「ベビーカー選び」に関する調査(ベビーカーを使用する子どもを持つ20~40代のママ対象) 

2018年09月19日

CTP JAPANは、ベビーカーを使用する子どもを持つ20~40代のママ500名を対象に、「ベビーカー選び」に関する調査をおこないました。

調査結果まとめ


  • ママたちがベビーカー購入時に重視するポイント1位は「軽さ」
  • しかし、ベビーカーが軽いことにより「安定感」や「操作性」が失われ、ひやりとしたり使いづらい思いをしたりすることも
  • ベビーカー選びにおいては、1つのポイントだけでなく「複数のポイント」を総合的に見る必要がある
  • さらに、ベビーカー購入後に「重視すべきだと考えるポイントが変わった」ママは半数以上
  • 具体的に購入前後で「重視ポイント」に最も差があった項目は「コンパクトさ」
  • 玄関での収納時、車のトランク、電車内など、「コンパクトさ」は日常生活のさまざまな場所で重要になってくる
  • 「コンパクトさ」以外に、「軽さ」による影響が出やすい「操作性」や「安定性」なども見落としがちなポイントである
    ⇒「軽さ」だけでベビーカーを選ぶのではなく、軽すぎることで失われがちな「安定感」や「操作性」、さらには購入前に見落としがちな「コンパクトさ」などを含めた“総合力”をチェックすることが重要

調査結果


■ベビーカー選びの重視ポイント1位は「軽さ」! 一方で意外な落とし穴も…

はじめに、現在使用中のベビーカーについて「選ぶ際に重視したポイント」を聞いたところ、「価格」(62%)や「デザイン」(53%)などを上回って、「軽さ」(64%)が最も多い結果となりました。

しかし一方で、軽さを重視したベビーカーの使用時に「困っていることがある」と答えたママは実に79%という結果に。具体的に「困っているポイント」としては、「段差でつまずきやすい・乗り越えづらい」(59%)、「ひっくり返って倒れてしまう」(42%)、「押しにくい」(29%)、「操作性が悪い」(21%)、「振動が気になる」(21%)などが上位となりました。

また、ママたちに「軽さ重視のベビーカーを使用していて困ったエピソード」を聞いた質問では、
●「歩道の段差をスムーズに乗り越えられず、前を持ち上げないといけないときがある」(38歳)
●「信号の段差にタイヤが引っかかったとき、勢いあまって前方にベビーカーを倒しそうになり危なかった」(36歳)
●「こどもが急にベビーカーから降りたときに後ろに倒れたことがあり慌てたことがある」(41歳)
●「小回りがきかず、スーパーの中などで曲がるときにモタついてしまう」(40歳)

などの回答があがりました。ベビーカーが軽いことにより「安定感」や「操作性」が失われて、ひやりとする出来事に出くわしたり使いづらさを感じたりするママが多いと言えそうです。実際に「ベビーカー選びで軽さを重視しすぎると、他のポイントが犠牲になると思う」と答えたママは約7割(69%)にのぼっています。

こうした結果をふまえ、あらためて「ベビーカー選びにおいては、1つのポイントだけではなく、複数のポイントを総合的に見る必要があると思いますか?」と聞いたところ、86%と約9割が「そう思う」と回答。ベビーカーは軽さなど特定の要素だけではなく、複数のポイントをふまえた「総合力」を重視すべきと考えるママが多いようです。

■「ベビーカー購入後に重視ポイントが変化」した先輩ママが半数以上に

それでは、ベビーカー選びにおいて「軽さ」以外に重視すべきなのはどのようなポイントなのでしょうか。

ベビーカーの使用経験をふまえてママたちに「あらためてベビーカーを選ぶとした場合、軽さ以外で重視するポイントはどこですか?」と聞いたところ、トップ3は「操作性」(77%)、「安定性」(69%)、「コンパクトさ」(65%)という結果になりました。

また、「ベビーカー購入後に、重視すべきだと考えるポイントは変わりましたか?」という質問では、52%と半数以上が「変わった」と答えています。購入前と購入後では、ママたちの注目ポイントにも違いが出てくるようです。

■購入前には気付きにくい!? 購入後に初めて重要性に気付くポイント1位は「コンパクトさ」

そして、購入前後で「重視ポイント」に最も差があった項目が「コンパクトさ」です。「購入前」に「コンパクトさ」を重視していたママの割合は29%にとどまっていましたが、「購入後」では65%にのぼっており、実に36ポイントもの差が生じています。「コンパクトさ」は、購入前には見落としがちであり、購入後になって初めて重要性に気付くポイントと言えそうです。

なお、具体的に日常生活において「コンパクトさ」の重要性を実感する場面としては、「ベビーカーが家の中で邪魔に感じることがある」(66%)、「車に積み込んだ時に場所をとる(もしくは乗せられない)」(60%)、「たたんで収納したときに圧迫感がある」(56%)、「電車内で大きさが気になる」(56%)などの回答が目立ちました。

また、ママたちの声としても、
●「玄関しか置く場所がないのだが、狭い玄関なのでとても邪魔になる」(33歳)
●「車の荷台が小さいので、ベビーカーを乗せると他に物が入らない」(38歳)
●「電車で移動するとき、混雑している場所、通路が狭いお店など、日常生活で意外と気になることが多い」(34歳)

などがあがっています。ベビーカー本体の大きさはもちろんのこと、折りたたんで収納したときのサイズも重要になってくるようです。

なお、購入前後で「重視ポイント」に大きな差が生じた項目としては、他にも「操作性」(34ポイント差)、「安定性」(29ポイント差)がありました。そしてこれら2つは、今回の調査において「ベビーカーが軽すぎることにより失われがちなポイント」として多くのママがあげていた項目でもあります。ベビーカーの「軽さ」を重視しすぎるあまり、「操作性」や「安定性」が犠牲になってしまい、購入後になって初めてその重要性に気付くママが多いと考えられます。

調査概要


・調査対象:ベビーカーを使用する子どもを持つ20~40代の母親500名 ※子どもの年齢(0~4歳)で均等割付
・調査期間:2018年8月28日(火)~8月31日(金)
・調査方法:インターネット調査

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