「SNS東京ノート」効果測定およびネット利用実態把握調査(小学生、中学生、高校生、教員対象) 

2018年09月26日

LINEは情報モラル・情報リテラシーの啓発活動の更なる強化およびネットトラブル防止に向けた研究のため、東京都教育委員会の協力のもと、「SNS東京ノート」効果測定およびネット利用実態把握調査を実施いたしました。本調査は2016年7月と2017年11月~12月の2回実施され、本報告書はその結果を報告書として取りまとめたものです。

調査結果サマリー


ネット利用実態把握調査では,特徴として以下の4点が挙げられる。

  • ① 小1-3の36%,小4-6の55%,中学生の80%,高校生の98%が,スマホを「自分のものとして」持っている。
  • ② 小1-3の17%,小4-6の26%,中学生の56%,高校生の70%が,ネットを「2時間以上」利用している。
  • ③ 小4-6の74%が,家庭で「インターネット・ゲーム利用に関するルール」を決めているが,中学生では54%,高校生では25%まで下がってしまう。
  • ④ 「インターネット上でイヤなことをされた」と回答した中で,中学生が約9%と最も多い。
こうした結果を踏まえると,80%がスマホを保有し,長時間利用やトラブルなどが顕在化しやすい中学生への情報モラル教育が依然として重要であること,さらに,小学校4-6年生の過半数が自分のスマホを所有していることから,トラブルを予防するという意味でも小学校からの段階的な情報モラル教育が重要であることが示唆された。

調査概要


■調査目的:
 ・小学校から高校までの児童・生徒の、インターネットの利用実態を把握する
 ・「SNS東京ノート」を活用した授業実施の効果を把握する
■調査手法:郵送調査
■調査対象者:東京都の平成29年度情報教育推進校等16校の教員/児童・生徒
■最終有効回答数:教員:第1回 399s、第2回 470s/児童・生徒:第1回 5,585s、第2回 6,028s
■質問数:教員:10問/小学校低学年:15問/小学校高学年~中高生:24問
■主な質問項目(生徒):
・ケータイ/スマホ保有状況
・平日のネット/ゲーム利用時間
・平日のLINE利用時間
・平日の動画サイト(YouTube等)利用時間
・家庭におけるネット/ゲーム利用に関するルールの有無
・家庭におけるネット/ゲーム利用に関するルールの遵守状況
・今年の4月以降、知り合いからネット上でされたこと
・最近、家族とネットやゲームを使うときのルールについて話をしたか
・ネット/ゲーム利用時に、家族との会話・ルールや学校で習ったことを思い出すか
・SNS東京ノートを使った授業では、積極的に話し合いに参加できたか
・SNS東京ノートを使った話し合いから、新しい気づきがあったか
・SNS東京ノートはわかりやすかったか など
■調査日時:第1回 2017年7月、第2回 2017年11月~12月
■調査主体:LINE株式会社

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