アウトドアレジャーに関する調査(20~69歳の男女対象) 

2018年06月26日

マクロミルは、2018年夏に体験したいアウトドアレジャーに関する調査を実施。

梅雨が明けたら夏本番!夏休みの予定を本格的に決めよう、レジャーの準備をしておこうと考え始める方も多いのではないでしょうか。アウトドアショップの店舗やECサイトなどでは、様々なアウトドアグッズ、バーベキュー用品などが並んでいます。また近年では、贅沢キャンプ「グランピング」も流行のようです。そこで、アウトドアに対する意識や関連グッズの所有状況、購買意向を探るべく、夏レジャーの1つ、「アウトドア」をテーマに調査を実施しました。対象は、全国20~69歳の男女1,000名です。

調査結果TOPICS


  • “アウトドア好き”は6割。アウトドアの魅力は、「清々しい空気」「景色・景観」「ストレスが解消できる」
  • アウトドアが好きではない理由、「虫が苦手」が最多!半数超
  • 2018年夏に体験したいアウトドアレジャー ランキング!
    1位「バーベキュー」40%、2位「キャンプ」22%、3位「海水浴」21%
  • 宿泊ありのキャンプ経験率は61%。キャンプ経験者のうち、「年に1回以上」キャンプをする人は18%
  • キャンプで泊まりたい場所は、「ログハウス・コテージ」等が最多の58%、話題の「グランピング施設」は21%。「ログハウス・コテージ」「グランピング施設」共に、男性より女性の方が泊まりたい割合が高い
  • 5人に1人以上が「シュラフ(寝袋)」を所有。今後欲しいキャンプグッズは、「テント」19%が最多

調査結果


■“アウトドア好き”は6割。アウトドアの魅力は、「清々しい空気」「景色・景観」「ストレスが解消できる」

最初に、アウトドア全般に対しての好き嫌いや、好きな人はどのような点が魅力だと思っているのか、意識を調査しました。アウトドアが好きか嫌いか、という問いでは、“好き”と回答した人は合計60%で、内訳は「好き」が19%、「まあまあ好き」が41%となっています。

アウトドアが“好き”と回答した599名に、アウトドアの魅力を尋ねました。最多は「清々しい空気」で74%、2位が「景色・景観」67%と、“自然”に関する回答が上位2つに並びました。3位が「日頃のストレスが解消できる」で64%、4位が「日常を忘れることができる」で63%でした。自然を楽しむことに次いで、日常からの解放を理由に挙げている人が多い結果です。また、アウトドアの魅力について、自由回答形式で具体的に尋ねた結果も、一部抜粋してご紹介します。

●アウトドアが好きな理由
ベース:全体(n=599)/自由回答から抜粋

  • 空気がよりおいしく、ご飯もより楽しくおいしくなること。気分転換になる。(男性24歳、兵庫県)
  • 外で食べるごはんがおいしい。仲間と協力して仲良くなれる。(女性32歳、大阪府)
  • 自然に触れ合える。キャンプ等では日常では起きない問題をみんなで解決して行く楽しさを感じる。(男性33歳、山口県)
  • リフレッシュできる。 普段の生活から解放されて、身も心も軽くなった気持ちになる。(女性34歳、新潟県)
  • 自然とふれあえて、ストレスの解消になる。子供のころを思い出せる。(女性34歳、静岡県)
  • 自然の中に居ると日常なら不便に感じてイライラしてしまうこともたいした事に感じないし、時間と自然と成り行きに身を任せてしまおうと、大らかな気持ちになる。(女性35歳、長野県)
  • バーベキューなど屋外で気の合う友人と飲食をすると、気分が開放的になり良い気分転換、ストレス解消になる。(女性38歳、秋田県)
  • 大自然の中で、デジタルから切り離されて、時間の縛りなく過ごすことができること。(女性39歳、兵庫県)
  • 子供が成長する。親も一緒に学べる。思い出ができる。家族の絆が深まる。(女性40歳、石川県)
  • テレビやゲームの無い自然の中で、限られた道具で遊び方を考えたり、料理をしたりすることを子供に経験させるのは、素晴らしい事だと思います。火の大切さや、自然の怖さや美しさ、家の中では感じられない大事な経験だと思います。(女性50歳、神奈川県)
  • 自然の環境で生き抜いている植物たちと触れ合い、植物の生命力、生態系、それぞれが持つ不思議さに驚き、感銘し、自分の生き様とあまりにも違うことに感動し、この先の生き方の参考になることが多い。(男性68歳、千葉県)

