シニアのリアル調査(55~74歳の男女対象) 

2017年08月07日
あおぞら銀行は、日本の60代を中心とするチャレンジ精神旺盛でアクティブな世代を「Brilliant60s=輝ける60代」と名付け、ポジティブな人生をおくるサポートをすべく、シニア層のお客さまへの資産運用コンサルティングに注力しております。
 あおぞら銀行では、このBrilliant60s世代に注目し、コアとなる全国の55~74歳の男女約2,000名を対象にした「シニアのリアル調査」を2014年から毎年実施しております。今年で4年目を迎えた最新の調査では以下のような結果が出ました。

<調査結果概要>

1.お盆のお小遣い「お盆玉」、3割のシニアに浸透。前年の2割弱から大幅上昇。
 ~「お盆玉」をあげるシニアの平均は5,900円~
★「お盆玉」(※お盆の時期に、子や孫にあげるお小遣いのこと)という言葉を知っているシニアは28.9%(男性 25.6%/女性32.1%)と3割近くで、前年の16.6%から10ポイント以上上昇した。
★今年「お盆玉」をあげる予定の人は31.6%(前年比0.5ポイント減)、その予定金額は5,900円で前年とほぼ同額となった(前年比200円増)。男女で比較すると男性6,100円(前年比600円増)、女性5,700円(前年比100円減)と男女の金額が前年から逆転した。

2.今どきシニア、子や孫の「帰省支援」が定着。半数が帰省の交通費を負担。
 ~負担する交通費は平均31,900円、帰省中の支援額は平均46,100円~
★「帰省してくる子や孫がいる」と答えた割合は63.1%(前年比2.4ポイント減)。そのうち、約半数が「帰省にかかる交通費を負担している」と回答し、平均負担額は31,900円(前年比1,000円減)。
男女別では、男性シニアは32,500円(前年比2,800円増)、女性シニアは31,400円(前年比3,900円減)と、男性シニアが1,100円女性シニアを上回る結果となった。
★子や孫が帰省した際に使う金額(交通費以外)は平均46,100円(前年比3,600円減)で、男性シニアは45,100円(前年比3,100円増)、女性シニアは47,000円(前年比9,400円減)と、その差は約2,000円となった。

3.今どきシニア、孫へのビッグな贈り物「ランドセル」の相場は5万円台。
★ランドセルの平均購入金額は50,400円。最も多いのが「5万円~6万円未満」の31.2%、2番目が「6万円~7万円未満」と「7万円~8万円未満」の14.3%(同率)と、「5万円以上」が7割程度と集中する結果となった。
★購入月で比べてみると1月が最も多く、23.1%、続いて3月が12.8%、夏休みシーズンの8月も10.8%と3番目に高い結果となった。

<調査結果詳細>

1. お盆のお小遣い「お盆玉」、3割のシニアに浸透。前年の2割弱から大幅上昇。

質問: 「お盆玉」という言葉を知っているか?

 「お盆玉」(※お盆の時期に、子や孫にあげるお小遣いのこと)という言葉を知っているかの質問に、知っていると答えたのは28.9%(男性25.6%/女性32.1%)だった。その内訳は「『お盆玉』を知っていて、あげたことがある」6.3%、「『お盆玉』という言葉は知っているが、あげたことはない」22.7%であった。
 一方で「『お盆玉』という言葉は知らないが、お盆の時期に子や孫にお小遣いをあげたことがある」と答えているシニアが7.5%おり、「『お盆玉』を知っていて、あげたことがある」6.3%と合わせると、今どきシニアの13.8%が「お盆玉」をあげたことがある(【図1】参照)。

 ・「お盆玉」を知っている:28.9% 「知っていて、あげたことがある+知っているが、あげたことはない」
 ・「お盆玉」を知らない:71.1% 「知らないが、あげたことがある+知らないし、あげたこともない」

~「お盆玉」をあげるシニアの平均は5,900円
 男性シニアの方が女性シニアより400円高く、関東の方が関西に比べて500円高い~

質問: 「お盆玉」をひとりあたり、いくらくらいあげる予定か。

 今年「お盆玉」をあげる予定の人は31.6%で前年から0.5ポイント微減。予定金額(子や孫がいるシニアを対象/「0円」という回答を除いた平均金額)は、5,900円で前年の5,700円から200円上昇。金額の分布を見ると、今年も前年もほぼ同傾向で、「5千円~1万円未満」が39.8%と集中している(【図2】参照)。

