中途入社後活躍調査 第1弾(従業員300名以上の企業に中途入社して5年未満の方対象) 

2018年10月09日

リクルートキャリアは、従業員300名以上の企業に中途入社して5年未満の方を対象にアンケート調査を行い、5,378名から回答を得ました。
当該結果を「中途入社後活躍調査」として取りまとめました。

調査実施の背景・調査の目的


昨今の求人意欲の高まりや働き方改革の機運の高まりを受け、企業の採用にはじまり人事部の活動はますます重要になっています。そうした状況を受けて、中途入社者が入社後に高い成果を出したり、長く働き続けたいと思うようになるにはどのような人事施策が有効なのか明らかにすることを目的に、調査を行いました。

調査の全体像


本調査は、学習院大学の守島基博教授に分析と分析の解釈に対する助言を頂き、取りまとめています。
分析については第2弾までを予定しており、今回は第1弾をご報告いたします。
【第1弾】「入社後の受入れ施策」は、パフォーマンス・離職意向度に影響するか?
【第2弾】どのような「入社後のコミュニケーション」が、パフォーマンス・離職意向度に影響するか?

第1弾調査結果のポイント


中途入社者の「パフォーマンスの向上」には「人事との定期面談」、「離職意向度の低減」には「上司との定期面談」が有効

  • 「入社後の受入れ施策の有無」は、中途入社者の「パフォーマンス」と「離職意向度」に影響することが確認できた
  • 特に、「パフォーマンス向上」には「定期的な人事との面談」、「離職意向度の低減」には「定期的な上司との面談」が最も好影響だった
  • 一方で、人事との面談実施率は低い結果となった

調査結果詳細


受入れ施策の効果

≪パフォーマンスへの影響≫
様々な施策の中で、「定期的な人事との面談」が最もパフォーマンスに好影響を与える結果となった。
また、どのような施策もパフォーマンスにマイナスに働くことはない結果となった。

≪離職意向度への影響≫
「定期的な上司との面談」が離職意向度を最も低減させる結果となった。一方で、 「中途入社者同士のコミュニティづくり」 や「定期的な入社後アンケート」は離職意向度を高める結果となった。

パフォーマンスへの影響中途入社者の受入れ施策離職意向度への影響
歓迎会など非公式イベント
中途入社者同士のコミュニティづくり×
導入研修
入社数か月後の集合研修
定期的な人事との面談
定期的な上司との面談
定期的な入社後アンケート調査×
教育・支援担当制度
(メンター・ブラザー・シスター)
労働組合からの説明
その他


◎ = 最も好影響 〇 = 好影響 × = 悪影響 ― = 影響なし

中途入社者の受入れ施策の有無

「歓迎会など非公式イベント」および「導入研修」は4割を超える実施率。「定期的な上司との面談」、「入社数か月後の集合研修」がそれに続き実施率が高いが、「定期的な人事との面談」は実施率が低い。

≪中途入社者向けの支援策(施策毎の実施率※複数選択可)≫
・歓迎会など非公式イベント 44.3%
・中途入社者同士のコミュニティづくり 15.4%
・導入研修 40.9%
・入社数か月後の集合研修 21.7%
・定期的な人事との面談 14.6%
・定期的な上司との面談 27.1%
・定期的な入社後アンケート調査 8.6%
・教育・支援担当制度(メンター・ブラザー・シスター) 10.4%
・労働組合からの説明 9.0%
・その他 0.2%

調査概要


■実施期間:2018年2月26日(月) ~2月28日(水)および3月28日(水)〜3月30日(金)
■調査対象:過去5年以内に従業員数300名以上の企業に正社員・正職員として中途入社された方
■回答数 :5,378名
■調査方式:webを使用したアンケート

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