■アウトドアが好きではない理由、「虫が苦手」が最多!半数超

それでは、逆にアウトドアが好きではない人の理由は何なのでしょうか。アウトドアが“好きではない”と回答した401名に、その理由を尋ねました。その結果、「虫が苦手だから」が最多で54%。自然の中で楽しむアウトドアに、虫はつきもの・・・かもしれませんが、半数超が理由として挙げています。また、「虫が苦手だから」と回答した男女の割合には差が見られ、男性は34%、一方女性は2倍近い66%にのぼります。

■2018年夏に体験したいアウトドアレジャー ランキング!
1位「バーベキュー」40%、2位「キャンプ」22%、3位「海水浴」21%

さて、この夏はどのようなアウトドアレジャーに人気が集まるのでしょうか?2018年の夏に体験したいと思っているアウトドアレジャーは何かを尋ねました。

1位は「バーベキュー」で40%。現地で機材レンタルや食材調達ができ、手ぶらで行けるバーベキュー施設も増え、手軽に楽しめるようになったことも、人気の理由の1つかもしれません。続いて、2位「キャンプ」22%、3位「海水浴」21%、4位「釣り」20%、5位は「ピクニック」18%でした。

■宿泊ありのキャンプ経験率は61%。キャンプ経験者のうち、「年に1回以上」キャンプをする人は18%

『2018年夏に体験したいアウトドアレジャー ランキング』の2位だった「キャンプ」は、1位のバーベキューや3位の海水浴に比べ、様々な準備や知識も必要そうです。その「キャンプ」にフォーカスし、調査結果を見ていきます。

前提として、キャンプはどのくらいの人が経験したことがあるのでしょうか。過去に宿泊を伴うキャンプをした経験を尋ねたところ、経験が「ある」が61%、「ない」が32%でした。「ある」と回答した612名にキャンプをする頻度を尋ねると、67%は、4~5年に1回よりも少ない頻度と回答しました。過去に1回だけキャンプをしたことがあるという方や、子どもの頃に経験しただけ、という方も多いのかもしれません。一方で、「年に1回以上」キャンプをしている人は18%と約5人に1人が該当します。キャンプが好きな方は、毎年行くなどで楽しんでいるのでしょうか。

■キャンプで泊まりたい場所は、「ログハウス・コテージ」等が最多の58%、話題の「グランピング施設」は21%。「ログハウス・コテージ」「グランピング施設」共に、男性より女性の方が泊まりたい割合が高い

宿泊を伴うキャンプをした経験がある方612名に、泊まったことがある場所と、今後泊まりたい場所を尋ねました。

泊まったことがある場所は、「一般のキャンプ場」が85%でダントツ、次いで「ログハウス・コテージ・ロッジ・バンガロー」が44%、「オートキャンプ場」が24%でした。近年話題の「グランピング施設」の利用経験者はわずか2.5%です。

今後泊まりたい場所は、多いものから「ログハウス・コテージ・ロッジ・バンガロー」58%、「一般のキャンプ場」42%、「オートキャンプ場」29%でした。話題の「グランピング施設」や「トレーラーハウス」は2割の方が今後泊まりたいと回答しています。また、男女で傾向に差が見られ、女性の方が「ログハウス・コテージ・ロッジ・バンガロー」や「グランピング施設」といった、いわゆる一般的なキャンプよりも水周りや電気などが整っている施設が多い場所が選ばれています。

■5人に1人以上が「シュラフ(寝袋)」を所有。今後欲しいキャンプグッズは、「テント」19%が最多

アウトドアショップの店舗やECサイトなどには、キャンプグッズも数多く並んでいます。そこで、すでに持っているキャンプグッズ、今後欲しいと思われているキャンプグッズについて確認しました。

持っているキャンプグッズでは、多いものから順に「クーラーボックス」34%、「アウトドアチェア」27%、「バーベキューコンロ」22%、「シュラフ(寝袋)」22%、「アウトドアテーブル」21%が上位5位に並びました。日帰りのバーベキューなどアウトドア全般で利用できるグッズが並んでいる中で、4位にだけはキャンプでの宿泊に必要な「シュラフ(寝袋)」が挙がっており、5人に1人以上が所有していることがわかりました。

今後欲しいキャンプグッズでは、「テント」19%、「ハンモック」13%、「バーベキューコンロ」12%、「アウトドアテーブル」11%、「シュラフ(寝袋)」10%が上位5位に並びました。

調査概要


調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2018年6月7日(木)~ 2018年6月8日(金)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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