「死別再婚」に関する調査(配偶者と死別された方、両親のどちらかを亡くした方、一般の方対象) 

2018年11月22日

よりそうは、昨今社会テーマになりつつある配偶者と死別した単身者“没(ボツ)イチ”の人口増加に伴い、死別後の人生の重大問題である“没イチ”の再婚=「死別再婚」の問題に着目。“没イチ”の方々や親族、子どもを含む周りの関係者に対し、死別再婚の課題や現状についてアンケートを実施しました。その結果、「死別後に新たなパートナーと再婚することを、子どもや社会が理解してくれないのではないか」という不安を、“没イチ”の方が抱く必要性がないことが判明しました。
※1総務省の国勢調査によると1990年から2015年の25年間で65歳以上の“没イチ”率は1.5倍に増加し、2015年は男女合わせて864万人を突破している

調査結果


没イチ当事者: 死別後、約7割が新しいパートナーとの再婚を希望

“没イチ”の方への調査において「死別後に寂しさを感じることはありますか」という質問に、「寂しさを感じることがある」との回答が82%となりました。また、再婚の希望については「再婚したい」「死別再婚を妨げる理由が解消されるなら再婚したい」という回答が69%となりました。死別再婚を妨げる理由を問うと、「死別した配偶者に申し訳ない」が27%、次いで「親類からの評判や批判が気になる」が20%、「世間体が気になる」が12%、「子どもが再婚を理解してくれるか不安」が12%となりました。死別した配偶者への思いに加え、親類や子ども、世間からの批判を恐れる気持ちが死別再婚を阻む大きな原因となっており、“没イチ”当事者の方が、寂しさを抱えながらも周囲の目を気にして自分らしく生きていくことが出来ない現状が明らかになりました。

片親の方: 約7割が死別再婚に“賛成”

両親のうち片親を亡くした方に対して、「あなたのお父様またはお母様が、残りの人生を幸せに生きるために新しいパートナーと再婚することをどう思いますか?」と問うと、65%の方が「再婚はありだと思う。」と回答。“没イチ”の方々が死別再婚に関する懸念の一つとして抱える「子どもが理解してくれるかどうか不安」という問題に対して、実際には子どもは死別再婚には賛成しており、残された人生を応援したいという気持ちを持っていることが判明しました。

一般の方: 残りの人生を幸せに過ごす選択として約6割が死別再婚に“賛成”

また周囲に“没イチ”の方がいた場合のこと想定した質問を一般の方を対象に調査したところ、「周囲に“没イチ”の方がいるとしたら、再婚を応援しますか。」という質問に対して、62%の方が「“没イチ”の再婚を応援したい。」と回答。“没イチ”の方々が死別再婚に関する懸念の一つとして抱える「世間体が気になる」という問題に対して、実際には残りの人生を幸せに過ごす選択として死別再婚に“賛成”する人が多いことが判明しました。

<調査結果まとめ>

死別再婚を阻む大きな理由として“自身の葛藤や、周囲・世間からの批判”といった理由がある
実際には約7割の子どもが親の幸せを願い“再婚に賛成”している
実際には約6割の方が周囲の没イチの方の死後再婚を“応援”している
自身の葛藤や、周囲・世間からの批判が解消されれば過半数以上の“没イチ”が再婚したいと思っている

調査概要


■サンプル数:734名(配偶者と死別された方158名、両親のどちらかを亡くした方288名、左記以外の一般の方288名)
■調査対象者:日本全国の40代以上の男女
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2018年11月12日~11月13日
■調査内容:「死別再婚」に関する単一回答、複数回答にて調査し、分析

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[よりそう]
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