「介護」に関する調査(50~79歳のシニア女性対象) 

2018年11月08日

ハルメクは、11月11日の「介護の日」に合わせて、50~79歳のシニア女性400名を対象に、「介護」に関するwebアンケート調査を実施いたしました。

調査サマリ


  • シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
    シニア女性の26.3%が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
    介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。
  • 親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月。
    介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に。
  • 将来の介護への不安TOP3は、「お金が足りるか」「漠然とした不安」「施設に入居できるか」。
    「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。
  • 介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
    介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない
  • 「子どもを頼らない」理由:介護離職への懸念、苦労を見せたくないという思い
    「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数

調査結果


■シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
・シニア女性の26.3%(4人に1人)が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
・介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。

■親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月。
・親の介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に

■約80%が将来の介護に不安を抱いているが、備えている人はわずか35%。
・今後、親や夫を「介護する」ことへ不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は全体の78.6%、自分が「介護される」ことに不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は81%と、不安度は非常に高い。
・その一方で、自分が「介護されること」に備えている人(しっかり備えている+すこし備えている)は、全体のわずか35%。介護経験がない人では3割未満という結果に

■将来の介護への不安TOP3は、「お金が足りるのか分からない」「漠然とした不安がある」「施設に入居できるか」
・「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。

■介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
・介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない

■「子どもを頼らない」理由:介護離職への懸念、苦労を見せたくないという思い
・調査対象者の座談会(12名が参加)では、「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数
・総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、家族の介護や看護が理由で離職した人は年間で9万9,000人にも及んでおり、シニアの間でも「子どもの介護離職」に強い懸念がある

出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」

調査概要


調査の方法:webアンケート方式&インタビュー
調査の対象:50~79歳のシニア女性400名、うち座談会参加者は12名
調査実施日:2018年7月
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ハルメク]
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