老後のお金に関する調査(20代から40代の専業主婦対象) 

2016年12月20日
SBI証券は、2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者が主婦等にも拡大することを受けて、20代から40代の専業主婦各150名計450名を対象に、「老後のお金に関する調査」を実施しました。

【調査結果概要】

・“老後不安主婦”急増中!?老後に「不安を感じる」人は全体の約9割!(89.1%)
・一番安心できるのは貯蓄!?主婦の老後対策、1位は「資金の貯蓄」。ただし、ほぼ100%の主婦が預金の金利が低くて不満と回答。
・老後資金は5,000万円以上あっても安心できない!?
・主婦の約4割が、資産運用を「やってみたい」!しかし現状は相談相手がなく“さまよえる主婦”
・2017年1月に主婦にも解禁されるiDeCo、「利用してみたい」との回答は2割強にとどまる

【調査結果】

“老後不安主婦”急増中!?老後に「不安を感じる」人は全体の約9割!(89.1%)

主婦のうち老後に「不安を感じる人」は約6割、「やや不安に感じる人」は約3割に上った。
また、残る1割の主婦の「不安がない」理由をきくと、「十分な貯蓄がある」のは約2.5割にとどまり、4割以上の人が、漠然としていて自分の老後をイメージできない、と答えている。
つまり、不安を感じていない人でも、老後の準備ができている人はごく少数であり、ほとんどの主婦が老後への備えが万全とは思っていないことが窺われる。

一番安心できるのは貯蓄!?主婦の老後対策、1位は「資金の貯蓄」。ただし、ほぼ100%の主婦が預金の金利が低くて不満と回答。

老後に不安を抱える主婦がとっている対策は、約5割が資金の貯蓄を挙げ最も多い結果になった。ただし、老後対策として貯蓄を選択する主婦が多い中、金利に満足している人はほとんどおらず、普通預金、定期預金を利用している人のうち、金利が低く「大変不満」が約6割、「不満」が約4割を占めた。
2位は「生活費の節約」となり、できるだけ無駄にお金を使わないようにしていることが分かる。
さらに3位に「現在特に準備はしていない」がランクイン。約3.5割の主婦が老後を不安に思いつつも、対策ができていない状況のようだ。
1位、2位をみても日頃の家計のやりくりから対策をしている主婦が多く、“とりあえず”貯蓄や節約をしている状況であることが窺われる。
また、預金・投資・資産運用をしている人で「株式投資」「投資信託」を利用しているのはそれぞれ1割に満たなかった。

老後資金は5,000万円以上あっても安心できない!?

「老後にいくらあると安心か」という質問に対しては、「300~5,000万円以上」でいくつかの選択肢を提示したところ、2位の「5,000万円以上」の約14%をおさえて、「いくらでも安心できない」が約3割で断トツとなった。

主婦の約4割が、資産運用を「やってみたい」と回答!しかし現状は相談相手がなく“さまよえる主婦”

老後のための資金運用を、「是非やってみたい」と答えた人は約1割、「簡単にできるのであればやってみたい」は約3割という結果だった。さらに「関心はあるがやりたくない」と回答した人が約3割と、関心がある人は先の2つを合わせて7割に上る。
実際に投資を行っている人は少ないが、預金だけでは老後が不安であると考え、投資に興味・関心を持つ主婦層が着実に増えているものと考えられる。
その一方で、年金など老後のお金に関して相談できるところがないと答えた人は約9割に上り、どうしたらよいか分からない主婦が多いのが現状だと考えられる。

2017年1月に主婦にも解禁されるiDeCo、「利用してみたい」との回答は2割強にとどまる

2017年1月に主婦にも解禁されるiDeCoだが、利用意向については、「利用してみたい」が、2割強にとどまる結果となった。そもそもiDeCoについて知らない主婦が8割を超え、未だに認知が進んでいない現状が明らかとなった。


「SBI証券調べ」

【調査概要】
調査期間:2016年12月6日(火)~2016年12月7日(水)
調査対象:専業主婦(20代~40代)
回答者数:450名
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[SBI証券]
 マイページ TOP