AI技術に関する調査(20~69歳以下の正社員男女対象) 

2018年09月04日

立教大学経営学部の春学期科目「eビジネス&マーケティング」(担当:大嶋淳俊先生)を受講した学生と総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、2018年7月5日(木)~2018年7月9日(月)の5日間、全国の20~69歳以下のパート・アルバイト・派遣を除く正社員男女1000人を対象に「AI技術」をテーマにしたインターネットリサーチを共同で実施いたしました。

調査結果


Q1. あなたが以下の商品・サービスの中でAI技術だと考えるのはどれですか。(複数回答)【n=1000】
まずAI技術が使用されていると考える商品・サービスを伺いました。全体では「自動運転」が76.9%と最も多く、「スマートスピーカー」62.2%、「AlphaGo」60.8%と続きます。年代別だと、20代の「電卓」、60代の「掃除用ロボット」、「エア・コンディショナー」が他年代に比べて高くなっています。

Q2. 「AI技術」についてあなたのお気持ちに近いものをお答えください。(単数回答)【n=1000】
次に本アンケートでのAI技術(「コンピューターが、人間と同じように知識をもとに予測をすることができる」技術)について、好感度を伺いました。全体では「とても好意的」「好意的」と回答した人が52.2%であるに対して、「好意的ではない」「全く好意的ではない」と回答した人は7.8%となっています。特に20代は「とても好意的」と回答した人が18.5%と他年代に比べて多くなっています。

Q3. 前問でお答えになった理由をお答えください。(自由回答)【n=1000】

【とても好意的・好意的】
・人の仕事を少しでも手伝ってくれるような機能があったら便利だと感じるから(25歳女性)
・ヒトだと感情がはいるので 冷静な判断が出来かねる場合もあるから(52歳男性)
・人間の知識では考えられないようなことをしてくれると思うので(66歳女性)
・これからの労働人口減少社会の中で効率化を図る技術が必要となってくるから(61歳男性)
・技術の進歩を感じる(女性38歳)

【全く好意的ではない・好意的ではない】
・そのうち人間がコンピューターに支配される(49歳男性)
・人間でコントロールできなく恐れがある(40歳男性)
・人間の仕事を奪ってしまいそうで怖いから(25歳男性)
・人間が信用されなくなるから(27歳男性)
・人間の存在価値がなくなる(29歳男性)

前問で回答した理由をお聞きしたところ、好意的な理由としては、利便性や人間の能力を補完する力が発揮できること、労働力不足の解消が主な意見として挙げられました。一方、好意的でない理由として人間がコントロールできない、仕事がAIに奪われ人間の価値が下がるといった意見が集まりました。

Q4. あなたの現在の就業先ではAI技術を導入していますか。または導入を検討していますか。(単数回答)【n=1000】
現在の就業先でAI技術の導入有無を伺いました。現在の職種について、「財務・会計・経理」の人と、それ以外の職種の人の2グループで比較しました。現在のAI技術を「導入している」と回答した人は財務・会計・経理が3.5%に対し、財務・会計・経理以外が7.1%となりました。また、「導入も検討もしていない」と回答している財務・会計・経理は57.5%であり、財務・会計・経理以外の47.3%に対し10ポイント以上差をつけています。

Q5. AI技術を導入(検討)していることで、どのような変化が起きていますか。※AI技術の導入を検討している方は、イメージで構いませんのでお答えください。(複数回答)【n=197】
全体では「作業の効率化」が50.8%と最も高く、次いで「作業時間の短縮化」49.7%、「人員削減に貢献」43.1%と続きます。財務・会計・経理は、「作業時間の短縮化」55.3%、「作業の簡略化」47.4%と回答する人が多く、AI技術を導入することで単純作業が減り、効率的に仕事が運んでいるようです。その一方で、「作業フローの見直し」「新サービス発足」はその他の職種の人と比べて変化を感じていないようです。

Q6. あなたの現在の担当業務に、AI技術は必要だと思いますか。(単数回答)【n=1000】
現在の担当業務にAI技術が必要かどうかお聞きしたところ、職種にかかわらず、「絶対必要」「必要だと思う」と回答した人が約4割となりました。

Q7. 前問で【現在の担当業務にAI技術が必要だと思う】と回答した理由を以下の選択肢のなかからお答えください。(複数回答)【n=401】
前問で現在の担当業務にAI技術が必要だと思うと回答した人に、その理由を伺いました。「作業効率があがるから」という理由が54.6%と最も多く、次いで「人為的なミスが避けられるから」49.9%、「作業時間が短縮できるから」47.1%と続きます。職種別に見ると、財務・会計・経理の「人為的なミスが避けられるから」と回答した割合が、財務・会計・経理以外に比べて8ポイント高くなっています。

Q8. AI技術はあなたの就業先の10年後にはどの程度影響を与えると思いますか。(単数回答)【n=1000】
AI技術が10年後の自身の就業先にどの程度影響を与えるかについて伺いました。全体では「とても影響があると思う」「影響があると思う」と回答した方は45.9%で、「影響はないと思う」「影響は全くないと思う」と回答した人の16.8%に30ポイント近く差をつける結果となりました。

Q9. 前問で【AI技術は10年後、自身の就業先に影響を与えると思う】と回答した方に伺います。なぜそう思うのか理由をお答えください。(複数回答)【n=459】
前問でAI技術が影響を与えると思うと回答した人に、理由を伺いました。全体では「労働時間が減ると思う」と回答した人が44.9%と最も多くなりました。財務・会計・経理以外の人は「事業規模が拡大する」が18.6%と、財務・会計・経理の人に10ポイント以上差をつける結果となりました。

Q10. AI技術の台頭により、将来的にわたしたちに必要となるスキルや技術はなんだと思いますか。(複数回答)【n=1000】
AI技術が進歩していく世界で、将来的に必要になるスキルや技術について伺いました。「コミュニケーションスキル」32.1%「大局的な視点」28.0%「独自性」24.2%が多くの回答を集めています。

調査概要


・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国20~69歳以下の正社員男女を対象に実施
・有効回答数:1000名(正社員、性年代別:各100名)
・調査実施日:2018年7月5日(木)~2018年7月9日(月)
・調査立案者:立教大学経営学部経営学科3年次1名

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[PRTIMES]
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