学習サービスの価格意識に関する調査(スタディサプリの有料会員のうち現役高校生・高校既卒者とその保護者対象) 

2018年09月11日

リクルートマーケティングパートナーズが提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、学習サービスの価格意識に関するアンケートを行いました。
調査対象は、オンライン学習サービス『スタディサプリ』の有料会員のうち進学希望者(現役高校生・高校既卒者)268人/会員の保護者948人。

調査結果概要


  • ①7割の子どもが金額の高さで有料学習サービスの利用をためらうと回答。
  • ②3割弱の子どもが有料学習サービスの利用を金額に関わらず全て保護者に相談しにくいと思っているが、9割以上の保護者は相談されると検討すると回答。
  • ③保護者の4人に1人が、「学習サービスに月額1万円以上をかけるのは検討が難しい」と回答。
  • ④子どもと受験勉強の費用に関する相談を十分にしていると思う、どちらかと言えばそう思う、と回答した保護者は約5割。

調査結果


■7割の子どもが学習有料サービスの利用をためらう

 今回の調査では、70. 1%の子どもが「家計への負担を考え、金額の高さで受験勉強のための学習サービスの利用をためらったことがある」と回答した一方で、42.9%の保護者が「お子様が家計への負担を考え学習サービスの利用をためらっていると感じたことはない」と回答しました。有料学習サービス利用の相談について保護者と子どもに「ためらい」意識のかい離があるようです。(図①)

■3割弱の子どもが学習の有料サービスは相談しにくいが、9割以上の親は相談されると検討する

 27.6%の子どもが「大学受験に向けて学習サービスを利用するにあたって、有料のサービスは全て保護者に相談しにくい」と回答しました。しかし一方で、親は「お子様から受験勉強のための学習サービスの利用を相談された際にいくら以上になると検討が難しくなりますか」という質問に対し、「有料のサービスは全て難しい」と答えた保護者は3.8%。つまり、96.2%の保護者は、相談されれば検討するという結果となりました。子どもは保護者の経済的負担などを考えて、保護者に「遠慮」する傾向がありそうですが、多くの保護者は子どもから相談された際、有料サービスも検討する傾向にあると言えます。(図②)

■学習サービスは月額1万円に壁!?保護者の25%超が「月額1万円以上は検討が難しい」

保護者のアンケート結果からは、学習サービスの値段に関して「検討の境目」がありました。「学習サービスにおいて、「月額1万円以上になると検討が難しい」と回答する保護者が25.5%いました。逆に子どもは、57.0%が学習サービスに対し、月額1万円より下の金額でも相談しにくいと思っており、学習サービスの金額に関して保護者と子でかい離がありました。1万円というと、塾・予備校においての1科目あたりの値段に近いので、その値段を参考にしているのかもしれません。(図②)

■相談を十分にしていると答える保護者は半数

 受験勉強にかかる費用についての相談を 「お子様と十分にしていると思いますか」という質問に対して、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答えた保護者は53.4%でした。大学・専門大学に進学すると決めているにも関わらず、なかなか親子で受験勉強の費用についての相談をしていないのかもしれません。(図③)

■子どもアンケート回答より。家計への負担以外で「教材」の利用をためらう理由(自由回答より抜粋)

・自分がしっかり教材を使うか自信がない、学校の教材で手一杯かもしれないと考える。
・塾、予備校等の講座の時間をたくさん取ってしまうと、宿題や予習等に取り組む時間が少なくなってしまうか
 ら。
・運営会社が信用できない会社(例:過去の上場廃止等)は親には相談しにくい場合がある。

調査概要


■調査対象:オンライン学習サービス『スタディサプリ』の有料会員のうち進学希望者(現役高校生・高校既卒者)268人/会員の保護者948人
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査時期:2018年6月19日~6月24日

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