若手(入社1~3年目)社員のキャリア満足度調査 

2019年03月25日

ディスコは、社会人1~3年目の若手社会人を対象に、現在の勤務状況の調査を行い、新卒入社した企業に「現在も勤務している」と回答した91.5%を対象に、勤務先企業への満足度などを調査・分析しました。(調査期間:2019年1月16日~27日、回答数1148人)

調査結果


1-1 勤務先企業について<勤務先企業への満足度>
- 現在の勤務先企業への満足度の平均は67.7%。在学時に入社を決めた時の満足度(78.6%)より10.9ポイント減。
- 満足度が高い項目は「人間関係」 「勤務地」 「有休取得」 「仕事内容」。
- 一方「キャリアパス」「教育・研修制度」 「残業時間」 「給与・待遇」 は低め。

1-2 勤務先企業について<満足/不満の理由>
- 勤務先企業に満足している点としては、仕事の面白さや良好な人間関係などが多く挙げられた。
- 勤務を継続していくうちに、異動や昇進などを通じて満足度が上がったケースも少なからず見られた。
- 不満な点としては、希望しない配属や残業時間の多さ、給与・待遇の悪さ、社風など多岐にわたる意見が挙がった。

1-3 勤務先企業について<入社後に感じたギャップ>
- 「とてもギャップがあった」「ややギャップがあった」を合わせて6割超(65.6%)が、入社後にギャップを感じていた。
- 良いギャップでは「人間関係」や「働きやすさ」が、悪いギャップでは「仕事内容」「教育制度」「給与・待遇」などが多く挙がった。

1-4 勤務先企業について<残業時間>
- 1カ月の平均残業時間は24.2時間。残業時間に不満のあるグループでは平均36.8時間で、満足しているグループの2倍以上に上る。
- 残業理由としては「仕事量が多い」が最多。特に「仕事が多い」「帰りづらい雰囲気がある」は、不満グループでの高さが目立つ。

1-5 勤務先企業について<職種・配属①>
- 職種について「希望通りだったので、満足」が半数超(53.2%)。「希望通りだったが、不満」と合わせて約7割が希望の職種に配属。
- 当初希望によらず、現在の職種に満足している人が7割超(計72.9%)。

1-5 勤務先企業について<職種・配属②>
- 職種別に採用された人は約半数(49.9%)。文系出身では約4割(41.0%)に対し、理系出身では6割超(63.8%)。
- 職種別採用が望ましいと考えるのは約4割(42.9%)。理系出身では半数超(53.1%)。

2-1 転職意向<転職意向有無/入社前後のギャップ比較>
- 現時点で「転職は考えていない」は約半数(49.7%)にとどまり、「転職活動中」「転職活動はしていないが検討中」が計5割に上る。
- 「転職活動中・検討中」の人は、「転職を考えていない」人に比べ、入社後のギャップが大きい。

2-2 転職意向<項目別満足度比較>
- 「転職は考えていない」人は、「人間関係」「仕事内容」「社風」への満足の割合が高く、9割前後が満足。
- 「転職活動中・検討中」の人は、「キャリアパス」への不満の割合が最も高い(計58.2%)。不満の割合が5割近い項目も多数。

2-3 転職意向<転職したい時期/転職を考え始めた時期>
- 転職したい時期は「未定」が最多(43.2%) 。「1年以内」は合計23.3%で、すぐに転職したいと考えている層は限定的。
- 入社前から転職を考えていた人も一定数見られる。

2-4 転職意向<転職検討理由>
- 転職を検討している理由として多いのは「会社や業界の将来に不安を感じた」「収入を上げるため」で、それぞれ約4割。
- コメントから、長期的なキャリアを考える上で転職を視野に入れている様子がうかがえる。

調査概要


■調査対象: 社会人1~3年目(2016~2018年度入社者)(元「キャリタス就活」学生モニター)
■回答者数: 1,148人(2016年度入社者 305人、2017年度入社者 350人、2018年度入社者 493人)
■調査方法: インターネット調査法
■調査期間: 2019年1月16日~27日

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