「チャイルドシートの使用状況」と「チャイルドシートの取付け状況、着座状況」調査 

2017年06月21日
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)と警察庁は合同で、4月20日(木)~4月30日(日)までの間、自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象に「チャイルドシートの使用状況」と「チャイルドシートの取付け状況、着座状況」調査を全国で実施し、その結果を公表しました。

全国99箇所で実施したチャイルドシート使用状況調査によると、6歳未満の子ども全体の使用率は64.1%(前年比0.1ポイント減)でした。そのうち全国16箇所(8地域)で実施したチャイルドシート取付け状況調査によると、乳児用・幼児用のチャイルドシートが自動車に正しく(取扱説明書通りに)取付けられていたのは40.7%、また、チャイルドシートに正しく着座していた子どもは48.1%で着座状況についても課題があることが判りました。

【調査結果】

(1)チャイルドシート使用状況調査 
 ※本調査では、乳児用・幼児用・学童用シートを総称して「チャイルドシート」という。
① 調査場所 全国99箇所
② 調査対象 13,016人
③ 調査結果の大要

6歳未満の子ども全体の使用率は、ほぼ前年並みの64.1%で頭打ち状態になっており、チャイルドシートの使用が義務付けられている6歳未満の子どものうち、約4割近くは依然としてチャイルドシートを使用していないという実態が分かりました。また、1歳未満(87.1%)と5歳(40.9%)の使用率がそれぞれ過去最高となったものの、5歳の使用率は1歳未満の約半分の使用率で、子どもの年齢が高くなるにつれて使用率が低下する傾向は例年と変わりませんでした。

(2)チャイルドシート取付け状況調査
① 調査場所 全国8地域(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡)
② 調査対象 423シート
③ 調査結果

取扱説明書通り正しく取付けられていたチャイルドシートは、乳児用・幼児用シート全体で40.7%でした。なお、ミスユースでは乳児用67.8%、幼児用75.3%がチャイルドシートを固定するための「腰ベルト(シートベルト)の締付け不足」でした。詳細は添付資料をご参照ください。

(3)チャイルドシート着座状況調査
① 調査場所 上記(2)の取付け状況調査と同様
② 調査対象 634人
③ 調査結果

取扱説明書通り正しく着座していた子どもは、乳児用・幼児用・学童用シート全体で48.1%でした。乳児用・幼児用シートのミスユースの多くは「ハーネス(チャイルドシートの子ども用ベルト)の高さ調節と締付けの不適正」、学童用シートは装置に対する使用時期が早すぎる「体格不適合」でした。詳細は添付資料をご参照ください。

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[JAF]
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