レインシューズに関する調査(会社勤めをする男女対象) 

2018年06月07日

インテージは、会社勤めをする男女971名を対象に、レインシューズに関する自主企画調査を実施しました。
これからの梅雨の季節に出番が増えてくるレインシューズ。最近は様々なデザインで販売されており、普通の靴と見分けのつかないようなデザイン性の高いものまであります。雨の日を楽しむファッショングッズとしても活用されています。そんなレインシューズですが、職場に履いていって良いものか迷ってしまうこともありますよね。そこで、今回は会社員のレインシューズ事情を調査しました。
本調査は、2018年5月21日~5月23日、インテージ「キューモニター」で会社勤めをしている男女(20~69歳)971名を対象にインターネット調査を行いました。

調査結果のポイント


  • 男性は4割、女性は6割がレインシューズを持っており、女性はレインブーツ、男性は防水のビジネスシューズが最も多い。
  • レインシューズ保有者の半分以上が、雨の日の通勤時にも着用している!
  • レインブーツは出勤後に「別の靴に履き替える」が8割を超える。一方、レインスニーカー・防水ビジネスシューズは「そのまま過ごす」が半数以上。
  • 男女ともに半数以上がレインシューズ出勤に肯定的。特に女性は7割超え!

調査結果


男性4割、女性6割がレインシューズを持っている!

いよいよ梅雨本番。雨の日は会社に着くまでに足元が汚れてしまって朝からどっと疲れる…という経験をしたことがある方もいるかと思います。最近では、普通のブーツやパンプス、ビジネスシューズのような見た目でいながら、防水素材で作られているものも多く販売されています。そこで、今回は会社員のレインシューズ保有状況を聞いてみました。

その結果、男性は39.2%、女性は57.4%がレインシューズを持っていると回答しました。女性で最も保有率が高いのは「レインブーツ(ショート丈)」(25.3%)、次いで「レインブーツ(ロング丈)」(22.0%)でした。女性にはブーツタイプの方が人気であることがわかります。一方、男性は「防水のビジネスシューズ」(12.8%)が最も高い結果となりました。

保有者の半数以上が、雨の日の通勤にレインシューズを履いていくと回答!

どのタイプのレインシューズも、保有者の半数以上の人が雨の日の通勤時に“履いていく(「よく履いていく」+「たまに履いていく」)”と回答しました。最も着用率が高いのは「防水のビジネスシューズ」で、8割以上が“履いていく(「よく履いていく」(33.8.%)+「たまに履いていく」(48.6%)”と回答しました。「防水のビジネスシューズ」であり、通勤時に履く前提のシューズであるためか、「履いていかない」と回答した人はいませんでした。また、レインスニーカーも保有者は39名(全体の4.0%)と少なく参考値ではありますが、保有者に占める通勤時の着用率(「よく履いていく」+「たまに履いていく」)は8割と「防水のビジネスシューズ」と同程度となりました。

保有率が高かったレインブーツは、ほかの丈の短いレインシューズ(レインパンプス・レインスニーカー・防水のビジネスシューズ)と比較して、通勤時の着用率は低い結果となりました。

レインシューズで出勤した後、そのまま履いている?履き替える??

レインシューズで通勤した後は、1日職場でどのように過ごすのか聞いてみたところ、レインシューズのタイプによって異なる結果となりました。

レインブーツはいずれの丈でも8割前後が「別の靴に履き替える」と回答しました。丈が長めであるレインブーツは、仕事中のスタイルとしては気になる人が多いのかもしれません。また、履き替えなければならないことが、先述の通勤時の着用率の低さの一因になっているとも考えられます。

一方、レインスニーカーでは、「レインシューズのままで過ごす」と「別の靴に履き替える」が同程度、防水のビジネスシューズの場合は「レインシューズのままで過ごす」が「別の靴に履き替える」を上回りました。レインスニーカーや防水ビジネスシューズは、丈が短いので目立たず、一見して普通のシューズとの違いはわかりにくいため、履き替えずにそのまま過ごすことに抵抗が少ないのかもしれません。

半数以上が「レインシューズで出勤」に肯定的!

レインシューズで出勤することについて、ビジネスパーソンはどのように思っているのかを聞いてみました。男女ともに半数以上が「良いと思う」「まあ良いと思う」という肯定的な意見を持っていることがわかりました。

特に女性は「良いと思う」と答えた割合は43.0%で、男性22.1%の約2倍となりました。男性よりも幅広いファッションを楽しむ傾向にある女性のほうが、出勤時のスタイルとしての「レインシューズ」により肯定的であることがわかります。

年代別にみると、「良いと思う」と回答した割合は20代が42.6%で最も高く、年代が上がるにつれ下がっていきます。一方「どちらともいえない」は、年代が上がるにつれ割合が増えています。若年層ほど、レインシューズでの出勤に肯定的であり、年代が上がるにつれて否定派が増えるわけではなく「どちらでもない」という中立層が増えることがわかります。

職場へのレインシューズ出勤に対する意識と、レインシューズの保有状況の関係を確認しました。その結果、肯定的な意見(「良い」+「まあ良い」)の人のほうがレインシューズの保有率が高いことがわかりました。一方、「どちらともいえない」「あまり良くない/良くない」と思っている人の中でも3割程度がなんらかのレインシューズを保有しており、プライベートでは履いているようです。男性や40代以上を中心とした通勤時のレインシューズ着用に肯定的ではない(「どちらともいえない」「あまり良くない/良くない」)層に、職場にレインシューズを履いて行くことに対するイメージを刷新することができれば、今後のレインシューズの市場はさらに広がりを見せることができそうです。

調査概要


調査地域:全国
対象者条件:20~69歳の男女で、職業「会社員」
標本抽出方法:弊社「キューモニター」 より抽出し、アンケート配信
ウェイトバック:なし
標本サイズ:n=971 ※性年代で均等割付
調査実施時期:2018年5月21日(月)~23日(水)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インテージ]
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