夫婦関係調査2017(20代~60代男女対象) 

2017年07月19日
リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルートブライダル総研では、夫婦関係の状況について詳細を把握するために、「夫婦関係調査2017」を実施しました。

【調査結果の要旨】

<夫婦の満足状況>

夫婦関係に満足している割合は67.2%で、2015年調査から1.9ポイント減少。特に30代妻が大幅に減少
■20代~60代の既婚者において、夫婦関係に満足している割合は67.2%で、2015年調査(69.2%)より1.9ポイント減少。

■妻は60代以外の年代が減少し、特に30代妻は13.9ポイント減少。

<小学生以下の子どもの有無と夫婦の満足状況>

夫婦関係の満足者割合において、小学生以下の子どもがいる妻の減少幅が最も大きい
夫婦関係の満足者割合をみると、小学生以下の子どもがいる夫は63.3%(2015年調査 67.6%)、小学生以下の子どもがいない夫は73.2%(同70.4%)。
一方で、小学生以下の子どもがいる妻は63.0%(2015年調査 71.8%)、小学生以下の子どもがいない妻は65.4%(同67.6%)

自分が行う家事の比率において、小学生以下の子どもがいる妻は、いない妻よりも、理想と現実の家事分担比率にギャップを感じている。一方で子育てのギャップには差はない
■夫婦の家事の分担比率をみると、小学生以下の子どもがいる妻は自分が家事全体の84.6%を負担し、いない妻は82.5%を負担していると思っている。
また、家事分担比率の理想と現実のギャップは、小学生以下の子どもがいる妻は18.0ポイント(実際-理想)であり、いない妻は14.4ポイント。

■夫婦の子育ての分担比率をみると、小学生以下の子どもがいる妻は自分が子育て全体の77.7%を負担し、いない妻は72.8%を負担していると思っている。
また、子育て分担比率の理想と現実のギャップは、小学生以下の子どもがいる妻は16.4ポイント(実際-理想)であり、いない妻は16.0ポイント。

小学生以下の子どもがいる妻において、「家庭に対する思いや意識のバランス」や「時間的ゆとり」「精神的ゆとり」が2015年調査から減少している
■「家庭に対する思いや意識は、夫婦でバランスがとれている」割合において、小学生以下の子どもがいる夫は55.4%(2015年調査 58.6%)、いない夫は61.9%(同61.0%)。小学生以下の子どもがいる妻は57.0%(2015年調査 62.4%)、いない妻は57.2%(同55.1%)。

■「普段の生活は、仕事や家事、学業など以外に、好きなことをしたり、休んだりする時間的ゆとりがある」割合は、小学生以下の子どもがいる夫は34.5%(2015年調査 33.1%)、いない夫は61.2%(同61.0%)、小学生以下の子どもがいる妻は 32.7%(同46.0%)、いない妻は73.5%(同71.4%)。

■「普段の生活において、精神的なゆとりがある」割合は、小学生以下の子どもがいる夫は39.8%(2015年調査 33.9%)、いない夫は50.1%(同50.5%)、小学生以下の子どもがいる妻は 34.8%(同40.6%)、いない妻は56.5%(同50.2%)。

<夫婦のカタチの変化>

20代・30代の夫は、結婚後「家事」を負担することを前提としている割合が高く、2015年調査から増加。夫の結婚後の家事負担に対する意識は高まっている
結婚後の変化についての考え方において、夫が「(一般的に)家事の負担が増える」と思う割合は、20代49.6%(2017年調査ー2015年調査 6.0pt)、30代 47.1%(同11.3pt)、40代 37.4%(同3.9pt)、50代 35.4%(同0.3pt)、60代 37.2%(同2.9pt)。
妻が「(一般的に)家事の負担が増える」と思う割合は、20代 64.5%(2017年調査ー2015年調査 -1.1pt)、30代 67.6%(同   -5.7pt)、40代 74.0%(同1.6pt)、50代 67.1%(同3.1pt)、60代 73.1%(同1.3pt)。


【調査概要】
調査方法: インターネットによるアンケート調査
調査期間: 2017年3月28日(火)~3月29日(水)
調査対象: 全国の「既婚者かつ本人初婚」および「離婚経験のある独身者(結婚経験1回)」 の20代~60代の男女
回収サンプル数:既婚者:2,000件、離婚経験者:915件の合計2,915件

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