「働き方改革」についての調査(35歳以上の方対象) 

2017年11月27日
エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「働き方改革」についてアンケートを行ない、407名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★64%のミドルは、「勤務先企業が『働き方改革』に取り組んでいる」と回答。そのうち「取り組みが積極的に促進されている」という回答は36%。
★ミドルの勤務先企業が実施する「働き方改革」の取り組みは、「労働時間の削減」「休暇取得の促進」「業務フローの見直し」。
★勤務先企業が「働き方改革」に取り組んだことで、職場への満足度が上がったミドルは30%。
★ミドルが考える「働き方改革」でもっとも解決すべき課題は「長時間労働の改善」。

【調査結果詳細】

1:64%のミドルは、「勤務先企業が『働き方改革』に取り組んでいる」と回答。 そのうち「取り組みが積極的に促進されている」という回答は36%。(図1、図2)
「あなたの会社では『働き方改革』に取り組んでいますか?」と伺ったところ、「取り組んでいる」と回答した方は64%でした。そのうち、取り組みの促進度を伺うと、「積極的に促進されている」と回答した方は36%でした。

2:ミドルの勤務先企業が実施する「働き方改革」の取り組みは、 「労働時間の削減」「休暇取得の促進」「業務フローの見直し」。(図3)
「在籍企業が働き方改革に取り組んでいる」と回答した方に、具体的な取り組みを伺ってみました。第1位は「労働時間の削減目標を設定している」(68%)、第2位は「休暇取得を推進している」(57%)、第3位は「業務フローの見直しや改善を行っている」(37%)でした。

3:勤務先企業が「働き方改革」に取り組んだことで、職場への満足度が上がったミドルは30%。(図4~図6)
「勤務先企業が働き方改革に取り組んでいる」と回答した方に、『働き方改革』の取り組みが始まったことによる、職場に対する満足度の変化を伺いました。30%の方が「上がった(上がった:5%、やや上がった25%)」と回答。半数の52%の方が「どちらともいえない」と回答し、企業の働き方改革により職場への満足度が変化したミドルは少ないことが伺えます。

「職場への満足度が上がった」と回答した方に理由を伺ったところ、もっとも多かった回答は「休暇が取りやすくなった」(47%)、次いで「労働時間が減少している」(46%)でした。休暇や労働時間の変化が満足度アップに繋がっているようです。

一方、「職場への満足度が下がった」と回答した方に理由を伺ったところ、もっとも多かった回答は「気持ちの余裕がなくなっている」(60%)、次いで「生産性が低下している」(45%)でした。

4:ミドルが考える「働き方改革」でもっとも解決すべき課題は「長時間労働の改善」。(図7)
「『働き方改革』の中で注力して解決すべきだと考える課題は何ですか?」と伺ったところ、もっとも多かった回答は「長時間労働の改善」(72%)でした。ミドルから寄せられた具体的な声も紹介します。

「長時間労働の改善」と回答したミドルのコメント

◯効率の悪い仕事、省略できる仕事が必ずあるはずなのにその精査をせず、無駄な労働時間がある。(36歳)

◯長時間労働する事が、美徳であるかの様に語るマネジメントが多い。(42歳)

◯会社の中での仕事時間は確かに減ったが、その分家でやる仕事時間が増えた。(48歳)

◯残業して長く働く人=頑張っているという古い評価の見直しが進んでいない。効率良く、業務量をこなして残業している人と効率、生産性が悪く残業している人を作業時間で評価することの見直しが必要。(51歳)

◯長時間働くことを厭わない=残業代ありきで生活基盤を築いており、働き方改革により労働生産性が向上すれば、収入源がなくなり、と考えている社員のモラルをどう変えていくかが大きな課題。(54歳)


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:407名
調査期間:  2017年9月29日 ~ 10月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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