勤務形態別ワークライフバランスに関する意識調査 

2019年06月20日

レコモットは、一般ビジネスマン/テレワークビジネスマン/フリーランステレワーカー(※)600名を対象に、「勤務形態別ワークライフバランスに関する意識調査」を実施しました。その調査内容を発表いたします。

 2019年4月より、「働き方改革関連法」が施行され、テレワークやサテライトオフィスなど、働き方を見直す動きの活性化が予想されています。国土交通省が発表した「平成30年度 テレワーク人口実態調査」によると、テレワーク制度の導入率は上昇傾向にあり、今後もテレワークの増加が見込まれています。 今回、レコモットでは、6月22日「仕事も遊びも一生懸命の日」に合わせて、一般ビジネスマン/テレワークビジネスマン/フリーランステレワーカーという勤務形態の異なる三者を対象に、テレワーク実施有無によりワークライフバランスにどのような違いがあるのか調査を行いました。

※一般ビジネスマン:企業に属する非テレワーカー
 テレワークビジネスマン:企業に属するテレワーカー
 フリーランステレワーカー:企業に属さないテレワーカー

調査ダイジェスト


TOPICS①仕事におけるテレワークの効果について
  • 平均労働時間が法定労働時間である8時間を下回る割合はテレワークビジネスマンが一般ビジネスマンよりも13.5ポイント高い結果に。
  • フリーランステレワーカーに至っては半数以上(52.5%)が平均労働時間8時間未満であることが判明。
  • テレワーカーはテレワーク実施により仕事に対するモチベーションが高くなっている。
TOPICS②遊びにおけるテレワークの効果について
  • テレワーカー二者は一般ビジネスマンよりも幸福度が高いことが明らかに。
  • 週に4日以上、遊びに費やしている割合はフリーランステレワーカーが第1位。
  • テレワーカーはテレワーク実施により遊びに対するモチベーションが高くなっている。
TOPICS①&TOPICS②総括
  • テレワークを効果的に実施している“テレワーク優等生”はフリーランステレワーカー。
  • 仕事も遊びも一生懸命な“リア充ビジネスマン”はテレワークビジネスマンに。
TOPICS③テレワーク導入の課題について
  • 一般ビジネスマンの約3人に1人がテレワーク実施意向者であることが判明。
  • テレワーク実施意向者の勤続企業6割以上がテレワーク実施に向けた取り組みは行われていない状況。
  • 約3人に1人が「インフラの整備が整っていない」ことがテレワーク実施に向けた課題と感じている。

調査結果


TOPICS①仕事におけるテレワークの効果について
  • テレワーカー二者は一般ビジネスマンよりも平均労働時間が短い傾向に!
  • テレワーク実施により感じる効果第1位は「通勤時間を気にしなくなった」

 一般ビジネスマン/テレワークビジネスマン/フリーランステレワーカー600名に対して1日の平均労働時間を調査。まず、企業に属した勤務体系である一般ビジネスマンとテレワークビジネスマンの労働時間を比較したところ、テレワークビジネスマンが一般ビジネスマンよりも法定労働時間である8時間を下回る割合が多く、両者間には13.5ポイント差あることがわかりました。また、フリーランステレワーカーに至っては8時間未満と回答したのが半数以上(52.5%)という結果となりました。フリーランステレワーカーは企業に属さないため、一般ビジネスマン・テレワークビジネスマンとは勤務体系に違いがありますが、平均労働時間には大きな差があることがわかりました。

 テレワーク実施により感じている効果について伺ったところ、テレワークビジネスマン、フリーランステレワーカーともに「通勤時間を気にしなくなった」という回答が最も多くなりました。また、フリーランステレワーカーは、「業務の効率が上がった」、「自由に使える時間が増えた」、「人間関係のストレスがなくなった」という回答が、テレワークビジネスマンと比べて10~20ポイントも高くなる結果となりました。

  • テレワーク実施有無は仕事に対するモチベーションに深く関係!
  • テレワークビジネスマンが最も仕事に対して一生懸命!

