臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査(小中高校に通う子どもを持つ親対象) 

2020年03月09日

クックパッドは、臨時休校が家庭の料理に与える影響を測るため、臨時休校になった小中高校に通う子どもを持つ親448名を対象に「臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査」を実施しました。クックパッドの検索データ分析サービス「たべみる」を元にした検索傾向の変化と併せて調査結果を公開いたします。

■実施背景:臨時休校で料理頻度が高まることによる料理の実態を把握

3月2日(月)より、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止を目的とした全国小中高の臨時休校が開始されました。外出を控え自宅で過ごす時間が増えることにより、家庭内では毎日の料理の負担が増加します。

調査結果詳細


①80%が料理の負担増を実感、困りごとの上位は「昼ごはんの準備」「献立を決める」

調査結果によると、子どもの学校の臨時休校に伴って料理の負担が増えたと答えた方は80%に達しました。料理をする際に困っていることの1位は「昼ごはんの準備が大変」(72%)、ついで「献立を決めるのが大変」(48%)という結果になりました。

Q.料理をする際に困っていること
・昼ごはんの準備が大変 72%
・献立を決めるのが大変 48%
・外出を控えるため買い物に行きたくない 26%
・冷凍食品・惣菜などがふえる 22%
・野菜不足・炭水化物が多くなりがち 22%
・料理に時間がかけられない 18%
・材料をつかいこなせない 2%
・特にない 7%


困っている理由については、「学校給食のようにバランスの取れた献立を考えるのが難しい」「仕事しながら三食分の料理や家事するのが大変」「感染リスクを考えると子どもを買い物に連れて行きたくない」などの声が多く寄せられました。

一方、「料理をすることで気持ちが前向きになったことがあったか」の問いに対して、36%が「ある」と回答。理由としては、「子どもと一緒に料理を作る機会が増えた」「料理に集中することで気分転換になった」「外出できずにストレスを抱えていたが、餃子やたこ焼きなど家族で作れるメニューでイベントのように楽しめた」といった声が寄せられました。

学校の臨時休校により日々の料理負担は増していますが、料理をすることで前向きな気持ちになり、家族と楽しい時間を過ごしている方もいることが分かりました。

②「昼ごはん」検索が前年同週比298%と急増、組み合わせは「時短」が増加

たべみるを使った検索キーワード調査では、臨時休校が開始された3月2日(月)以降「昼ごはん」の検索頻度が急増しており、前年同週と比較して298%となりました。

「昼ごはん」は春休みや夏休みなどの長期休みにも上昇するキーワードですが、前年の長期休み期間と比較しても大幅な伸び率となっています。感染防止対策で外食をなるべく控える、子供の臨時休校により昼ごはんを子供と一緒に摂る家庭の増加が伺われます。



「昼ごはん」と組み合わせて検索されるキーワードでは「時短」が3月2日週は前週比で158%に増加しています。一方で、時短レシピの代表格である「うどん」「丼」「パスタ」などの単品メニューのキーワードの組み合わせ検索頻度は減少しています。学校給食がなくなったことにより、単品メニューではなく子どもの栄養バランスに配慮した献立を意識しつつも、時間のかからないレシピを検索する傾向が伺えます。

その他では「小学生」といった組み合わせ検索キーワードが増加していることがわかりました。予め作っておき、レンジ調理などで簡単に食べられるレシピがヒットすることから、仕事などで親が外出している、在宅勤務している際に、子どもだけで簡単に昼食を用意して食べるニーズが伺えます。

調査概要


「臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査」についてのインターネット調査
調査期間:2020年3月3日(水)〜2020年3月4日(木)
調査手法:インターネット調査
調査対象:臨時休校なった小中高校に通う子どもを持つ親 448名

*2「たべみる」とは
料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」の検索・アクセスログデータを活用した、明日の食が見えるビッグデータサービスです。食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といった様々な切り口で分析を行うことができます。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[クックパッド]
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