 「お盆玉」の平均額を男女で比べると、男性シニアが前年の5,600円から6,100円に上昇する一方で、女性シニアは前年の5,800円から5,700円に微減し、今年は男性シニアが女性シニアを逆転した(【図3】参照)。

 ・全体平均予算(55歳~74歳):5,900円(前年比200円増)
 ・男性平均予算(55歳~74歳):6,100円(前年比500円増)
 ・女性平均予算(55歳~74歳):5,700円(前年比100円減)

関東と関西を比べると、前年と同水準で、関東の方が関西に比べて500円高かった(【図4】参照)。
 ・関東平均(東京、神奈川、埼玉、千葉):6,300円(前年比100円増)
 ・関西平均(大阪、京都、兵庫、奈良):5,800円(前年比400円増)

2. 今どきシニア、子や孫の「帰省支援」が定着。半数が帰省の交通費を負担。
~負担する交通費は平均31,900円、帰省中の支援額は平均46,100円~

質問: 子や孫が帰省してくる時に交通費を負担しているか?

 「帰省してくる子や孫がいる」と答えた割合は63.1%(前年比2.4ポイント減)。そのうち、子や孫が帰省する時に交通費を負担している「負担派」シニアは45.4%で、約半数が負担しているという結果になった(【図5】参照)。

 ・負担派:45.4%(前年比0.9%減) 「いつも負担している+たまに負担している」
 ・非負担派 :54.6% (前年比0.9%増)  「負担していない」

~帰省の交通費「負担派シニア」の平均は31,900円~

質問: 子や孫の帰省時に交通費をいくら負担しているか?

 「負担派」シニアひとりあたり、子や孫が帰省する時に負担している交通費の平均は31,900円。2016年に32,900円と2015年から2,500円上昇したが、今年は1,000円低下した (【図6】参照)。

 男女別では、男性シニアの平均が32,500円に対し女性シニア31,400円と、男性シニアの方が平均で1,100円多くお金を使っている(【図6】参照)。

 ・全体平均予算:31,900円(前年比1,000円減)
 ・男性平均予算:32,500円(前年比2,800円増)
 ・女性平均予算:31,400円(前年比3,900円減)

~帰省中も子や孫へは負担を惜しまない!その額平均46,100円
 女性シニア47,000円・男性シニア45,100円と男女差が縮まる~

質問: 子や孫の帰省時の交通費以外の負担額は?

 「今年、子どもや孫が帰省するシニア」について、子や孫の帰省時に使う予算(交通費以外)は平均46,100円。2016年に49,700円と2015年から2,000円以上上昇したが、今年は3,600円低下した (【図8】参照)。

 男女別では、今年男性シニアが上昇し45,100円になった。一方で女性シニアは前年から大幅に低下し47,000円となり、男女シニアの金額差が2,000円以内に収まった(【図9】参照)。

 ・全体平均予算:46,100円(前年比3,600円減)
 ・男性平均予算:45,100円(前年比3,100円増)
 ・女性平均予算:47,000円(前年比9,400円減)

3. 今どきシニア、孫へのビッグな贈り物「ランドセル」の相場は5万円台。

質問: 孫にランドセルを購入した金額と購入月

 今年と過去2年の計3年の中で、入学を控えた孫にランドセルを購入したかどうかを聞いたところ、孫がいるシニアのうち21.1%が購入していた(【図10】参照)。

 購入金額の平均は50,400円。「5万円~6万円未満」が31.2%と最も多く、続く「6万円~7万円未満」と「7万円~8万円未満」の14.3%(同率)と「5万円以上」が7割程度と集中する結果となった。(【図11】参照)。

 購入した月を聞くと、1月が23.1%と特に高くピークと言える。次いで3月が12.8%、8月が10.8%という結果となった。(【図12】参照)。


【調査概要】
・調査目的:シニアの方々の暮らしぶり・老後の意識・資産運用・旅行や外食・趣味・お子さまやお孫さまについてなど、様々な視点からお金に関連する実態やその意識を調べる。
・調査対象者:全国55~74歳の男女 合計2,070人
・調査内容:インターネット調査 2017年6月14日(水)~2017年6月16日(金)実施
・金融資産背景:当調査対象者の平均金融資産額:50代後半1,654万円、60代2,092万円、70代前半2,317万円
一般(二人以上の世帯)の平均金融資産額(*):50代1,650万円、60代2,202万円、70歳以上1,963万円
  (*)出典:2016年金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」調べ

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