プログラミング教育と学習に関する調査(小学生のお子さんを持つ保護者と、プログラミングスクールに通う小学生の保護者対象) 

2018年10月26日

GMOメディアが運営する、プログラミング教育メディア「コエテコ byGMO」は、小学生のお子さんを持つ保護者と、プログラミングスクールに通う小学生の保護者を対象に、「プログラミング教育と学習に関する調査」を実施いたしました。
なお、プログラミングスクールへ通う小学生の保護者への調査については、夢見るが運営するロボットプログラミングスクール「ロボ団」にご協力いただいております。

調査サマリ


①「小学校でのプログラミング教育必修化」認知度は約半数、7ヶ月前からほぼ変わらず
②大学入学共通テストへの「情報」導入検討、保護者の7割超が「知らない」
③「算数」「理科」それぞれの好き嫌いや平均点は?
 └ プログラミングスクール生は「算数」以上に「理科」を好きな子が多い
 └ プログラミングスクール生の平均点は「数学」90.6点、「理科」89.2点

調査結果


■「小学校でのプログラミング教育必修化」認知度は約半数、7ヶ月前からほぼ変わらず

 まずは、小学生のお子さんを持つ保護者を対象に「2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されることへの認知度」を調査しました。結果、「知っていた(51.6%)」がわずかに上回ったものの、「知らなかった(48.4%)」という回答と拮抗する結果となり、2018年2月(調査期間:1月下旬)に発表した調査(※1)と同様、小学生のお子さんを持つ保護者の認知度は約半数にとどまりました。
(※1)2018年2月20日発表「プログラミング教育に関する調査」(「コエテコ byGMO」と『月刊私塾界』の共同調査)

■大学入学共通テストへの「情報」導入検討、保護者の7割超が「知らない」

 2022年度から実施される新学習指導要領では、高等学校の科目としてプログラミングや情報セキュリティーの基礎などを学ぶ「情報Ⅰ」が必修化されることが決まっています。これに伴い文部科学省では、大学入試センター試験に代わる大学入学共通テストにおいて、2024年度のテストから「情報Ⅰ」を導入することが検討されています。そこで、小学生のお子さんを持つ保護者の「大学入学共通テストに情報科目の導入が検討されていることへの認知度」を調査しました。
その結果、7割超が「知らなかった(73.7%)」と回答し、まだ小学生のお子さんを持つ保護者の間での認知度は低いことがわかりました。

■習い事は「水泳」が最多、「何もやっていない」子も約2割

 続いて、小学生のお子さんを持つ保護者に「現在お子さんが習っていること」を尋ねたところ、「水泳(28.2%)」が約3割で最多となり、次いで「学習塾(22.2%)」「ピアノ(15.4%)」「英会話(14.1%)」が続きました。一方で、「何もやっていない(21.8%)」という子も2割超にのぼっています。
 また、「習い事を始めたきっかけ」については、「知人・友人が通っている(36.3%)」が約4割となり、「以前から興味があった(21.9%)」が続きました。知り合いが通っていることをきっかけに習い事を始める子が多いようです。

■「算数」「理科」それぞれの好き嫌いや平均点は?

~プログラミングスクール生は「算数」以上に「理科」を好きな子が多い~
 「数学離れ」「理科離れ」といった言葉がたびたびメディアに登場している昨今、子どもたちの「算数」や「理科」などの理系科目に対する苦手意識の表れや、興味関心の低下が問題となっています。そこで、小学生の「算数・理科に対する好き嫌い」を探るべく、小学生のお子さんを持つ保護者とプログラミングスクールに通う小学生の保護者に『お子さんの算数・理科の好き嫌い(保護者の所見)』を[1.とても嫌い~5.とても好き]の5段階で尋ね、比較しました(※2)。

 「算数の好き嫌い」については、一般の小学生(保護者の所見)が5段階のうち平均3.42、プログラミングスクール生(保護者の所見)が平均3.92となり、プログラミングスクール生の方が、全体的に算数を好きな傾向にあることがうかがえる結果となりました。中でも「5.とても好き(一般の小学生:18.7%、プログラミングスクール生:32.8%)」という回答については、プログラミングスクール生が一般の小学生を14ポイント超上回っています。

 また、「理科の好き嫌い」については、一般の小学生が平均3.46、プログラミングスクール生が平均4.26となりました。算数と同様、プログラミングスクール生の方が、全体的に理科を好きな傾向にあるようです。さらに、プログラミングスクール生は「5.とても好き(50.7%)」という子が過半数にのぼり、「4.好き(29.1%)」と合わせると約8割に達することから、算数以上に理科を好きな子が多いことがわかりました。

(※2)「理科の好き嫌い」の質問は、小学3~6年生のお子さんを持つ保護者と、小学3~6年生のプログラミングスクール生のお子さんを持つ保護者が対象。

~プログラミングスクール生の平均点は「数学」90.6点、「理科」89.2点~
 続いて、「お子さんの学校の算数・理科のテストの点数」について尋ねました(※3)。
 「算数のテストの点数」については、一般の小学生が平均81.1点、プログラミングスクール生は平均90.6点となり、プログラミングスクール生が9.5点上回る結果となりました。特にプログラミングスクール生は「90点以上(一般の小学生:38.7%、プログラミングスクール生:71.8%)」が7割超となっており、一般の小学生の割合を30ポイント超上回りました。

 「理科のテストの点数」も同様の傾向が見られ、一般の小学生が平均78.0点、プログラミングスクール生は平均89.2点と、プログラミングスクール生が11.2点上回りました。「90点以上(一般の小学生:28.2%、プログラミングスクール生:63.9%)」の子の割合は、プログラミングスクール生が一般の小学生を35ポイント超上回っています。

(※3)事前の質問で「お子さんの学校でテストがある」と回答した人のみを集計。なお、「理科の点数」の質問は、
小学3~6年生のお子さんを持つ保護者と、小学3~6年生のプログラミングスクール生の保護者が対象。

調査概要


■調査テーマ:プログラミング教育と学習に関する調査
■調査対象:小学生のお子さんを持つ保護者 1,314名/ロボットプログラミングスクールに通う小学生の保護者 851名
■調査期間:2018年8月10日~2018年8月16日/2018年7月1日~2018年9月7日
■調査主体:「コエテコ byGMO」/「ロボ団」

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[GMO]
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