2018年人材不足に関する調査 

2018年08月08日

マンパワーグループは、日本を含む世界43カ国・地域の雇用主を対象に、「昨年と比べて人材確保に苦労しているか」「人材確保が困難なスキル」「人材確保のために何をしているか」について調査を行い、その結果を発表しました。

調査結果


昨年と比べて人材確保に苦労しているか

12回目を迎える本調査は、世界43カ国・地域における6業種の雇用主39,195人を対象に実施。人材不足を感じている雇用主は、前回の結果を5パーセント上回る45%に達しています。国別では、89%の日本が前回に引き続き、世界で最も人材不足感の強い国となり、続いてルーマニア(81%)、台湾(78%)、香港(76%)、ブルガリア(68%)という結果でした。(図1、図2参照)

人材確保が困難なスキル

オンライン販売の増加、物流サービスやラストワンマイルデリバリーの重要性など、消費者主義の広がりを受け、運転手やカスタマーサービス要員の需要が増加し続けています。しかし、その仕事内容は10年前と一変しており、変化し続ける職務に対応するためには新たなスキルと教育研修が求められています。

日本
1.エンジニア
2.営業/販売職
3.ITスタッフ
4.会計・財務スタッフ
5.技術者
6.カスタマーサポート
7.運転手
8.高度専門職
9.医療スタッフ
10.教師

グローバル
1.熟練工
2.営業/販売職
3.エンジニア
4.運転手
5.技術者
6.ITスタッフ
7.会計・財務スタッフ
8.高度専門職
9.事務サポートスタッフ
10.製造スタッフ

人材確保のために何をしているか

スキル革命を迎えた今、新たな仕事が生まれる一方で時代遅れになっていく仕事もあります。既にある知識より、これから何を学ぶかが次第に重要になっていることに、企業も気づいています。企業は、社員のスキルアップを通じて人材不足の解消に取り組み始めています。2014 年の 20% から上昇して、半数以上の企業が人材パイプラインを築くため、学習プラットフォームや能力開発ツールに投資しています。(図3参照)

人材不足を解消するための戦略
・教育研修・能力開発の充実 54%
・学歴・経験などの必須資格の緩和 36%
・既存の人材プール以外からの採用 33%
・手当・福利厚生の充実 32%
・新たな就労モデルの活用(フリーランス、プロジェクト単位雇用など) 30%
・給与の引き上げ 29%
・フレックス勤務、在宅勤務の導入 23%
・業務のアウトソーシング(他社または海外へ) 16%
・いずれの戦略も実施していない 11%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マンパワーグループ]
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