ミドルに聞く「転職後のギャップ」調査(35歳以上の転職経験のある方対象) 

2018年05月31日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している35歳以上の転職経験のあるユーザーを対象に「転職後のギャップ」についてアンケートを行ない、712名から回答を得ました。

調査結果概要


  • ミドルの68%は、「転職前の期待と転職後の実態にギャップがあった」と回答。
  • ギャップを感じたポイント、年収1000万円以上は「社員のクオリティ」、年収1000万円未満は「給与・年収」。
  • 転職後のギャップを生んだ原因は「入社前の情報収集不足」。

調査結果詳細


1:ミドルの68%は、「転職前の期待と転職後の実態にギャップがあった」と回答。

転職経験のあるミドルに、転職前の期待と転職後の実態にギャップを感じたことがあるか尋ねました。68%のミドルが「期待を下回る(期待を大きく下回る:35%、期待をやや下回る:33%)」と回答。「期待を上回る(期待を大きく上回る:5%、期待をやや上回る:9%)」と回答した方は、14%に留まりました。

2:ギャップを感じたポイント、年収1000万円以上は「社員のクオリティ」、年収1000万円未満は「給与・年収」。

転職前の期待を下回っていたポイントを伺ったところ、第1位「給与・年収」(32%)、第2位「社員のクオリティ」(28%)、第3位「仕事内容」(27%)でした。年収別に見ると、年収1000万円以上の方は「社員のクオリティ」(36%)が最も多い結果になりました。一方、年収1000万円未満の方がギャップを感じたポイントとして、「給与・年収」(34%)、「昇給・賞与(ボーナス)」(25%)といった金銭面に関する項目が目立ちました。

3:転職後のギャップを生んだ原因は「入社前の情報収集不足」。

転職後にギャップがあった原因について伺うと、最も多かったのは「入社前の情報収集が不足していたため」(35%)でした。「企業側も情報を提供してくれたが、実際とは食い違いがあった」(43歳男性)、「上場企業の新しくできた子会社であり、親会社のイメージで転職してしまった」(50歳男性)など、十分な情報収集ができるか否かが、ギャップ発生を左右するようです。転職後のギャップについて、ミドルから寄せられた具体的なエピソードもご紹介します。

転職後のギャップについて具体的なエピソード
○転勤のない前提の企業を探し、面接時にも複数回確認を重ねて入社。数年後、転勤可能性がある打診があったため、話が違うと再度確認したところ、面接でそのような話はしていないと全否定された。(35歳男性)
○入社前に社長や経営層には面接で会っていたが、一緒に働く部下とは入社後に初めて会った。部下の考え方、能力、スピード感が想像していたよりも期待を下回るものだったため、マネジメントする際にかなり苦労した。(37歳男性)
○見込み残業50時間には納得して入社したが、自宅でのリモートワークもあり、実質残業100時間超えはきつかった。裁量権・期待値が高いというのはマジックワードで、実際はとても広い担当を任されたため、休みの日でも電話が鳴りやまない。(39歳男性)
○自分の情報収集不足だったこともあるが、社風が体育会系であり、「上の言うことは絶対である」というとんでもない文化だった。(41歳男性)
○風通しがいいと最終面接で聞かされていたが、実際は、非常に保守的なオーナー企業で、少しも意見が言えない環境だった。(44歳男性)
○離職期間を短くしたいため、急いで転職先を決めてしまった。結果、35歳以上の昇給なし、賞与なしということを知らないで入ってしまった。口コミなどをよくチェックするべきだった。(46歳男性)

調査概要


調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上の転職経験のあるユーザー
有効回答数:712名
調査期間: 2018年3月30日 ~ 5月6日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
 マイページ TOP