フリーランス白書2019 フリーランスと会社員に対する実態調査 

2019年03月06日

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(フリーランス協会)は、フリーランスと会社員に対する実態調査を行い、その結果を「フリーランス白書2019」としてまとめ、本日公表いたします。

今年の調査では、昨年と同様の設問の定点観測に加え、法政大学大学院政策創造研究科石山恒貴教授に監修を依頼し、ワークエンゲージメント(仕事に対する熱意)やキャリア自律に関するフリーランスと会社員の比較分析を行いました。その結果、会社員の平均値は先行研究とほぼ同等でしたが、フリーランスの平均値は従来の日本人の数値に比べてかなり高く、国際比較における欧米諸国の水準と遜色ないことが分かりました。

また、フリーランスを活用している企業および、フリーランスのジョブマッチングを手掛けるエージェントやプラットフォームへのヒアリング調査に基づき、企業がフリーランスを効果的に活用するためのポイントと、フリーランスマッチングサービスのカオスマップも掲載しました。

調査ハイライト


①ワークエンゲージメント
  • これまで様々な国際比較調査において、日本人のワークエンゲージメントは、他国に比べ、低いとされていました。
    今回の調査で、会社員の平均値は過去調査と大きな差はありませんでしたが、フリーランスの平均値は従来の日本の数値に比べてかなり高く、国際比較における欧米諸国の水準と遜色ないことが分かりました。
  • ワークエンゲージメントを高める要因として、会社員・フリーランスともに、自らの専門性について意識すること、職業的自己イメージを有すること、主体的にキャリア形成することの3点が影響していることが分かりました。加えて、フリーランスの場合は、キャリア形成は自己の責任だという認識を有することも、ワークエンゲージメントを高めていました。
②フリーランスと会社員の年収比較(勤務時間別)
  • フリーランスと会社員における労働時間と収入の関係を見ると、会社員は勤務時間の違いによらず過半数が年収200~600万円でした。一方、フリーランスは働く時間により収入が左右される程度が会社員より大きくなりました。
  • いわゆる標準的なフルタイムワーカー(月平均勤務時間が140時間以上200時間未満)の年収分布は、会社員とフリーランスで大きな差はありませんでした。フルタイムワーカーおよびハードワーカー(月平均勤務時間が140時間以上)の場合は、年収が600万円以上と答えたフリーランスは4~5割に上るのに対して、会社員は2~3割でした。
  • フルタイムでない(月平均勤務時間が140時間未満)場合、年収が200万未満と回答したフリーランスは約3~5割に上るのに対して、会社員は10数%にとどまりました。
③フリーランスの課題
  • 「フリーランスや副業をするといった新しい働き方を日本で選択しやすくするためには、何が必要だと思いますか?」という設問に対しては、「出産・育児・介護などのセーフティネット」(63.%)、「健康保険組合」(59.6%)、「厚生年金」(52.0%)、「労災保険」(45.9%)などライフリスクに関する項目が上位を占めました。
  • そのほか、人材活用を行う企業への理解を求める声や、ビジネストラブル対策を求める声も、4割以上の回答者から挙がりました。
④フリーランスマッチングサービス カオスマップ
  • 今回の白書では、フリーランスと企業とのマッチングを行っているエージェントやプラットフォーム各社にも企業がフリーランスを効果的に活用するためのポイントを調査し、企業がフリーランスを効果的に活用するための8つのポイントを整理し、掲載しました。
  • フリーランス人材と企業とのマッチングを行うエージェントやプラットフォームは近年増加傾向にありますが、各社毎に職種や業務内容など得意とする領域がそれぞれ異なるため、カオスマップを作成しました。

©一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

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