「転職後のギャップを避ける方法」についての調査(転職コンサルタント対象) 

2017年09月21日
エン・ジャパンが運営するミドル層専用の転職求人サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「転職後のギャップを避ける方法」についてアンケートを行ない、130名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 転職経験者が感じやすいギャップは、「人間関係」「社風」「仕事内容」。
★ 転職後のギャップを避ける方法は、「入社前に社風や一緒に働く社員の情報収集」。

【調査結果詳細】

1:転職経験者が感じやすいギャップは、「人間関係」「社風」「仕事内容」。(図1)

「転職後にどのようなギャップを感じている方が多いですか?」と転職支援のプロであるコンサルタントに質問したところ、第1位は「人間関係(上司・部下・同僚など)が合わなかった」(50%)。第2位は「社風が合わなかった」(46%)、第3位は「仕事内容が想定と異なっていた」(38%)でした。「給与・待遇が想定と異なっていた」(17%)、「勤務時間が想定と異なっていた」(11%)といった就業条件に関わるギャップは少ないようです。

2:転職後のギャップを避ける方法は、「入社前に社風や一緒に働く社員の情報収集」。(図2~図4)

転職後にギャップを感じる原因を質問したところ、「入社前の情報収集不足」(59%)と過半数の方が回答しました。次いで「印象だけで決めてしまった」(34%)、「入社後、会社の状況が変わった」(29%)が挙げられました。ギャップを避けるために転職コンサルタントが行なっているサポート内容を伺うと、もっとも多かった回答は「求人票には載っていない社風などの情報を伝える」(80%)でした。

「転職希望企業のどのような情報があると、転職後のギャップを避けるために有効ですか?」と質問したところ、第1位は「風土・社風」(70%)、第2位は「一緒に働く上司・部下・同僚の情報」(68%)でした。求人票や面接だけでは把握しきれない企業風土や一緒に働く社員の情報を転職コンサルタントから獲得することが、転職後のギャップを低減する効果があるようです。求職者が転職後にギャップを生まないための心懸けもご紹介します。

求職者が転職後にギャップを生まないための心懸け

◯ エージェントも活用してより深く求人先の情報を入手すること。ギャップは少なからず生じるものなので、変化に対応する前向きな心持ちを持つようにする。

◯懸念点はすべて聞きだしてから、入社をすること。わからないと決められないなら、入社をしない。仮にギャップを生んだとしても、入社後の納得感が違う。

◯入社前の段階で、一緒に仕事をする人たちと会う。また、多少のギャップはどんなに情報収集をしても生じるものと考える。

◯転職の目的や自身の価値観、人生観を再度明確にする。また環境が変わっても自身のパフォーマンスが出せるよう、ビジネススキル・パーソナルスキルを高め、俯瞰的視点を養い、内定承諾を慎重に考えること。

◯完全に希望通りという転職は少ないので、譲れる部分・譲れない部分を明確にし、譲れない部分は妥協しない。一緒に働く部門の複数の社員に会う。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する転職コンサルタント
有効回答数:130名
調査期間: 2017年8月17日 ~ 8月28日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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