある長距離ドライブの目的や曜日の並びが影響していると思われます。

長距離ドライブ中に、渋滞を避けるために意識すること
⇒「早めの出発」が2年連続で第1位。

年末年始の長距離ドライブで、渋滞を避けるために意識することは、2年連続で1位は「早めに出発するなど混む時間帯を避ける」、2位は「出発前にテレビやラジオで渋滞情報のチェック」でした。

渋滞時に困ること
⇒「疲れがたまる」が半数を超えて第1位。

道路の渋滞が予想される中、渋滞時に困ること、第1位は「疲れがたまる」53.0%でした。
第2位は、「進まないためイライラがつのる」47.8%、第3位は「トイレに行けない」41.9%でした。
渋滞により、身体的にも精神的にもストレスを感じている方が多いようです。

長距離ドライブの平均距離
⇒全国平均は173.1km。

全国平均173.1km
東日本平均178.2km 西日本平均168.0km

全国平均は、173.1kmでした。東西の比較では、西日本より東日本が10.2km長いという結果になりました。
個々の回答では、東日本の回答で、最長1,200km移動するという回答がありました。
1,200kmというと、東京 - 福岡間に相当しますので、かなりの長距離ドライブを計画している方もいるようです。

年末年始のドライブで渋滞回避のため払える金額
⇒全国平均は4,738円。地域別では、東日本が5,002円、西日本が4,474円。

全国平均4,738円
東日本平均5,002円 西日本平均4,474円

東日本に比べ、西日本の方が低い金額となりました。これは、Q5の長距離ドライブの平均距離が西日本の方が短くなっていることも関係するのかもしれません。

ヒヤリ・ハットの3大要素
⇒「人・車の飛び出し」、「悪天候・自然現象時」、「スピードの出し過ぎ」で、過去2年間と傾向は変わらず。

Q7.過去の年末年始の長距離ドライブで各項目が原因となり、交通事故などを起こしそうな経験(ヒヤリ・ハット経験)がありますか。
年末年始の長距離ドライブで、ヒヤリ・ハットの原因は、「人・車の飛び出し」64.7%、「悪天候・自然現象時」62.6%、「スピードの出しすぎ」53.1%の3つの回答が3年連続で上位となりました。

ヒヤリ・ハットを避けるための手段
⇒「運転に集中する」、「スピードの調節」、「こまめな休憩をとる」が半数を超える結果に。

ヒヤリ・ハットを避けるためには、「運転に集中する」64.5%、「スピードの調節」58.4%、「こまめな休憩をとる」54.3%でした。3つの回答は、他の回答と圧倒的な差でした。
どれも特に難しいものではなく、誰でも可能で、よく言われている運転の基本ではないでしょうか。
自由回答では、「ガムを食べる」という回答も多く見られました。

運転している自家用車の普段の燃費
⇒「10~14km/L」が最多。

Q9.あなたが、運転している自家用車の普段の燃費を、ガソリン1L(リットル)換算でお答えください。
全体では、自家用車の燃費は「10~14km/L」が最多という結果でしたが、車種別の第1位をみると特徴がわかります。
SUV・ミニバン・セダンの第1位は「10~14km/L」で、この順番で割合も高くなっています。また、軽自動車の第1位は「15~19km/L」、ハイブリッドカーの第1位は「20~24km/L」と、それぞれ1段階ずつ高い燃費の選択肢となりました。
ハイブリッドカーに乗っている方は、「20km/L」以上の割合が突出しており、「燃費はわからない」という回答も最も低くなっていることから、やはり燃費を意識している方が多いことが窺えます。

実践している燃費によい運転
⇒上位から、「発車時はアクセルをゆっくり踏む」、「減速時はアクセルを早めに離す」、「車間距離をとる」が半数越え。

実践している燃費によい運転は上位から、「発車時はアクセルをゆっくり踏む」66.4%、「減速時はアクセルを早めに離す」54.8%、「車間距離をとる」52.3%でした。今後、取り入れたい燃費によい運転は上位から、「不要な荷物は下ろす」21.7%、「タイヤの空気圧を点検・整備する」19.1%、「ムダなアイドリングをやめる」17.4%でした。

燃費に良いと考える高速道路での走行時速
⇒平均は、「81.7km」。

平均は81.7km/時となりました。高速道路での燃費によい運転のスピードは、一般的に80km/時と言われているので、この回答を見る限りでは、多くの方が「正解」と言えるのではないでしょうか。

高速道路の「自動運転車専用レーン」の利用について
⇒54.8%が使用してみたい。

全体では、54.8%の方が利用してみたい(「はい」)との回答でした。
「はい」と回答した理由としては「楽だから」「体験してみたい」といったものが多くみられました。 「いいえ」と回答した方の理由としては、「自動運転を信用できない」、「事故時の責任の所在がまだ法的にはっきりしないから」などの理由が多くみられました。また、「運転が好きだからつまらない」「運転を楽しみたい」など、自分で運転したいという理由で「いいえ」を選んだ回答も目立ちました。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査(PC)
調査地域:全国
調査期間:2016年11月10日(木)~11月11日(金)
有効回答数:1,000人
実施機関:株式会社ネオマーケティング『iResearch』

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[三井ダイレクト損保]
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