いまどきママの新常識調査(20代から40代の小学生までのお子さんがいるママ対象) 

2018年08月24日

博報堂こそだて家族研究所では、現代の子育てママの意識や実態を探るべく、20代から40代の小学生までのお子さんがいるママに調査を行いました。技術革新やグローバル化などを背景に、時代の転換に合わせた戦後最大規模の教育改革が2020年から始まりますが、現代のママたちはどのような子育て観を持っているのでしょうか。調査結果からは、ママが主となり全てを監督する子育てスタイルより、子どもの意思を尊重しながら、ママだけでなく、夫や周りの大人と一緒に子どもの成長を応援する「サポーター的子育て」を志向する実態がみえてきました。

調査結果まとめ


■子育てにロールモデルがない時代
  • 「子供が生きる未来は、自分が生きてきた時代とは全く違うものになると思う」に9割以上が同意。
  • 「将来子供になって欲しい職業がある」には、7割弱が同意せず。
■子どもの意思に任せて色々トライ
  • 子供の習い事は、「何かに絞って取り組ませる」より、「色々経験させてみる」ママがどの子供年齢でも6割以上と多数派。
  • 子供が嫌がる習い事は「続けさせる方が良い」より「続けさせない方が良い」が6割以上と多数派だが、子供が大きいほど「続けさせる方が良い」派が増える。
  • 利用経験のある子供の習い事は、「運動教室」が3割強と最も多く、次いで「学習教室」17%、「英会話・英語教室」16.1%。
■ハードルは低めに設定し、褒めて伸ばす
  • 子供の成長には、「大きな挑戦の経験」より「小さな挑戦の積み重ね」を大事にするママが、どの子供年齢でも約9割。
  • 「子供に対して、できなかった部分が大きくても、小さなできた部分を褒めたい」ママは、どの子供年齢でも8割以上。
  • 子供が小さいほど、「小さな挑戦の積み重ね」「小さなできた部分を褒めたい」意識は高い。
■子どもの個性を尊重する「個育て」
  • 「子供の意見をできるだけ尊重したい/している」ママが、どの子供年齢でも多数派で、特に就学前幼児で9割弱と多い。
  • 「子供のタイプによって、子育て方針を変えた方がよいと思う」ママの方が、どの子供年齢でも約9割と圧倒的に多い。
  • 「特技になりそうな習い事」をさせたい気持ちは、小学生で7割以上と高く、特に低学年の子供のいるママで高い。
■パパや周りの大人と一緒に子どもをサポートしたい
  • 「子育てには、できるだけたくさんの大人に関わってもらった方がよいと思う」ママが9割弱。
  • 「日々の子供の成長や行動をこまめに夫や身近な人と共有したいと思う」ママも9割弱。
  • 「子供・家族の写真・動画」「子供・家族の近況やニュース」「子供のスケジュール」「子供の園・学校での日常に関する情報など」、子供に関する情報や思い出を、配偶者を中心に、両親やママ友、園や学校の先生などと幅広く共有。

調査概要


■調査地域:全国
■調査時期:2018 年 3 月末
■調査対象:20 代~40 代で 0-12 歳の子供がいるママ N=1,237 名
※今回の結果発表では、長子 3 歳以上のママのみで分析 N=1,004 名(就学前幼児(3-6 歳)393 名/小学校低学年(7-9 歳)318 名/小学校高学年 293 名)※ママ年代・長子年齢の人口構成比でウェイトバック集計
■調査手法:インターネット調査
■調査設計・分析:博報堂こそだて家族研究所
■調査実施:株式会社マクロミル

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