「地元の同級生と自分の現在との比較」についての調査(25~59歳の男女対象) 

2017年12月20日
パートナーエージェントは、25~59歳の男女2,200人に対して「地元の同級生と自分の現在との比較」についてのアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>

 2017年も残すところ、あとわずかとなりました。年末年始には帰省して、新しい年を実家で迎える方も多いのではないでしょうか。
 久しぶりに地元に帰ると、同級生の近況を耳にする機会も増えるものです。母親から「近所の同級生がどこの会社に就職した」「結婚して子どもが生まれた」などと聞かされて、なんとなく複雑な気持ちになった――というのはよく聞く話です。
 今回は、地元の同級生と自分の現在を比較してしまうことがあるかどうか調査いたしました。

<調査結果サマリ>

・同級生の近況は本人から直接報告(37.5%)、または友人や先輩後輩から(36.4%)
・同級生と自分の現在をつい比べてしまうのは「男性より女性」「既婚より独身」に多い
・32.4%が同級生の年収が自分より高いと複雑な気持ちになる
・男性は「会社での役職」(23.4%)、女性は「新居」(22.1%)と「子ども」(20.2%)に反応
・独身者は既婚者より同級生の恋愛、結婚、出産について複雑に思ってしまう

<調査結果>

■同級生の近況は本人から直接報告(37.5%)、または友人や先輩後輩から(36.4%)
Q.あなたは今年の年末年始は実家に帰省する予定ですか?(n=2,200)※必須回答
Q.小中高時代の同級生の現在をどんなところで耳にしますか?(n=2,200)※必須回答・複数回答可

 年末年始に実家に帰省する人は、どのくらいいるのでしょうか。25~59歳の男女2,200人に今年の予定を聞いてみたところ、「帰省する予定」の人は36.6%でした。

 帰省の際には、地元の友人に会って近況を報告し合うという人も多いのではないでしょうか。帰省シーズンに合わせて同窓会を開催することもあります。また、実家では親や兄弟などの家族が同級生の近況を教えてくれることも。同級生の近況はどんなところで耳にするか聞いてみました。
 「本人から直接聞く」が最も多く37.5%、続いて「友人や先輩後輩から聞く」が36.4%でした。

■同級生と自分の現在をつい比べてしまうのは「男性より女性」「既婚より独身」に多い
Q.小中高時代の同級生と自分の現在を比較することはありますか?(n=2,200)※必須回答

 同級生の近況を聞いて、つい自分と比べてしまう人もいます。同級生と自分の現在を比較することはあるかどうか尋ね、結果を男性と女性、独身者と既婚者で比較してみました。
 「つい比較してしまう」または「比較してしまうこともある」と答えた人は、男性が29.0%、女性は7.8ポイント上回って36.8%でした。
 独身者は33.9%で、既婚者の32.1%を1.8ポイントほど上回りました。
 「男性よりは女性」が、「既婚者よりは独身者」が、同級生と自分を比べてしまう傾向にあるようです。

■32.4%が同級生の年収が自分より高いと複雑な気持ちになる
Q.小中高時代の同級生の以下のような現在を聞いて複雑な気持ちになりますか?(n=2,200)※必須回答

 どんなことで同級生と自分を比べて、複雑な気持ちになってしまうのでしょうか。
 小中高時代の同級生の「年収が◯◯円(自分より高額)」と聞いたときに「複雑な気持ちになる」(12.1%)、または「複雑な気持ちになることがある」(20.3%)と回答した人が最も多く、合わせて32.4%でした。3人に1人が、同級生の年収が自分よりも高いと複雑な気持ちになってしまうようです。

■男性は「会社での役職」(23.4%)、女性は「新居」(22.1%)と「子ども」(20.2%)に反応

 男性と女性で気にする項目に違いはあるのでしょうか。先ほどの調査結果を男女別に比較してみました。
 特に男女間の差が大きく出たのは、小中高時代の同級生が「役職についた・部下を持った」と聞いたときでした。
 複雑な気持ちになった男性が23.4%だったのに対し、女性は19.6%でした。女性よりも男性の方が会社での地位には敏感なのかもしれません。

 女性の方が上回った項目は「新居を購入した」と聞いたときと、「子どもが生まれた」と聞いたときでした。
 小中高時代の同級生が「新居を購入した」と聞いたとき、複雑な気持ちになる男性は18.8%、女性は22.1%でした。「子どもが生まれた」と聞いたときは、男性の17.6%、女性の20.2%が複雑になると答えています。

■独身者は既婚者より同級生の恋愛、結婚、出産について複雑に思ってしまう

 続いて、独身者と既婚者の間に違いはあるのでしょうか。回答を比較しました。
 小中高時代の同級生が「恋人ができた」と聞いたとき、「結婚した」と聞いたとき、「子どもが生まれた」と聞いたときの3項目に大きく差が出ました。
 小中高時代の同級生が「恋人ができた」と聞いたときに複雑に思う既婚者は7.8%でしたが、独身者は20.6%でした。さらに、「結婚した」と聞いたとき、既婚者は8.0%、独身者は26.2%と18.2ポイントの差が出ています。「子供が生まれた」と聞いたときは既婚者が13.3%、独身者は25.8%となりました。

 当たり前のことではありますが、結婚してしまうと他人の恋愛や結婚、出産についてはそれほど気にならなくなるようです。
 つい自分と他人を比べてしまうこと自体は決して悪いことではありません。年末年始に実家に帰省した際にはぜひ、久しぶりに会う友人たちと近況を報告し合いつつ、会話のネタにしてみてはいかがでしょうか。
 それでは、よいお年をお迎えください。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:25~59歳の男女 2,200名
集計期間:2017年11月20~27日

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