副業についての調査(はたらこねっとユーザー対象) 

2018年06月26日

ディップは、総合求人情報サイト「はたらこねっと」において、「はたらこねっとユーザーアンケート –副業について–」を実施しました。

 2016年9月、安倍総理大臣による「働き方改革実現推進室」の設置以降、少子高齢化に伴う労働人口の減少の対策として、多様な働き方の実現に向けた取り組みが進んでいます。その「働き方改革」の一環として、経済産業省は「労働生産性の向上」(※1)に向けて副業・兼業を促進しておりますが、一方で厚生労働省は「長時間労働の是正」(※2)に向けて副業・兼業に歯止めをかけるような発表をしています。そこで、今回「はたらこねっと」では、このような議論の的となっている副業の実態についてアンケートを実施しました。

(※1)経済産業省発表:「働き方改革」と「人づくり革命」の最近の動向について
(※2)厚生労働省発表:「労働時間に関する制度の見直し」

調査結果


「副業(Wワーク・掛け持ち)をしたことがある」56%
副業をする理由として「生活費の足しにするため」、副業をしない理由として「本業で忙しくて時間がない」

 副業の経験について尋ねたところ、「副業をしたことがある」56%と、半数以上があると回答しました(Q1)。副業をする理由として、「生活費の足しにするため」40%が最多で、次いで「空いている時間を有効活用したかったため」16%、「自分で使える自由なお金が欲しかったため」15%と続く結果となりました(Q2)。一方で、副業をしない理由として、「本業で忙しく時間がないため」17%が最多となり、「時間」「職種」等の条件に合った副業がないという回答も挙がりました(Q3)。

副業経験者の本業は「パート・アルバイト」33%、「派遣」32%
副業をする際の雇用形態は「パート・アルバイト」65%が最多
非正規雇用で働く人のほうが副業(Wワーク・掛け持ち)を行っている傾向に

 副業経験者の本業と副業の雇用形態について伺いました。本業の雇用形態は、「パート・アルバイト」33%が最多となり、次いで「派遣」32%、「正社員」23%と続きました(Q4)。
 副業をする際の雇用形態は「パート・アルバイト」65%が最多となり(Q5)、本業と副業の雇用形態の組み合わせとして、「パート・アルバイト」×「パート・アルバイト」22%が最多となりました。特に「パート・アルバイト」「派遣」で掛け持ちしているケースが多く、非正規雇用で働く人の方が副業を行なっている傾向にあることが伺えます(Q6)。

副業の職種は「飲食・接客」30%が最多
副業での収入金額は「3~5万円未満」31%、次いで「1~3万円未満」が29%

 副業経験者に、どのような職種の副業をしているか尋ねたところ、「飲食・接客」30%が最多となりました。次いで「軽作業」14%、「一般事務・営業事務・データ入力」13%、「販売・レジ」12%と続きました。「その他」の回答では、「ダンス・ピアノの講師」「ウェブ関連のデザイン」「歯科助手」等のスキルを活かした仕事や、「買い物代行」「タクシー洗車」「覆面調査」等、気軽にできる仕事が見られました(Q7)。
 また、副業での収入金額について尋ねたところ、「3~5万円未満」31%が最多、次いで「1~3万円未満」29%、「5万~10万円未満」25%と続き、結果「1~5万円未満」で60%、「1~10万円未満」で85%を占めました(Q8)。

調査概要


実施機関:ディップ株式会社
調査対象: はたらこねっとユーザー
実施時期: 2018年2月13日(火)~2018年3月11日(日)
調査手法:インターネット調査
有効回答数:1,334

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