日本人から見た“日本のイメージ”調査(20~59歳の男女対象) 

2017年01月31日
マクロミルは、日本人から見た“日本のイメージ”を調査。
調査は、全国20~59歳の男女を対象に実施。調査期間は2017年1月23日(月)~25日(水)。有効回答数は1,000人。

【調査Topics】

・日本人の9割超えが、“日本が好き!”

・自国・日本の好きなところは? ベスト3は、1位「治安が良い」、2位「四季がある」、3位「食」。若いほど好きな「アニメ・漫画文化」「和装」、年代が高いほど好きな「自然の豊かさ」「日本人の気質」

・日本人が自己評価、日本人の一番の特徴は「時間に正確」。好ましいと思う特徴のトップは「親切」、最下位は「自己主張が下手」

・外国人にオススメしたい観光地ランキング:1位「京都」、2位「富士山」、3位「鎌倉」、4位「広島」、5位「金沢」

・2020年東京五輪までに改善したほうがいいと思うこと: 1位:「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%、2位:「標識や案内に英語の表記がない事」60%、3位:「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」44%


【調査結果】

【1】日本人の91%が“日本が好き!”

日本を好きか嫌いかを、全国の20代~50代1,000名に伺いました。その結果、最多は「とても好き」で49%。次いで「まあまあ好き」42%でした。91%が日本のことを好きだと答えました。
年代別にみると、「とても好き」「まあまあ好き」の合計が最も高かったのは50代で95%。次いで20代(92%)、40代(89%)、30代(87%)でした。

【2】自国・日本の好きなところは? ベスト3は、1位「治安が良い」、2位「四季がある」、3位「食」。
若いほど好きな「アニメ・漫画文化」「和装」、年代が高いほど好きな「自然の豊かさ」「日本人の気質」


日本のどんなところが好きかを聞いたところ、1位「治安が良い」77%、2位「四季がある」77%、3位「食(飲み物含む)」75%を上げる人が飛びぬけて多い結果となりました。
年代別にみると、順位に変化があり、20代・30代の1位は「食(飲み物を含む)」、40代・50代の1位は「治安が良い」でした。また、「アニメ・漫画文化」「和装(着物・浴衣など)」は年代が若いほど好きだと答える比率が高い傾向にあり、「自然が豊か」「日本人の気質・人柄」「神社仏閣」「伝統のスポーツ(相撲・柔道など)」は、年代が高いほど好きだと答える比率が高い傾向にありました。

【3】日本人が自己評価、日本人の一番の特徴は「時間に正確」。好ましいと思う特徴のトップは「親切」、最下位は「自己主張が下手」

日本人の性格・国民気質としてあてはまる特徴を伺ったところ、「あてはまる」と回答した方が多かった順に、1位「時間に正確」84%、2位「勤勉」84%、3位「仕事が丁寧」80%でした。
また、日本人の性格・国民気質として「あてはまる」と感じるものについて、好ましいと感じるか好ましくないと感じるかを伺ったところ、「好ましい」と感じられる割合が高い順に、「親切」「仕事が丁寧」「約束を守る」でした。一方で、「自己主張が下手」「集団行動を好む」については、半分以上が「好ましくない」と感じていることがわかりました。

【4】外国人にオススメしたい観光地ランキング:1位「京都」、2位「富士山」、3位「鎌倉」、4位「広島」、5位「金沢」

外国人旅行者にオススメしたい日本の観光地を尋ねたところ、最も多かったのは「京都」70%でした。次いで、2位「富士山」70%、3位「鎌倉」48%、4位「広島」44%、5位「金沢」43%でした。
2016年に実施したトレンドアイズの別調査(※1)では、実際に訪日外国人旅行者が訪れた観光地として多かった順に1位「富士山」、2位「東京タワー」、3位「大阪」、4位「京都」、5位「東京ディズニーランド」という結果が出ています。「鎌倉」「広島」「金沢」などは、外国人にはまだあまり魅力を知られていないのかもしれません。

【5】2020年東京五輪までに改善したほうがいいと思うこと:1位:「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%、2位:「標識や案内に英語の表記がない事」60%、3位:「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」44%

外国人観光客の増加が見込まれる、2020年(東京五輪開催)に向け、日本で改善したり対策したりした方がいいと思うことについて尋ねたところ、1位「日本人に英語が通じないケースが多い事」71%、2位「標識や案内に英語の表記がない事」60%、3位「公共交通手段の利用方法(乗り方)、料金が分かりづらい事」44%でした。
回答母数が少ないため参考値として取り上げますが、2016年に実施した別調査(※1)で、訪日外国人が訪日中に体験したことで不満があったと回答した方に対し、不便・不満に感じた内容を尋ねた(※2)ところ、最も多かった回答は「英語が通じないケースが多いこと」で47%でしたが、2位「(観光地などで)相手が(旅行者の)母国語を話せない事」42%、3位「標識や案内に(旅行者の)母国語の表記がない事」40%で、「標識や案内に英語の表記がない事」と回答した方は13%に留まりました。
日本では、既に必要な個所の標識や案内には英語の表記がなされている一方で、実際に英語を話すシーンでの対応や、英語以外の言語への対応が遅れているのかもしれません。


※1:「訪日外国人の日本での『体験』に関する調査」。 1年以内にプライベートの旅行で日本を訪れたことのある中国人、タイ人、アメリカ人1,200名(各国400名)を対象に、2016年6月に実施。

※2:日本旅行中の各体験で、「やや不満」「不満」だと感じたことがあると回答した38名を対象に複数回答で聴取。

【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:日本にお住いの、20歳~59歳の日本国籍である男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代×地域別の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2017年1月23日(月)~1月25日(水)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
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