ミドルに聞く「異業種転職」実態調査(『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー対象) 

2020年01月24日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「異業種転職」についてアンケートを行ない、1,808名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 88%が「異業種転職に興味がある」と回答。
  • 異業種転職に興味がある理由、第1位は「仕事の幅を広げたいから」。懸念する点、第1位は「業種未経験でも選考が通るか」。
  • 転職先として興味のある業種、年収1000万円以上は「コンサルティング」、年収1000万円未満は「メーカー」。
  • 54%が異業種転職の経験あり。異業種転職してよかったこと、「知識やスキルを磨けた」「仕事の幅が広がった」。
  • 異業種転職で苦労したこと、トップ3は「異なる習慣・風土になじむこと」「新しい知識・スキルの習得」「信頼を積むこと」

調査結果詳細


1:88%が「異業種転職に興味がある」と回答。

「異業種転職に興味はありますか?」と伺ったところ、88%が「興味がある」と回答しました。業種別に見ると、「興味がある」と回答した方が最も多いのは「金融」(93%)で、最も少ないのは「建設・不動産」(81%)でした。

2:異業種転職が興味のある理由、第1位は「仕事の幅を広げたいから」。懸念する点、第1位は「業種未経験でも選考が通るか」。

「異業種転職に興味がある」と回答した方に理由を聞くと、トップ3は「仕事の幅を広げたいから」(55%)、「知識・スキルを磨きたいから」(48%)、「年収水準の高い業種へ移りたいから」(40%)でした。年収1000万円以上と年収1000万円未満で10ポイント以上差が出たのは、「年収水準の高い業種へ移りたいから」(年収1000万円以上:26%、年収1000万円未満:43%)、「セカンドキャリアを築くため」(同:39%、29%)でした。

異業種転職の懸念を伺うと、トップ3は「業種未経験でも選考が通るか」(68%)、「これまでの経験・スキルが通用するか」(51%)、「年収が下がらないか」(45%)でした。年収1000万円以上と年収1000万円未満で10ポイント以上差が出たのは、「業種未経験でも選考が通るか」(年収1000万円以上:59%、年収1000万円未満:71%)でした。

3:転職先として興味のある業種、年収1000万円以上は「コンサルティング」、年収1000万円未満は「メーカー」。

「異業種転職に興味がある」と回答した方に、興味のある転職先の業種を伺うと、トップ3は「メーカー」(42%)、「商社」(34%)、「コンサルティング」(33%)でした。年収別では、年収1000万円以上の第1位は「コンサルティング」(42%)で、年収1000万円未満の方の第1位は「メーカー」(43%)でした。現在勤務する業種別での結果もご紹介します。

4: 54%が異業種転職の経験あり。異業種転職してよかった理由、「知識やスキルを磨けた」「仕事の幅が広がった」の回答が多数。

異業種転職の有無を伺うと、54%が「ある」と回答しました。また異業種転職の経験者に「異業種転職してよかったこと」を伺ったところ、トップ3は「知識やスキルを磨けた」(61%)、「仕事の幅が広がった」(57%)が多数でした。異業種転職に興味のある理由とも重なっており、実際に希望が叶う方が多いようです。

5: 異業種転職で苦労したこと、トップ3は「異なる習慣・風土になじむこと」「新しい知識・スキルの習得」「信頼を積むこと」

異業種転職の経験者に「異業種転職をして苦労したこと」を伺ったところ、トップ3は「異なる習慣・風土になじむこと」(58%)、「新しい知識・スキルを身につけること」(52%)、「実績のない中でイチから信頼を積むこと」(50%)でした。年収別で5ポイント以上差が出た項目は「新しい知識・スキルを身につけること」(年収1000万円以上:46%、年収1000万円以下:53%)、「即戦力としての活躍を求められること」(同:35%、28%)、「教育環境が整っていなかったこと」(同:15%、25%)でした。

前職で培った能力・スキルで異業種転職後に役立ったものを伺うと、トップ3は「情報収集・分析など現状把握力」(54%)、「予期せぬ状況への対応力」(44%)、「スケジュール管理など課題の遂行力」(41%)でした。

調査概要


■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数:1,808名
■調査期間:2019年11月29日~ 12月29日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ

[エン・ジャパン]
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