一人暮らしに関する意識調査(18歳以上の男女で現在一人暮らしをしている、今後一人暮らしをしたい/予定がある方対象) 

2018年03月19日

全宅連・全宅保証(全国宅地建物取引業協会連合会・全国宅地建物取引業保証協会)では2018年も一人暮らしに関する意識調査を、「現在一人暮らしをしている」「今後一人暮らしをしたい/予定がある」方を対象に、インターネットパネルを用いた調査を実施。

調査結果サマリー


  • 一人暮らしは、孤独を感じるよりも、自由な生活を楽しむ気持ちが強い
    一人暮らしをするまでは不安や寂しさから「孤独」を心配するが、いざ一人暮らしが始まると自由気ままな生活を楽しんでいる人が多い。
  • 「お金」や「仕事の成功」よりも「幸せ」が大切!一方で「夢がない」人も多い結果に!
    多くの夢をもっているのは女性18~29歳。仕事や職業に関する夢は、男女の18~29歳で相対的に高い。
  • 一人暮らしの家に人(友達・恋人・知人・家族)が来る頻度は「月0日」が最も多い結果に!
    男性40~49歳は友達・恋人・知人の自宅への来訪は66.2%が「月0日」、家族と会うのも27.6%が年0日と最も少ない。
  • 一人暮らしの冷蔵庫の三種の神器は、「卵」「ヨーグルト」「牛乳」
    卵、ヨーグルト、牛乳に続いて、野菜、納豆、お茶、水と続く。
  • ご近所の迷惑行為、約半数が「騒音」に迷惑を感じたことがある
    このうち「直接注意したことがある」や「管理人などに相談したことがある」がいずれも1割を超える。
  • 部屋着は外で来ている服と変わらない人が意外と多く、何も着ない人も一定数いることが!
    部屋着が外で来ている服と変わらない層は18~29歳男性と50歳以上女性が最も多く、この2つの世代で部屋専用の服を求めていない共通点が見受けられる。何も着ない人の層は18~29歳一人暮らしの層が8.2%と最も高い数値に。

調査結果


①一人暮らしをする前は孤独が心配だが、いざ一人暮らしをすると自由を謳歌している!

今回の調査では一人暮らしは、“孤独”よりも“自由気ままな生活を楽しむ”気持ちのほうが強いことが分かりました。「とにかく自由気ままなところがいい」が51.9%で半数を超え、「自由だけれど、その中で自分で考え行動する力が身につくところがいい」が26.5%で続いており、自由であること自体を楽しむ意識が垣間見られます。一方で「病気や体調が悪いとき、落ち込んだとき」は39.3%の人が孤独を感じると回答しました。

②現代の一人暮らし者は、「お金」、「仕事の成功」より「幸せ」を重視!一方で「夢はない」が1/4もいる。

「夢についてお教えください」との問いに対して、1位「幸せになる」、2位「お金もちになる」、3位「仕事や職業に関する夢」がトップ3であるとともに全体の3割を超えました。一方で夢を持っていない人が23.6%と、2割強いることも明らかになりました。
なお、夢は、一人暮らしの有無よりも性・年代差が影響しており、男女共通で18~29歳の若い年齢層に多いですが、より多くの夢をもっているのは女性18~29歳という結果になりました。
「特に夢はない」のスコアは、年齢と比例して高くなる傾向を示し、50歳以上男女のスコアは30%を超えます。
また、その他で挙がった主な夢として、「ピアニスト」「卓球選手」「ペットと暮らす」「海外移住」「健康」「子供の成長」「老後の安心」「無事に死ぬ」等と回答した人もいました。

