ジュエリー・貴金属工芸品の消費実態意識調査(20才以上69才以下の男女対象) 

2018年08月23日

田中貴金属ジュエリー(GINZA TANAKA)は、一般消費者の「ジュエリー・貴金属商品についての価値観・嗜好」について調査を実施しました。調査対象は全国 20才以上69才以下の男女。

※ 貴金属工芸品とは貴金属(K18以上の金、銀、プラチナ)で作られた工芸品(置物、仏像/仏具、兜/雛人形、食器/酒器、大判/小判など)の総称です。

調査結果概要


■ジュエリーについての価値観・嗜好は、「デザインを優先して選ぶ」が最も高く、全体の約半数(53%)に。貴金属工芸品では、同じく「デザインを優先して選ぶ」(57%)が1位
ジュエリーについては、全体で「デザインを優先して選ぶ」(53%)が1位に。男女別の傾向では、女性は全体の傾向と大きな乖離は見られなかったが、特に20代男性では、「品質を優先して選ぶ」、「老舗ブランドの商品を買いたいと思う」、「購入するために貯金する」などの項目が女性と比較して高い傾向となった。(Q1データ)
貴金属工芸品購入経験者では、「デザインを優先して選ぶ」(57%)がジュエリーと同様に最も多いが、次いで「品質を優先して選ぶ」(54%)、「1つはしっかりしたものを手元に置いておきたい」(50%)、「貴金属の純度が高いものを選ぶ」(49%)の割合が高く、デザイン性だけでなく、品質も重要視していることがわかった。(Q2データ)

■貴金属工芸品購入経験者は年収700万未満の層が約半数を占め、ブライダルジュエリーの購入者は年収500万円未満の層が約半数に
過去5年以内にジュエリー・貴金属工芸品を購入した人*の世帯年収を調査したところ、貴金属工芸品の購入経験者は全体の約半数(49%)が世帯年収700万円未満で、世帯年収700万円以上の高所得者層に限らず、貴金属工芸品を購入していることが分かった。ブライダルジュエリーの購入者は世帯年収500万円未満の層が約半数を占める結果となった。(Q3データ)

■ジュエリー・貴金属工芸品購入のきっかけは「自分へのご褒美」が1位
過去5年以内にジュエリー・貴金属工芸品を購入した人の購入のきっかけは、女性用ジュエリー、男性用ジュエリー、貴金属工芸品購入経験者ともに「自分へのご褒美を買いたかったから」が1位となり、なかでも特に、男性用ジュエリー購入者、貴金属工芸品購入者における割合が大きい結果となった。また、カテゴリ別では、女性用ジュエリー購入者は「家族/友人/知人への贈り物・プレゼントを贈りたかったから」が特に高い割合となった。(Q4データ)

■ジュエリー・貴金属工芸品購入の際に重視する項目は、女性用ジュエリーでは「デザイン」「全体のサイズ感」が突出、男性用ジュエリーでは「ブランド」が高い傾向に
購入した商品の重視点は、「好きなデザイン」「長く使えるデザイン」「全体のサイズ感」「価格」が高い結果に。女性用ジュエリーでは「好きなデザイン」「全体のサイズ感」が突出したが、男性用ジュエリーでは「ブランド」(65%)が他のカテゴリに比べて突出した。また、貴金属工芸品購入者は貴金属の「品質」「純度」「資産価値」を重視する傾向が目立った。(Q5データ)
*5年以内に複数カテゴリを購入している場合は直近購入したカテゴリについて聞いたもの

調査結果詳細


Q1.次の「ジュエリーについての考え方」について、あてはまるものはどれですか(複数選択)
(対象者=ジュエリー購入経験者1,829人)

