新大人研レポートⅥ「”新しい大人世代”の社会意識」 

2012年09月07日
「博報堂 エルダーナレッジ開発新しい大人文化研究所」は、人生を前向きにとらえ、若々しくありたいとする新たな40~60代を総称して「新しい大人世代」と名づけ、彼らの志向や生活を探る様々な調査を実施している。このたび、全国の40~60代の男女3708名に向けた調査から、40~60 代の社会意識についての分析結果をまとめた。

分析結果からは、新しい大人世代が、若者世代や地域と協力しながら社会と自立的に関わっていこうとする姿が明らかになった。従来の枯れていく中年・老後観ではなく、社会に自ら積極的にかかわり貢献していくことに喜びを見出そうとする、前向きな意識が顕著。とりわけ、「新しい大人世代が若者を応援する意識を高めている」ことが分かった。この傾向は、東日本大震災を経たことも大きく影響していると思われる。

■若者世代との交流・協力について意欲が高い新しい大人世代。
■ 世代間交流・協力により新しい文化が生まれる時代になる、と考えている。
■ 地域を大事にする新しい大人世代。
■ 地域の伝統を守るとともに地域貢献に対する意欲が高い。
■ 社会的なテーマに有効な商品・サービスの利用にも積極的な意欲。
■ 制度や仕組みに依存せず自ら行動する社会性を有している。

[博報堂]
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