雇用・採用状況調査(会社四季報 2017 年春号) 

2017年03月16日
東洋経済新報社が、全上場企業を調査したところ、2015 年度の月平均残業時間は 19 時間 26 分、平均有給休暇取得日数は 10.1 日であることがわかりました。調査結果の詳細は、3 月 17 日発売の『会社四季報 2017 年春号』に掲載します。

調査対象は全上場企業 3644 社。そのうち有効回答のあった企業は、月平均残業時間が 1147 社で、前期に比べると平均 12 分減少、平均有休取得日数は 1213 社で、取得率(実際の有休取得日数が有休付与日数に占める割合)は53.0%でした。なお月平均残業時間が最も少なかった企業は紙パルプ用フェルトを製造する日本フェルト(3512)の 1 時間 7 分、平均有休取得日数が最も多かったのは日本郵政(6178)の 24.5 日でした。

第3次安倍晋三内閣は“働き方改革”を最重要課題に位置づけ、新たに残業ゼロを目標に掲げる企業も増えています。たとえば日本電産(6594)は、国内従業員約1万人について、2015 年度の月平均残業時間 23 時間を、20 年度にはゼロにする計画を打ち出しています。
『会社四季報 2017 年春号』では、就職活動で注目されやすい賞与や年収ランキングなども掲載しています。2016年の賞与支給額は平均 120 万円と、前年に比べ1万 6930 円増加(有効回答 991 社)、1 位はFX大手・ヒロセ通商(7185)の 563.9 万円でした。平均年収 1 位はM&AアドバイザリーのGCA(2174)で、2139 万円に上ります。

企業の採用意欲は旺盛で、今春採用数との比較が可能な対象企業 2412 社のうち、来春採用を増やすと回答した企業は 1149 社(48%)でした。減らす、もしくは同水準と回答した企業は、それぞれ 413 社(17%)、850 社(35%)にとどまりました。今春採用数 1 位はイオン(8267)の 3100 人でした。

■高額年収ランキング

順位/コード/社名/平均年収(万円)/平均年齢(歳)/単独従業員数(人)
1 2174 G C A 2,139 / 37.2 / 126
2 6080 M&ACP 1,905 / 31.1 / 53
3 6861 キーエンス 1,756 / 35.3 / 2,160
4 3252 日商業開発 1,741 / 44.7 / 35
5 6196 ストライク 1,616 / 34.9 / 37
6 6954 ファナック 1,571 / 42.9 / 3,042
7 9405 朝日放 送 1,498 / 42.9 / 653
8 9401 TBSHD 1,490 / 51.6 / 82
9 8281 ゼビオHD 1,450 / 50.5 / 11
10 8058 三菱商 事 1,445 / 42.6 / 6,290

(注)平均年収、平均年齢、単独従業員数は原則、各企業の掲載ページデータを使用

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[東洋経済新報社]
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