 次に、仕事に対するモチベーションの高さについて伺うと、テレワークビジネスマンが78.0% (「非常に感じる」、「やや感じる」の合計値)が仕事に対するモチベーションが高いと回答し、最も仕事に対するモチベーションが高い結果に。また、フリーランステレワーカーに関しても7割以上(75.0%)が仕事に対するモチベーションが高いことがわかりました。一方、一般ビジネスマンに至っては、約4割(39.5%)に留まる結果となりました。
 また、テレワーカー二者に対して、テレワークの実施が仕事に対するモチベーションに起因しているかを調査したところ、両者ともに8割以上がテレワーク実施によって仕事に対するモチベーションが高まっていることが判明しました。

TOPICS②プライベートにおけるテレワークの効果について
  • テレワーカーは幸福度が高いことが判明!
  • プライベートで遊ぶ日数にも三者間で大きな差が!

 次に、三者に対して、幸福度の高さについて調査。テレワークビジネスマンは80.0%が自身の幸福度が高いと回答し、幸福度の高さ第1位に。次いで、フリーランステレワーカーが75.0%となり、テレワーカー二者ともに幸福度は高い傾向にあること分かりました。一方、一般ビジネスマンにおいては、半数(53.0%)程度に留まり、テレワーカー二者と比較すると、20ポイント以上もの差があり、テレワークの実施有無が幸福度にも影響していることが伺えます。

 次に、三者のプライベートでの遊びに費やす日数について調査。三者ともに「週に1~3日」が8割を占めている結果となりました。但し、全く遊ばない割合を比較してみると、一般ビジネスマンが11.0%となり、最も遊びに時間を費やせていない勤務形態であることが分かりました。一方で、テレワークビジネスマンはわずか3.0%という結果になり、ほとんどのテレワークビジネスマンは週に1日以上は遊びに費やしていることが判明しました。

 次に、遊びに対するモチベーションの高さについて伺うと、テレワークビジネスマンの8割が遊びに対するモチベーションが高いと感じると回答しており、遊びに対して最もモチベーションが高いことが判明。次いで、テレワークビジネスマン(73.5%)、一般ビジネスマン(60.5%)という結果になりました。
 また、テレワーカー二者に対して、テレワークの実施が遊びに対するモチベーションに起因しているかを調査したところ、フリーランステレワーカーは8割以上(83.7%)、テレワークビジネスマンは約7割(68.8%)という結果となりました。

TOPICS③テレワーク導入の課題について
  • 一般ビジネスマンの約3人に1人がテレワーク実施意向者!
  • しかし、テレワーク実施意向者の勤続企業では、まだまだテレワーク実施に向けた取り組みは行われていない状況に。

 一般ビジネスマンを対象に、今後のテレワーク実施意向について調査。一般ビジネスマン200名の中で、今後、テレワークを実施したいと思っている人は36.0%(72名)という結果に。一般ビジネスマンの約3人に1人が、今後テレワークを実施してみたいと考えていることが分かりました。
 また、テレワーク実施意向者の72名に対し、今後、テレワークを実施することによって、仕事・遊びに対するモチベーションが高くなる可能性を伺うと、どちらも7割以上がモチベーションが高くなる可能性があると回答しました。テレワーク実施により、今後の一般ビジネスマンの仕事・遊びに対するモチベーション向上が期待されます。

 次に、テレワーク実施意向者(72名)に対し、その理由について調査。テレワークを実施したい理由のトップ3を見てみると、「通勤時間を気にしなくていいから」が最も多く、6割以上(65.3%)に。次いで、「移動時間が減るから(54.2%)」 が第2位。「労働時間が短縮できるから(51.4%)」、「自由に使える時間が増えるから(51.4%)」という理由が揃って第3位となりました。

 テレワーク実施意向者が勤務している企業において、テレワーク実施に向けた取り組みについて調査したところ、「一部の部署で実施されている」、「在宅勤務のみ実施が許可されている」が最も高い結果(12.5%)となりました。また、「当てはまるものはない」という回答が約6割(62.5%)となり、テレワーク実施に向けての取り組みについては、現時点では決して多くない状況であることが伺えます。

 最後に、一般ビジネスマン/テレワークビジネスマン/フリーランステレワーカー600名に対して、テレワーク実施に向けて課題だと感じていることについて調査。テレワーク実施に向けて課題だと感じていることは「インフラ(携帯電話やPCの貸与、社内システムへのアクセスなど)の整備が整っていない」が最も高い結果となり、約3人に1人(34.2%)が課題だと感じていることが判明しました。

「レコモット調べ」

調査概要


■調査方法:インターネット調査
■調査機関:楽天インサイト
■調査期間:2019年6月4日(火)~6月6日(木)
■調査対象地域:全国
■対象者:一般ビジネスマン/テレワークビジネスマン/フリーランステレワーカー600名(各200サンプル)

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[PRTIMES]
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