外食市場調査2019年2月度 

2019年03月29日

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2019年2月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況
  • 2019年2月の外食市場規模は3,152億円(前年同月比 -63億円・東名阪3圏域計)
  • 外食市場規模は2カ月連続で前年比マイナス
  • 外食頻度の低さに加え、外食単価は2カ月連続3圏域ともに前年割れ
【今月のポイント】
  • 1.外食市場規模は、2カ月連続で前年比マイナス。連続してのマイナスは2017年4・5月以来
  • 2.外食頻度が調査開始以来、3番目の低さ。外食単価は3圏域ともに2カ月連続して前年割れ

2019年2月の外食市場規模は、3圏域合計で3,152億円。前年同月比(以下、前年比)は-63億円で、2カ月連続で前年を下回った。2カ月連続のマイナスは2017年4・5月以来。外食頻度が2012年10月の調査開始以来3番目に低かったことに加え、外食単価は3圏域とも2カ月連続して前年比マイナスだった。3圏域全てで2カ月連続しての単価の前年割れは、2016年12月・2017年1月以来のこと。カレンダー上は金・土・日・祝日の日数は昨年と同じだったが、天候面で前年よりやや降雨・降雪日が多かったことが影響した可能性がある。
業態別の市場規模では、主要16業態中9業態が前年比プラスであった。「居酒屋」等は市場規模が前年比プラスであったが、「フレンチ・イタリアン料理店」「レストラン・食堂・ダイニング・洋食店」等の市場規模はマイナスとなった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
  • 2019年2月の外食(※1)実施率は 75.6% (前月比増減 -0.1pt、前年比増減 +1.8pt)
  • 2019年2月の外食頻度(※2)は 3.90回/月 (前月比増減 -0.06回、前年比増減 -0.11回)
  • 2019年2月の外食単価は 2,579円 (前月比増減 -30円、前年比増減 -48円)
  • 2019年2月の外食市場規模(※3)は 3,152億円 (前月比増減 -88億円、前年比増減 -63億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%

【圏域別】
  • 外食実施率は、首都圏:75.9%(前年比増減 +2.0pt)、関西圏:75.5%(同 +1.9pt)、東海圏:74.8%(同 +1.1pt)
  • 外食頻度は、首都圏:4.13回/月(前年比増減 -0.12回)、関西圏:3.66回/月(同 -0.18回)、東海圏:3.50回/月(同 +0.09回)
  • 外食単価は、首都圏:2,626円(前年比増減 -37円)、関西圏:2,625円(同 -87円)、東海圏:2,279円(同 -9円)
  • 外食市場規模は、首都圏:1,944億円(前年比増減 -27億円)、関西圏:830億円(同 -50億円)、東海圏:378億円(同 +14億円)
【業態別】(3圏域計)
  • 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +36億円)、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(同 +19億円)等主要16業態中9業態で前年を上回ったが、「フレンチ・イタリアン料理店」(前年比増減 -20億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(前年比増減 -16億円)等は前年比マイナスであった 。
  • 「居酒屋」は延べ回数・単価ともに増加(延べ回数 +95万回、単価 +15円)。
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