共働き意識調査(0~10歳までの子どものいる20~40代のママ有職者) 

2018年08月22日

ベネッセコーポレーション発行の主婦向け生活情報誌「サンキュ!」とプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は、昨今増加している共働き家庭がかかえる課題について、共同で意識調査を行いました。

女性活躍推進法成立から2018年8月で3年経ち、今や共働き世帯は全世帯の約65%を占めており、男性の意識改革も進んでいると言われています。このたび、共働きママに、仕事と家事の効率化でできた時間を何に使いたいかと聞いたところ、1位「自由な追われない時間」、2位「子どもとの時間」、3位「心をリセットする時間」という結果となり、時間に追われるママたちのストレスが鮮明となりました。

また、仕事と家庭の両立に関する悩みを聞いたところ、1位「自分のストレス・健康」、2位「家事」、3位「子どもの急病」という結果になりました。自分のストレスが悩みとして上位にあがっている背景には、家庭での家事分担比率が、ママが9割と回答する家庭が最も多いことなどから、いまだ圧倒的な負担を共働きのママ側が背負っていていることが要因と考えられます。また、家事の効率化への関心が高いという調査結果も出ており、悩みの原因でもあり課題としても家事が大きな比率を占めることがわかりました。

調査サマリー


  • 共働きママが欲しいのは、
    1位「追われない自由な時間」・2位「子どもとの時間」・3位「心をリセットする時間」。
  • 共働きママが仕事と家庭の両立で悩んでいることは、
    1位「自分のストレス・健康」・2位「家事」・3位に「子どもの急病」。
  • 家事分担比率は、ママ:パパ=9:1が最も多い。子どもが病気の時に休むのもママ。
  • 現在興味関心があるのは、1位「子育て・教育」・2位「お金」・3位「家事の効率化」。

調査結果詳細


◆共働きママが欲しいのは「自分のための自由な時間」

自由な(追われない)自分の時間として使いたいという回答が群を抜いて高く、日々時間に追われるママたちのストレス・プレッシャーの高さを感じさせる。

日々、仕事と家庭の効率化を行ってできた時間を何に使いたいですか?
・自由な(追われない)時間 76.4%
・子どもとの時間 43.3%
・心のリセットの時間 41.4%
・家族との時間 26.2%
・自分の趣味の時間 24.0%
・家族旅行の時間 21.7%
・友人との時間 17.9%
・友達とのお出かけ(食事や飲み会等) 17.1%
・夫との時間 14.8%
・普段手間がかかってできない料理の時間 12.5%
・健康管理の時間 12.2%
・資格取得等の学びの時間 9.1%
・実家の親族との時間 4.2%
・その他 0%

◆共働きママの一番の悩みは「ストレス・健康」。次いで「家事」「子どもの急病」

自分のストレスや健康が72%超で1位に。料理や片づけなど家事が65%。子どもの急病や世話も62%と僅差。

両立生活の中で、悩んでいる・困っていることについて、教えてください。
・【内面】ストレス・健康 72.6%
・【家事】料理 65.4%
・【家事】掃除、片づけ 65.0%
・【子供】子どもの急病 63.1%
・【子供】朝・晩の子どものお世話 62.0%
・【外見】身だしなみ、美容 55.9%
・【家事】買い物 41.9%
・【仕事】職場の理解 41.0%
・【仕事】働き方(残業、出張、昇進など) 38.1%
・【仕事】仕事の量 37.6%
・【子供】保育園(送り迎え、園とのコミュニケーション) 33.9%
・【家事】洗濯 32.3%

◆家庭での家事分担比率はママ9:パパ1の家庭が最も多い。7割以上の家事を負担するママが8割。

夫がまったく負担しない家庭も1割あるなど、ママへの負担はまだまだ大きい。

家事分担について、あなたと夫(パートナー)のおおよその割合を教えてください。
・あなた:夫(パートナー)⇒6以下:4以上 18.3%
・あなた:夫(パートナー)⇒7:3くらい 19.8%
・あなた:夫(パートナー)⇒8:2くらい 22.4%
・あなた:夫(パートナー)⇒9:1くらい 25.1%
・あなた:夫(パートナー)⇒10:0くらい 11.0%
・あてはまるものがない 3.4%

◆共働き家庭では子どもが急病のとき、仕事を休むのはママが約8割。パパが休む家庭は1割以下。

家事分担比率が高いだけでなく、子どもの急病で休むという職場での負荷もママ側が圧倒的に大きい。

子どもが病気の時、看病はどうしていますか?
・母親が仕事を休んで看病する 79.1%
・母方の祖父母に頼んで子どもの看病をしてもらう 24.7%
・母親と父親と交代で休んで看病する 12.9%
・父方の祖父母に頼んで子どもの看病をしてもらう 11.8%
・父親が仕事を休んで看病する 8.4%
・病児保育で子どもをみてもらう 8.4%
・その他 1.5%

◆興味関心は「子育て・教育」「お金のやりくり」に次いで「家事の効率化」

自由な時間を作る手段として、家事の効率化に関心が高い。

現在、特に興味関心のあることはありますか?あてはまるものを全てお答えください。
・【ライフスタイル】子育て・教育等 66.2%
・【お金】毎月のやりくり 62.7%
・【全体】家事の効率化等 62.4%
・【お金】貯蓄・ライフプラン 62.4%
・【料理】レシピ・献立等 48.7%
・【健康】自身の健康 35.0%
・【リビング】収納等 33.5%
・【掃除】掃除・収納等 33.1%
・【ビューティー】自身の美容 32.3%
・【ライフスタイル】ママ友や学校・園との付き合い方等 24.7%
・【料理】キッチン周りのグッズ等 23.6%
・【リビング】インテリア等 22.1%
・【ライフスタイル】夫婦等 17.9%
・【洗濯】洗濯機・洗剤等 14.1%
・【料理】食洗器や洗剤等 13.7%
・【ライフスタイル】趣味等 13.3%
・【その他】 0.8%

調査概要


実施対象: 0~10歳までの子どものいる20~40代のママ(有職者)267名
実施期間・方法: 2018年6月 / インターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
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