③半数以上の人が家に友人・知人や彼女・彼氏が来る頻度は「月0日」と回答

月に家に友人・知人や彼女・彼氏が訪ねてくるのは「0日」が52.8%と半数を超え、一人暮らしの家に友人・知人や彼女・彼氏が訪ねてくる日数はそれほど多くないことが分かりました。
「0日」と回答した人を除くと、平均訪問日数は月に6.6日で、約5日に1日は友人・知人や彼女・彼氏が訪ねてきていることになります。平均訪問日数が多いのは男性40代で、平均日数は8.6日に達しています。一方、女性40歳以上の平均日数は6日を切っており女性は年齢が高くなるに伴って「0日」の構成比が高くなる傾向を見せております。※平均日数は「0日」を除いた人をベースに算出。

④男性30歳以上はプライベート空間が確立している傾向が強く、家族と会う日数「0日」が多い。全体平均では家族と会うのは1ヵ月に2日程度。

家族の方と年間に何日くらい会うかを調べました。全体平均の日数は24.8日/年で、約14日に1日(月に2日程度)は家族と会っている結果となりました(平均日数は「0日」を除いた人をベースに算出)。平均日数が多いのは男性よりも女性が多く、特に40歳以上は30日を超えており、特に、女性50歳以上は「100日以上」が12.3%と1割を超えています。一方で、男性30歳以上では「0日」が多くなっています。

⑤一人暮らしの冷蔵庫の三種の神器は、「卵」「ヨーグルト」「牛乳」。女性30歳以上が手作り、自炊の傾向が強い。

冷蔵庫の中にいつも入っている食材・食品を調べました。3つまで自由回答可能としたところ、全体では定番と思われる「卵」「ヨーグルト」「牛乳」がトップ3となりました。男性30歳以上と女性18~29歳は冷蔵庫の中に必ず入っている食材・食品そのものが少なく、一方で女性30歳以上は定番食材・食品を中心に、冷蔵庫の中にいつも入っている食材・食品が多い傾向がありました。また、少数ではありますが冷蔵庫がない、との回答もありました。デスソース、プロテイン、ウエイパー(味覇)など少数ながら特徴的な食材も上がりました。

⑥ご近所の迷惑行為、約半数が「騒音」に迷惑を感じたことがあり、「直接注意したことがある」や「管理人などに相談したことがある」がいずれも1割超。

「特に行動したことも迷惑だと思ったこともない」がほとんどの項目で半数を超え、居住者同士がお互いに基本的な生活マナーを守っていることがわかりました。ところが「騒音」については、約半数の47.7%が迷惑だと思った経験があり、そのうち「直接注意をしたことがある」、「管理人などに相談をしたことがある」がいずれも1割を超えるなど、一人暮らしをする際のマナーとしては騒音をたてないことが一番大切であることもわかりました。

⑦部屋着は特になく、部屋では外で来ている服と変わらない人が26.2%も。また、部屋では何も着ない人は現在一人暮らしの中では100人中約6人も!

「部屋専用の服」が圧倒的に多いですが、「外で来ている服と変わらない」が26.2%と続きます。「部屋専用の服」は30歳以上 現在一人暮らしで多く、「外で来ている服と変わらない」は18~29歳男性と50歳以上女性が32.5%と最も多く、この2つの世代で部屋専用の服を求めていない共通点が見受けられます。
また少数ではありますが、「アンダーウエアー(下着のみ)」は全体で8.2%、「部屋で服は着ていない/全裸」は4.6%になり、特に女性と比べ男性は「アンダーウエアー(下着のみ)」が多い結果となりました。
「部屋で服は着ていない/全裸」は18~29歳現在一人暮らしの層が8.2%と最も高い数値となっております。

調査概要


調査対象とサンプル数:18歳以上の個人男女計2,800名
 <対象層①> 現在一人暮らしをしている (男女:1,374名)
 <対象層②> 今後一人暮らしをしたい/予定がある (男女:1,426名)
調査地域:全国
調査方法:インターネットパネルを用いたWeb調査
調査期間:2018年1月26日(金)~1月29日(月)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[全国宅地建物取引業協会連合会]
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