「老後資金」に関する調査(20代から60代男女対象) 

2018年10月15日

クラウドポートは、「老後資金」に関するアンケート調査結果を公開しました。この結果、約9割の人が老後資金に対して不安をいだいているものの、4人に1人は具体的に必要な金額のイメージができていないと回答したことがわかりました。調査対象は、20代から60代の男女600名。

調査結果


・およそ9割の方が「老後資金に不安あり」と回答。

老後資金に不安があるかどうか尋ねたところ、85.7%の方が「ある」と回答。「ない」と回答した方は14.3%に留まり、2017年の調査に続き約9割の方が老後資金に対して不安を抱いていることがわかりました。

・年金受給年齢の引き上げで、老後に不安を感じる人は6割。
 漠然と将来に不安を感じる人も。


​では「不安がある」と回答した方は、どのような背景や理由によって不安を感じているでしょうか。最も多かった回答は「年金受給の年齢が引き上げられるから」(64.2%)でした。

次いで多かった回答は「特定の背景や理由はなく、漠然と不安」(43.2%)と、年金受給年齢の引き上げや、終身雇用という従来の雇用形態が崩れつつあること等、あらゆるニュースから自身の将来について考える機会が増え、不安となっていることが伺えます。

・老後資金に必要な金額は、4人に1人が「イメージできていない」

次に「老後に必要な金額はいくらぐらいのイメージがありますか?」という質問をしたところ、一番多かった回答は「わからない・イメージできない」(27.7%)で、4人に1人以上は老後に必要な資金について具体的に想像できていないということが判明しました。

次いで多かった回答は「3,001万円〜5,000万円」(24.5%)、こちらは2017年の調査で最も多くの方が選んでいた内容です。一般的な企業勤めご家庭モデルで考えると、毎月の年金支給額や退職金等といった企業からの手当を抜くと3,000〜5,000万円程の貯蓄があると安心と言われていることから、多くの方が目安としているようです。

・老後資金の準備開始は「30代」が最多
 2人に1人が「60歳まで」に準備が必要と回答


続いて「老後資金は何歳頃から準備しておく必要があると思いますか?」という質問に対して、最も回答が多かった世代は「30代」(32.2%)で、次に多かった「40代」(22.2%)を合わせると半数を超える結果となりました。結婚や出産を経て家族を持つようになると、より具体的に将来のことを考え始めることが推測できます。

また、「老後資金は何歳頃までに用意しておく必要があると思いますか?」という質問に対しては、約半数の人が「60代」(47.7%)と答えています。老後資金は「30~40代で準備し始め、60歳までには用意できている」姿をイメージとして持つ人が多いと推測できます。

・6割以上の人が老後資金の準備を行なっていない。
 準備を行なっている人の85%は、その方法として「貯金」を選択。


最後に「老後資金のために今準備していることはありますか?」という質問をしたところ、62.2%の方が「ない」と回答、「ある」と回答した方は37.8%に留まりました。

「ある」と答えた人が行なっている老後資金の準備方法としては「貯金」が最も多く85.5%、次いで多かったのが「年金」は41.4%という結果になりました。老後資金の準備方法としては、資産運用をするというよりも「貯蓄」がまだ一般的なようです。

調査概要


調査対象:20代から60代の男女 600名
調査手法:インターネット調査

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[PRTIMES]
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