『住まいの買いどき感』調査(2016年12月度) 

2017年02月13日
リクルート住まいカンパニーは、「『住まいの買いどき感』調査(2016年12月度)」を行いました。
この調査は、住宅購入や住み替えを検討している人・していない人を問わず、広く一般生活者を対象に、今が「買いどき(住宅の購入、建築・リフォームのタイミング)」だと感じているかどうか、実態を把握することを目的としており、7大都市圏を対象に3カ月に1度、定期的に実施しております。

【調査トピックス】

●一般生活者の中で今が「住まいの買いどき」と感じている人は前回から1.8ポイント減少し、15.6%と過去3年間で2番目に低い値となった

●他の検討種別が軒並み減少する中、「中古マンション」検討者の買いどき感は、1.4ポイント上昇して36.8%となった

●検討種別ごとの特徴を見ると、物件価格が上昇しているマンション系の買いどき感が30%台、マンション程の価格上昇が見られていない戸建系の買いどき感は40%台となっている

●中古マンション検討者の買いどき感は前回より1.4ポイント増加したものの、それ以外の注文住宅、新築分譲マンション、新築分譲戸建て、中古一戸建て検討者の買いどき感は軒並み減少した

●買いどきと感じる理由の1位は「お金が借りやすいから」、2位は「消費税率の引き上げが予定されているから」で前回と順位が逆転した

●買いどきと感じる理由(上位7項目の推移)では、「消費税の引き上げが予定されているから」は、過去3年間で最も低い20.2%となった

●消費税増税延期に伴う住宅購入意向の変化について、「購入/建築を先延ばしにするつもりはない」人の割合が3.0ポイント減少した一方、「購入/検討も延期する予定」の人の割合が3.0ポイント増加した


【調査結果】

世の中一般の住宅の買いどき感(住宅の建築・リフォームを含む)

●一般生活者の中で今が「住まいの買いどき」と感じている人は前回から1.8ポイント減少し、15.6%と過去3年間で2番目に低い値となった
・住まいの検討有無を問わず一般生活者のなかで、今が「住まいの買いどき」と感じている人の割合は、 前回調査より1.8ポイント減少して15.6%となり、前年同月(16.0%)を0.4ポイント下回った。
・前回調査と比較すると、全年代・全エリアで買いどき感が減少した。
・年代別で比較すると、20代の買いどき感が12.6ポイントと過去3年間で最も低い数値となった。
一方で前月と比較すると下がってはいるが50・60代の買いどき感は他の年代と比べると高い傾向。

住み替えやリフォーム検討者の買いどき感

●他の検討種別が軒並み減少する中、「中古マンション」検討者の買いどき感は、1.4ポイント上昇して36.8%となった
●検討種別ごとの特徴を見ると、物件価格が上昇しているマンション系の買いどき感が30%台、マンション程の価格上昇が見られていない戸建系の買いどき感は40%台となっている
●中古マンション検討者の買いどき感は前回より1.4ポイント増加したものの、それ以外の注文住宅、新築分譲マンション、新築分譲戸建て、中古一戸建て検討者の買いどき感は軒並み減少した
・検討住宅タイプの中でも、新築マンションの減少幅が最も大きく1.6ポイント減となった。また、唯一上昇した中古マンションをさらに細かく見ると、「リフォームしていない中古マンションの購入(購入直後に大規模リフォームをする)」が2.1ポイント増、「リフォーム済み中古マンションの購入」が2.8ポイント増となった。

買いどきと感じる理由
●買いどきと感じる理由の1位は「お金が借りやすいから」、2位は「消費税率の引き上げが予定されているから」で前回と順位が逆転した
・11月に消費税の引き上げ時期の延期が参議院で可決・成立したこと、また【フラット35】(固定金利型)の金利上昇がみられたことが影響していると考えられる。
・買いどきと感じる理由は、1位「お金が借りやすいから」2位「消費税率の引き上げが予定されているから」3位「今のほうが住宅ローン減税など税制優遇のメリットがありそうだから」であった。

買いどきと感じる理由(上位7項目の推移)
●買いどきと感じる理由(上位7項目の推移)では、「消費税の引き上げが予定されているから」は、過去3年間で最も低い20.2%となった
・2016年の3月調査では、マイナス金利報道を受けて、「お金が借りやすい」が最高値となり、「金利が上がりそうだから」が過去3年で最低値となったが、その後は3四半期連続で「お金が借りやすい」は減少し、「金利が上がりそうだから」は増加している。

消費税引き上げ前に住宅を購入したいか
●消費税増税延期によって「購入/検討も先延ばしにするつもりはない」が、前回より3.0ポイント減少した
・消費税増税延期に伴う住宅購入意向の変化について、「購入/建築を先延ばしにするつもりはない」人の割合が3.0ポイント減少した一方、「購入/検討も延期する予定」の人の割合が3.0ポイント増加した。
・先延ばしにしないと回答した割合で、全体と比較して5ポイント以上高いのは、検討住宅タイプ別では「所有している土地に注文住宅」(34.9%)、「土地を購入して注文住宅」(32.2%)であった。
・前回からの差を検討住宅タイプ別で見ると、「リフォームしていない中古マンションの購入(購入直後に大規模リフォームをしない)」が7.3ポイント増加し、30.8%となった。


【調査結果】
・調査目的:住まいの購入・建築・リフォームの意向の有無にかかわらず、広く一般生活者に対し、住宅の購入・建築・リフォームのタイミング(「買いどき」)だと感じている人の推移を定期的に測定し、把握すること
・調査対象:首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、関西(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)、東海(愛知県、岐阜県、三重県)、札幌市、仙台市、広島市、福岡市に在住の20歳以上70歳未満の男女
・調査方法:マクロミル社の調査モニターを用いたインターネットによるアンケート調査

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