海外ブランドに関するユーザーアンケート調査 2013 

2013年08月09日
矢野経済研究所は、国内の海外ブランドに対するユーザーの嗜好を調査した。本アンケーート調査は今後毎年実施し、海外ブランドに対するユーザーの評価、嗜好の変化などを分析する予定である。

【調査結果サマリー】

◆ 海外ブランド商品購入に影響があると回答したユーザーは全体の13.2% 消費増税の影響はさほど影響なし
 現在、高い関心を集めている消費増税に対する消費者の反応であるが、海外ブランド商品購入について「影響はない・影響は少ない」とする回答が全体の66.2%、「影響がある・影響が大きい」とする回答は13.2%と、海外ブランドユーザーは一般的な予想に反して、さほど影響がないという結果であった。

◆ 海外ブランド購入時に「正規価格のみで購入」の回答は全体の4.2%、一方「セール価格のみで購入」は22.6%
 海外ブランド市場におけるディスカウント販売が常態化しつつあるなか、全体では「通常価格のみで購入」が4.2%、「通常価格で購入することが多い」が27.2%である一方で、「セール価格で購入することが多い」が46.0%、「セール価格のみで購入」が22.6%という結果であった。年代別にみた場合、年齢層が若い世代(37歳以下)の方が「通常価格で購入することが多い」傾向にあり、中・高年層(38歳以上)は「セール価格のみで購入」する比率が高い傾向である。

◆ 海外ブランドで最も高い評価を得たブランドはやはり「ルイヴィトン」、有力ブランドにおけるユーザー評価と市場における販売規模との関連性が明確
 有力ブランドに対するユーザー評価として、総合評価の最も高かったブランドは「ルイヴィトン」で16.3ポイント、次いで「エルメス」14.9ポイント、「バーバリー」14.3ポイント.「グッチ」13.9ポイントであった。
ユーザー評価の高いブランドは、国内の海外ブランド市場における販売規模とおおよそ比例していることから、こうしたユーザー評価の高さが海外ブランドの購買行動に直接的に結びついているものと考える。


【調査概要】
・調査期間:2013年6月
・調査対象:過去2年内に海外ブランド商品(Tシャツを除くアパレル製品、バッグ、革小物、シューズ、腕時計を対象)を購入したことがある、関東(1都6県)及び関西(2府4県)地区在住18~69歳の男女6,220名(男性3,018名、女性3,202名)
・調査方法:インターネットアンケート調査

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[矢野経済研究所]
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