マイナビ転職動向調査(2016年~2018年に転職した20代~50代正社員男女) 

2019年04月23日

マイナビは、2016年から2018年に転職した方を対象に、転職者の傾向や変化を調査した『マイナビ転職動向調査』を発表しました。なお、本調査は今年が初めてとなります。

調査結果概要


転職率(転職者の割合)は年々上昇し、なかでも転職者における20代男女の割合が増加している。 転職に関して前向きに考えている20代は7割を超え、若年層の中でより転職が一般化してきている。
転職後の仕事に満足している人は、転職先を決める際に「勤務地」や「生活のゆとり」を入社理由にした割合が高く、満足していない人は「給与の良さ」を入社理由にした割合が最も高かった。つまり、転職先を決める上で給与面を重視することが必ずしも満足感につながっていないことがわかる。

また、仕事のやりがいは各年代で違いがある。20代・30代は、男女ともにスキルアップや自己成長にやりがいを感じている。40代・50代に関しては年代や性別によっても違いがあり、女性はスキルアップや自己成長にやりがいを感じる傾向がある。一方で男性は今までの経験を活かして働くことにやりがいを感じていることがわかった。

調査TOPICS


  • 20代~50代男女の転職率は過去3年間で微増し、2016年は3.7%、2017年は4.2%、2018年で5.3%だった。特に、20代男女の割合が年々増加している【図1】。
  • 転職に関して、「前向きな行動である」と約6割が回答し肯定的に受け入れられている。20代では男女とも7割以上が肯定派【図2】。
  • 転職後の仕事に満足している人が入社を決めた理由はトップは「希望の勤務地である(57.1%)」、次に「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる(56.4%)」が続いた。一方で、仕事に満足していない人が入社を決めた理由で最も多かったのは「給与が良い(33.3%)」となった【図3】。
  • 各年代の仕事のやりがいとしては、20代・30代は男女ともに「スキルアップ・自己成長を実感する」がトップ。男性40代は「自分の裁量で仕事を進めることができる」、女性40代は「スキルアップ・自己成長を実感する」「昇給・昇進する」の同率、男性50代は「責任のある仕事を任される」、女性50代は「スキルアップ・自己成長を実感する」がトップだった【図4】。

転職率
20代~50代男女の転職率は、2016年が3.7%、2017年が4.2%、2018年が5.3%と、過去3年間で微増傾向。
2018年は、2016年・2017年に比べて男性20代、女性20代、女性40代の転職者が増加している。
正規雇用者全体の構成比と比較すると、男性20代や女性20代の転職割合が高く、一方で男性40代~50代や女性50代の転職割合が小さい。

転職活動の実績
閲覧した求人の数は平均38.2件。2016年・2017年と比較すると、増加してきている。職種別にみると『営業』が最も多く、『コンサルタント・専門職』が最も少ない。
応募した求人の数は平均6.4件で、閲覧件数の2割未満。職種ごとにバラつきはあるものの、平均で4~9件程度の求人に応募している。
面接を行った数は平均3.2件で、応募件数のおよそ半数。さらに、内定を獲得した数は平均1.6件で、面接件数のおよそ半数。いずれも『営業』が最多で、募集求人が多く転職活動がアクティブであることがわかる。

入社を決めた理由(複数回答)
「希望の勤務地である」「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」「給与が良い」の順に高い。
職種別にみると、『クリエイター・エンジニア』では「生活にゆとりができる」が低く、「給与が良い」が高い。
転職後の仕事に満足している人は、過半数が「希望の勤務地である」「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」を挙げており、勤務地や生活のゆとりが仕事への満足につながっている。反対に、満 足していない人は、「希望の勤務地である」「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」よりも「給与が良い」を重視していた。

調査概要


『マイナビ転職動向調査』
■調査期間:2019年2月21日(木)~2月25日(月)
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:正社員として働いている20代~50代の男女のうち、2016年~2018年に転職した方
■有効回答数:1,000名(2018年転職者500名、2017年転職者250名、2016年転職者250名)

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