電子たばこに関する調査(20代~60代男女喫煙者対象) 

2019年08月01日

マーケティングリサーチ会社のアスマークは、全国20代~60代男女喫煙者に電子たばこに関するアンケート調査を実施。

調査TOPICS


  • 電子たばこのユーザーは2年前の調査から大幅に増加
  • ユーザーの9割が今後も使い続けたいと回答
  • においの少なさが最大の魅力
  • 利用者拡大のカギは「吸いごたえ」と「本体価格」

調査結果


■喫煙状況

電子たばこ使用者は、2年前から大きく増加したが、若年層への広がりが中心で、40代を境に、使用率に大きな差がみられる。
年代別では、喫煙者20代・30代のうち、半数以上が電子たばこを使用。一方で、50代・60代では電子たばこの使用率は3割強にとどまった。最も使用率が高い年代は30代の5割強、最も低い年代は60代で3割半ばとなる。
性別では、男性と比べて女性の方が「電子たばこ」のみを使用しているユーザーが多く、女性喫煙者では2割弱にのぼった。

■電子たばこの今後の使用意向

電子たばこの使用意向者は6割弱となり、20代は7割半ばと高めだが、60代は意向あり・なしが拮抗
性別では、女性の方が男性よりも使用意向が高い。
年代別では、20代が7割強、60代は4割弱で、若い程使用意向は高くなる傾向にあり、中高年には、まだ受け入れられない層が一定いるもののと考えられる。

電子たばこユーザーの9割強が継続意向あり
現ユーザーは継続意向が高いものの、非ユーザーでは使いたい方が上回り4割強となる。

■電子たばこ使用意向の理由

使用意向者では、「部屋が汚れない」「副流煙が出ない」「紙巻きたばこよりも使用シーンが制限されない」等の理由が多くみられた。使用意向者以外では、紙巻きたばこに比べて「味」「吸いごこち」「価格」に対してネガティブな印象が多い。

Q4.電子たばこ/加熱式たばこを使ってみたい・使ってみたくない理由を教えてください。(自由回答)
実際の回答(一部抜粋) ※現ユーザーは年代/性別/使用製品を記載。非ユーザーは年代/性別のみ。

■電子たばこの今後の使用について「使いたい」「やや使いたい」人の回答 n=403
「紙巻きたばこよりも害が少なく、明らかに体が楽になった。味も美味しいし満足なので。」(30代/男性/iQOSユーザー)
「今後もツールの性能が向上して満足感が高まるという期待感があるので」(30代/男性/iQOS・Ploom TECHユーザー)
「楽しめるレベルの商品が増えてきた。有害な副流煙が出ない。壁が汚れない。タバコ臭さがない。」(40代/男性/Ploom TECHユーザー)
「タバコは吸いたい。けど、健康被害を考えたら紙巻きタバコよりこっちの方が良い。」(50代/男性/Ploom TECH、gloユーザー)
「紙タバコよりタバコを吸わない人の前でも吸いやすい。加熱式・電子タバコのみOKの飲食店なども出て来ているから。」(30代/女性/iQOSユーザー)
「部屋が汚れないのと、紙巻きよりは肩身が狭くなさそうだから」(30代/女性)
「やめられないなら、少しでも体に優しい方が良いので」(50代/女性)
「自分の体や周りの人の事を考えて検討したい。」(60代/女性)

■今後の使用について「どちらともいえない」人の回答 n=132
「煙、灰などが出ないのは良いが吸った気がしない(60代/男性/Ploom TECHユーザー)
「害が少なそうだが、たばこに比べて美味しくないのではないかと思う。」(60代/男性)
「実際に事故があるので怖い でも、健康を考えると良いのでどちらでもない」(20代/女性)

■今後の使用について「使いたくない」「あまり使いたくない」人の回答 n=165
「紙巻き自体たまに吸うくらいなので、本体価格が結構高い電子たばこを使う気にはならない」(30代/男性)
「値段が高いのと吸いごこちや満足度が紙巻きタバコよりも劣ると思うので。」(40代/男性)
「変えるくらいなら辞めたいから」(30代/女性)

■電子たばこの不満点

吸いごたえと価格が魅力度を上げる最大のカギ
電子たばこユーザーには不満点を、非ユーザーには魅力的ではないと思う点を聞いた。「紙巻きたばこほどの満足感を得られない」「本体価格が高い」が同率で4割強となり、電子たばこユーザー・非ユーザーを問わず不満点として上位に挙がった。
また、電子たばこユーザーの中でも、特に紙巻たばことの併用ユーザーでは、 「タイプによっては連続して吸うことができない」点に対する不満も多い。

調査概要


■調査名:電子たばこに関するアンケート調査
■対象者条件:
 ・全国の20代~60代男女
 ・喫煙者
■サンプル数:700ss
■割付:
 男性:79.3%、女性:20.7%
 20代:11.7%、30代:20.6%、40代:28.7%、50代:20.3%、60代:18.7%
 統計局人口推計および厚生労働省発表の喫煙率(国民健康栄養調査)に基づく
■調査期間:2019年4月26日(金)~5月8日(水)
■調査方法:インターネット調査
■調査機関:株式会社アスマーク

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[アスマーク]
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