旅行におけるデジタル活用実態調査(25ヶ国調査) 

2018年11月29日

トラベルポートは、昨年に続き世界16,000人の旅行者を対象とし旅行の計画や予約、旅行中のデジタル活用に関する実態調査を行いました。今年は昨年の19ヶ国に加え、アジアやアフリカなど6ヶ国を加えた25ヶ国で調査を実施しました。

旅行経験の単純化や質の向上のため、音声検索・電子決済など新技術への要望が高まっており、中国をはじめとしたアジア各国やその他の地区と日本人旅行者のデジタル活用の様相が大きく異なることが分かりました。来年のラグビーワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピックも見据え、各国の旅行におけるデジタル活用を知る上で非常に興味深い結果となりました。

主な調査結果


■ 1. Siriやアレクサなど音声検索による旅行検索
日本人回答者の33%がボイスサーチによる旅行検索の経験ありだが、25ヶ国の中で最低の国の1つ
一方で「中国」と「トルコ」は72%と高い割合で2倍以上の差

■ 2. スマートフォンでの旅行予約と決済
日本人回答者の38%はスマートフォンでの旅行予約と決済を一度もおこなったことがないと回答、アジア・オセアニア諸国の中では最も低い
一方、世界を牽引しているのは「中国」、一度もおこなったことがないのはレジャー・ビジネス渡航平均で僅か3%

■ 3. レジャー旅行におけるデジタル利用に対する意識
最も多くの日本人回答者が“非常に当てはまる”または“当てはまる”と回答したのは「機器の故障やバッテリー不足が心配である」で49%。なお、日本以外の国で同項目の割合が最も高かった国は一つもなかった
5ヶ国平均で最も多くの回答者が多かった項目は「電子搭乗券やeチケットが旅行をより簡単にする」で68%、ただし25ヶ国の中では日本が最も低く47%であった。

■ 4. 税関・入国審査における待ち時間短縮のための生体認証提供可否
空港の税関や入国審査で待ち時間を短縮、もしくはスキップできるのならば生体認証情報を提供しても良い、と答えた日本人回答者は77%

「国別旅行者デジタル活用度ランキング」
このランキングは、旅行経験を高める技術を使用する主な指標の組み合わせに基づいています。
インドは、デジタル的に高度な旅行者が最も多い国として昨年に続き首位となりました。

1 (1) インド
2 (3) インドネシア
3 (4) ブラジル
4 (2) 中国
5 ナイジェリア*
6 (8) アラブ首長国連邦
7 トルコ*
8 (5) サウジアラビア
9 (9) コロンビア
9 (6) メキシコ
10 (7) 南アフリカ共和国
(括弧内は 2017 年順位)
* = 2018 年に調査された新しい国

調査概要


2018 年「旅行におけるデジタル活用実態調査」について
トラベルポートが実施した「旅行におけるデジタル活用実態調査」は、2018 年 8 月にトルーナリサーチ社が所有するサンプルを対象にオンラインで実施した調査です。昨年、少なくとも 1 回は往復のフライトを利用した旅行者を対象とし、25 カ国から 16,000 人を超える回答を得ました。

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[トラベルポート]
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