副業に関する意識調査(16歳以上79歳までの男女対象) 

2018年06月18日

インテージリサーチは、自主企画調査「副業に関する意識調査」を実施しました。全国の16~79歳の職に就く男女1万1217人を対象にしたインターネット調査で、副業への意識を聞いたものです。

調査結果のポイント


  • 「副業により副収入を得ている」と回答した人が10.7%。内訳は、「ある程度決まった額の副収入が得られる」が4.1%、「安定していないが、副収入が得られる」が6.6%となっています
  • 性・年代により、実際に行っている副業の内容が異なる傾向にあることが明らかになりました。男性は全年代で「投資」の割合が高く、特に30~49歳では12.9%となっています。また、女性は全年代で、「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」の割合が高く、特に20~39歳で32%となっています
  • 副業を行う、副業に関心がある理由として、「将来の生活費等が不安なため」と答えた人が約3割に上りました。大企業に勤める人でもこの傾向は見られます

調査結果


副業で約1割がすでに副収入を得ている

「副業や副収入を得ることを意識した活動」の実施状況を聞いたところ、10.7%の人が副業により副収入を得ていると回答しています。その内訳は、「ある程度決まった額の副収入が得られる副業をしている」が4.1%、「収入は安定していないが、副収入が得られる副業をしている」が6.6%でした。
また、「副収入は得ていないが、副業を意識した活動をしている」人は3.3%、「副業は行っていないが、今後何かしてみたいと思っている」人は30.5%。これらの計33.8%が、「副業や副収入を得ることを意識した活動」に関心を持っている層だといえます。

男女で傾向に違いが!男性は投資、女性はクリエーティブ系に関心

性・年代により、実際に行っている副業の内容が異なる傾向にあることが明らかになりました。男性の全年代で「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が10%を超え、特に30~49歳では12.9%と高くなっています。一方、女性は全年代で「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」「ハンドメイド商品などを作ること」が高くなっています。これらの副業は、幅広い年代の人が取り組むことができる活動だと言えそうです。

また、「今後してみたい副業」にも男女で傾向の差が見られました。男性の20~39歳では「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が2割を超え、特に高くなっています。さらに男性ならではの傾向として、50歳以上の年代で高くなっている「人に何かを教えたり、コンサルティングすること」が挙げられ、経験やスキルを生かす活動への関心の高さが明らかになりました。
一方、女性は全年代で、「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」が最も高くなりました。そのほかの特徴として、10・20歳代で高い「記事を書くこと」があります。「ハンドメイド商品などを作ること」も含め、女性は創作的な活動への関心がうかがえます。

大企業に勤める人であっても、「将来の収入への不安」が副業の動機に

副業や副収入を得る活動を行う理由や、関心がある理由として、最も多く挙げられたのは「主業の収入だけでは物足りないため」の42.1%でした。
性別に見ると、男性は「将来的に収入を得られるようなスキルを得たり、本業として取り組みたいため」「ニュース等を見てビジネスチャンスがありそうだと思ったため」が女性よりも高く、「ビジネスや副収入として」意識した上で行う傾向がより強くなっているのに対し、女性は「気軽に行えること」が動機となっているようです。

そして、特徴的なのは「将来の生活費等が不安なため」という回答が、「主業の収入だけでは物足りないため」に次いで高くなっていることです。この回答は従業員数1,000人以上の企業に勤める人で46.6%とより高い傾向にあり、大企業に勤める人であっても、将来の生活費などの経済的な不安を感じており、副業や副収入を得る活動を行う動機の一つとなっていることがうかがえます。

調査概要


調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:インテージ・ネットモニター 全国16歳以上79歳までの男女個人
サンプル構成:平成27年国勢調査ベース(性別×年代別×居住エリア×未既婚)母集団準拠
設計数:10,000サンプル
調査期間:2018年3月23日(金)~3月26日(月)
調査内容:副業/副収入を得る活動の実施状況、副業を行う理由
調査実施機関:株式会社インテージリサーチ

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[インテージリサーチ]
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