副業に関する調査(20代から60代有職者男女対象) 

2018年09月27日

楽天インサイトは、「副業に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2018年8月17日(金)から8月19日(日)の3日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の有職者の男女1,000人を対象に行いました。

調査結果


■有職者の約3割が副業経験あり

回答を得た有職者1,000人に副業(ここでの「副業」とは、本業以外に収入を得る手段・仕事のすべてを指します)経験があるかを聞いたところ、「現在副業をしている」と回答した人は14.1%、「過去に副業をしたことがある」は16.6%、「副業をしたことがない」は69.3%となり、約3割が副業を経験したことがあるという結果だった。
また、婚姻状況別の副業経験においては、既婚者の12.5%が、未婚者では16.3%が現在副業をしているとの回答だった。

■副業内容は「投資」、「接客・販売」が多い結果に

現在副業をしている人に、副業内容を聞いたところ、「投資(株式、不動産、仮想通貨など)」(13.5%)と回答した人が最も多く、次いで「接客・販売」(9.9%)、「不動産運用」(9.2%)、「ネットオークション・フリマアプリによる販売」(9.2%)となった。

■副業をしている理由は「給料が足りないため」がトップ、生きがいや趣味、仕事への不安からといった理由も

現在副業をしている人に、副業をしている理由を聞いたところ、「給料が足りないため」(47.5%)と回答した人が最も多く、次いで「趣味、生きがいのため」(36.9%)、「仕事がなくなったときの保険のため」(17.7%)となった。

上記の現在副業をしている人の副業理由を、本業の仕事に対する満足度別に見ると、満足している人(「満足している」+「ある程度満足している」)のトップは「趣味、生きがいのため」(38.2%)だったが、現在の本業に満足していない人(「あまり満足していない」+「満足していない」)は「給料が足りないため」(70.7%)だった。

同様に、副業理由を現在の本業収入に対する満足度別に見ると、収入への満足度が高い人は、低い人に比べて、「趣味、生きがいのため」(40.0%)、「仕事がなくなったときの保険のため」(25.0%)、「職業スキルの習得・向上のため」(25.0%)、「社会貢献のため」(17.5%)等が高い結果となっており、収入以外の理由が目立った。収入への満足度が低い人は「給料が足りないため」(62.9%)と回答した人が最も多かった。

■副業を行う頻度は「1週間に1度」以上が約7割を占める

副業の頻度を聞いたところ、「毎日」と「2~3日に1度程度」と回答した人がそれぞれ最も多く22.0%で、「1週間に1度」以上が約7割を占めた。

■副業で稼ぐひと月あたりの収入の中央値は20,000円~30,000円未満

副業で得られるひと月あたりの収入を聞いたところ、「30,000円~50,000円未満」が15.6%で最も高く、「100,000円~500,000円未満」(14.9%)、「50,000円~100,000円未満」(12.8%)が続いた。中央値(データを大きさの順に並べた時、中央に位置する値)は「20,000円~30,000円未満」だった。

■副業が会社の人に知られている人は半数以上

会社の人(同僚・上司・人事)が副業をしていることを知っているかどうかを聞いたところ、「知っている」が54.6%、「知らない」が45.4%だった。

■副業未経験者が副業をしない理由は「時間がないから」が最も多く、「会社で禁止されているから」という理由も

現在副業をしていない人(「過去に副業をしたことがある」+「副業をしたことがない」)に、副業をしていない理由について聞いたところ、過去副業経験者は「体力的に余裕がないから」(47.6%)が最も高く、「時間がないから」(43.4%)、「やりたい副業がないから」(19.3%)が続いた。
副業未経験者は「時間がないから」(34.2%)が最も高く、「会社で禁止されているから」(32.9%)、「体力的に余裕がないから」(28.6%)が続いた。

■副業未経験者は約4割が今後副業をする意向があると回答

現在副業をしていない人(「過去に副業をしたことがある」+「副業をしたことがない」)に、今後副業をする意向について聞いたところ、過去副業経験者では56.0%が意向あり(「したい」+「まあしたい」)と回答した。過去副業未経験者に関しては、副業の意向(「したい」+「まあしたい」)があると回答した人が41.4%いた。過去副業経験者の方が、副業意向が高い結果となった。

■「副業」に対するイメージは比較的ポジティブなものが多い結果に

「副業」に対するイメージを聞いたところ、全体では「空いている時間にできてよい」が40.5%でトップだった。副業経験のある人(「現在副業をしている」+「過去に副業をしたことがある」)と、副業未経験かつ意向がある人(「したい」+「まあしたい」)、副業未経験かつ意向がない人(「あまりしたくない」+「したくない」)で比較したところ、副業未経験かつ意向がある人は、「空いている時間にできてよい」(56.1%)、「収入が増えて助かる」(42.2%)、「儲かる」(20.6%)と、副業に対してポジティブなイメージが高く出ていた。一方、副業未経験かつ意向がない人は、「割に合わない」という回答が多く見られた。

調査概要


調査エリア:全国
調査対象者:20歳~69歳 男女 有職者
回収サンプル数:1,000サンプル
調査期間:2018年8月17日から8月19日
調査実施機関:楽天インサイト株式会社

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