ジュエリー購入経験者1,829人にジュエリーについて聞いたところ、全体で「デザインを優先して選ぶ」(53%)が1位となりました。女性は全体の傾向と大きな乖離が見られませんでしたが、特に20代の男性で「品質を優先して選ぶ」、「老舗ブランドの商品を買いたいと思う」、「購入するために貯金する」などの項目が高くなり、「デザイン」や、「日常的に身に着けられる」ことを重視する女性に比べ、ブランドも重視する傾向にあることがわかりました。

Q2.次の「貴金属で作られた工芸品についての考え方」について、あてはまるものはどれですか(複数選択)
(対象者=貴金属工芸品購入経験者380人)

 貴金属工芸品購入経験者に貴金属工芸品について聞いたところ、「デザインを優先して選ぶ」(57%)が最も多く、以降「品質を優先して選ぶ」(54%)、「1つはしっかりしたものを手元に置いておきたい」(50%)、「貴金属の純度が高いものを選ぶ」(49%)が続く結果となりました。
また、サンプル数が限られるため参考値ではありますが、性別年代別で傾向を見ると、他世代と比較して特に男女20代では「老舗ブランドの商品を買いたいと思う」「資産形成の面でも期待している」が突出して高い数字となり、若年層であるほど老舗ブランドの信頼性や、資産形成に活用できるか否かを重視する傾向にあることがわかりました。また、男性30代と女性20代では「次世代に残せるものを意識して選ぶ」が他の世代に比べ突出して高い数字となり、貴金属工芸品を購入する若年層が、購入した貴金属工芸品を資産として子供などに引き継ぐことができるかどうかを重要視する傾向にあることがうかがえます。

Q3. 5年以内にジュエリー・貴金属工芸品を購入した人の対象者属性(世帯年収)

 5年以内にジュエリー・貴金属工芸品を購入した人の世帯年収を調査したところ、貴金属工芸品の購入経験者は全体の約半数(49%)が世帯年収700万円未満で、世帯年収700万円以上の高所得者層に限らず、貴金属工芸品を購入している傾向が顕著に表れました。一方、ブライダルジュエリーの購入者は全体の約半数(48%)が世帯年収500万円未満で、結婚を意識しはじめる若年層など、比較的年収の低い層がブライダルジュエリーを購入していることがうかがえます。

Q4. 5年以内にブライダルジュエリーを除くジュエリー・貴金属工芸品を購入した際の購入のきっかけは何ですか(複数回答可)

5年以内にブライダルジュエリーを除くジュエリー・貴金属工芸品を購入した人に購入のきっかけを聞いたところ、いずれの購入者でも「自分へのご褒美」が最も高い結果となりました。なかでも、男性用ジュエリー購入者、貴金属工芸品購入者の割合が大きくなっています。次いで「家族/友人/知人への贈り物・プレゼントを買いたかった」が多く、特に女性用ジュエリー購入者(28%)が突出しました。

Q5. 5年以内にブライダルジュエリー、女性用ジュエリー、男性用ジュエリー、貴金属工芸品のいずれかを購入した際に重視した点は何ですか(複数回答可)

 5年以内にジュエリー・貴金属工芸品を購入した人に購入の際に重視したことを聞いたところ、いずれのカテゴリも共通して「好きなデザイン」、「長く使えるデザイン」「全体のサイズ感」「価格」が高くなる結果となりました。
各カテゴリの比較では、女性用ジュエリーで「好きなデザイン」(90%)、「全体のサイズ感」(79%)が突出、男性用ジュエリーでは「ブランド」(65%)が特に高くなりました。また、貴金属工芸品購入者は「貴金属の品質」(55%)、「貴金属の純度」(51%)、「保管のしやすさ・メンテナンスの容易さ」(53%)、「資産価値」(46%)を重視する傾向が目立ちました。各種ジュエリー購入者と比較して、貴金属工芸品購入者が資産価値としての観点をより重要視している傾向がうかがえます。

調査概要


調査対象:全国 20才以上69才以下の男女
回答人数:3,000名
調査期間:2018年6月1日(金)~6月4日(月)
調査方法:インターネット調査

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