2013年夏のボーナス予想支給額と転職意向調査 

2013年06月05日
インテリジェンスが運営する転職 サービス「DODA(デューダ)」は、22~34歳のビジネスパーソン4,000人を対象に、2012年夏のボーナス受取額と2013年夏のボーナス予想支給額、それによる転職意向調査を行いました。

【調査結果概要】

■夏のボーナス予想支給額 ―平均33万7,000円、前年比+0.2%(+8,000円)

25~34歳のビジネスパーソン4,000人に、2012年夏のボーナス受取額と2013年夏のボーナス予想額を聞いたところ、2013年の予想額は前年比+0.2%(+8,000円)の33万7,000円という結果になりました。景気の先行きに明るさが見え始め企業の業績が回復しつつあることや、安倍政権の賃上げ要請、大手企業を中心とした一時金の満額回答の報道など、夏のボーナスアップを期待させる事柄が多くあったことが、予想金額に影響していると見られます。

■業種・職種別支給予想 ―業界では「金融」、職種では「営業系」が大幅増

業種別では、前年から横ばいの「メーカー」と「小売/外食」を除く7業種で増加と予想されています。特に「金融」は前年比+10%と増加率が高く、アベノミクス効果による景気の好転に伴い、金融市場が活性化されていることが要因と言えそうです。その他、ソーシャルゲーム、スマートフォン分野でマーケットが拡大している「IT」や、消費税引き上げ前の需要拡大が見込まれる「建設/不動産」なども前年比+5%となっています。

職種別で、唯一前年より減少すると予想されている「モノづくりエンジニア」は、業績不調のメーカーも少なからずあり、ボーナスが下がると予想する人も多いようです。しかし、10職種中8職種は前年より増えると予想されており、特に「金融系専門職」は前年比+12%と高い増加率を示しています。続く「営業系」(+6%)は、企業が攻めの姿勢に転じて投資を始めたことや、消費者の活動が活発化したことによる売り上げ増加が、ボーナスに反映されると予想する人が多いためと考えられます。

■ボーナス金額の増減による転職意向 ―40.7%の人がボーナスの金額次第で転職を検討 年々増加傾向

ボーナスの金額次第で転職を検討するかを聞いたところ、40.7%の人が転職を検討すると回答しました。2011年の同調査では21.6%、2012年は32.1%と、ボーナスの金額によって転職を検討する人は年々増加しています。景気が回復傾向にあり、業績好調などの企業の明るいニュースも増えつつあるため、ボーナスの金額を、自身の置かれた環境を見直し転職を検討する一つのきっかけと捉える人は増えているようです。


【調査概要】
・対象 : 22~34歳のホワイトカラー系職種の男女
・雇用形態 : 正社員・契約社員
・調査期間 : 2013年3月27日 ~ 2013年3月31日
・調査方法 : ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
・有効回答数 : 4,000件

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[インテリジェンス]
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