ミドル世代の「転職意向」実態調査(『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー対象) 

2020年07月17日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「転職意向」についてアンケートを行ない、2,973名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 約4割のミドルが「コロナによって転職意向が高まった」と回答。“コロナ禍で人材募集している企業は良い企業と思える”といったコメントも。
  • ミドル世代の転職理由、トップ3 は「仕事の幅を広げたい」「会社の将来性に不安」 「自分のスキル・能力が活かせない」。
  • 転職活動を進める上での不安、トップ3 は「年齢」「スキル」「年収」。
  • 転職活動をする際に最優先でやっておいたほうが良いことは「職務経歴の見直し」。

調査結果詳細


1:約4割のミドルが「コロナによって転職意向が強まった」と回答。“コロナ禍で人材募集している企業は良い企業と思える”といったコメントも。

現在転職を考えているか伺うと、97%が「考えている」(真剣に考えている:72%、漠然と考えている:25%)と回答しました。また、新型コロナウイルスの流行によって転職意向に変化があったかについては、「転職意向が強まった」(39%)、「転職意向が弱まった」(9%)という結果になりました。転職意向が強まったと回答した方からは「コロナ禍で人材募集している企業は良い企業と思える」「働く上での優先順位が変わった」といったコメントが寄せられました。

「転職意向が強まった」と回答した方のコメント

・コロナウイルスの影響は受けていないため転職に焦りはないが、コロナ禍で人材募集している企業はよい企業と思えるため。
・働き方、働く場所、そして収入面において、働く上での優先順位に大きな変化があった。
・緊急事態下の状況にあっても事業が持続可能な企業とそうでない企業が選別されたように思われ、前者への転職希望がより高まった。
・以前から転職について漠然と考えていたが、コロナ禍で今後を考えるきっかけができ、転職する決心がついた。
・時間をかけて通勤すること自体に疑問を持つようになったため。

「転職意向が弱まった」と回答した方のコメント

・経済状況が劇的に変わる中で自分に合う企業の見極めが難しいから。
・現状、給与やボーナスに新型コロナの影響がまったくないことがわかったため。

2:ミドル世代の転職理由、トップ3は「仕事の幅を広げたい」「会社の将来性に不安」 「自分のスキル・能力が活かせない」。

「転職を考えている」と回答した方に、転職を考える理由を伺いました。トップ3は「仕事の幅を広げたいから」(35%)、「会社の将来性に不安を感じるから」(33%)、「自分のスキル・能力が活かせないから」(32%)となりました。年収別で見ると、年収1000万円以上は「自分のスキル・能力を試したいから(年収1000万円以上:35%、年収1000万円未満:30%)、年収1000万円未満は「会社の将来性に不安を感じるから」(同:24%、35%)、「給与に不満があるから」(同:11%、32%)、「待遇・福利厚生に不満があるから」(同:3%、12%)がそれぞれ高くなっています。

3:転職活動を進める上での不安、トップ3は「年齢」「経験・スキル」「年収」。

「転職を考えている」と回答した方に、転職を進める上で不安な点・気になる点を伺いました。トップ3は「年齢について」(65%)、「これまでの経験・スキルが通用するか」(55%)、「年収について」(53%)でした。年収別でみると年収1000万円未満は「キャリアアップできるか」(年収1000万円以上:17%、年収1000万円未満:24%)、「次の職場に馴染めるか」(同:13%、21%)といった点に不安を感じているようです。

4:転職活動をする際に最優先でやっておいたほうが良いことは「職務経歴の見直し」。

転職活動を進める際に、最も優先的にやっておいたほうが良いと思うことを伺いました。最も多くの方が挙げたのは「職務経歴の棚卸し」(26%)。年収別で見ると、「希望条件に優先順位付け」(年収1000万円以上:18%、年収1000万円未満:16%)に差が見られました。

調査概要


■調査方法 :インターネットによるアンケート
■調査対象 :『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数:2,973名
■調査期間 :2020年6月1日 ~ 6月30日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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