医師対象、猛暑による熱中症などの健康被害状況についてアンケート調査 

2013年08月20日
QLifeは、クリニックなどで一般内科の外来診療を行っている医師を対象に、2013年夏の猛暑による熱中症などの健康被害状況について緊急アンケートを実施。有効回収数は243名。インターネット調査で2013/8/15~2013/8/16に実施した。

【調査結果概要】
◆3人に2人の内科医師が熱中症患者を診察 うち15%が重症
今夏、3人に2人の内科医師が「熱中症患者を診察した」と回答。そのうち15%の医師が「重症患者を診察した」と回答した。

◆内科医師1人あたり平均13.5人の熱中症患者を診察
医師一人あたりの症状別人数をみると、軽症が最も多く10.4人(77.2%)、中等症が2.6人(19.4%)、重症は0.5人(3.4%)で、合計13.5人に上った。

◆「扇風機を使っても」「老人ホーム内でも」発症したり、「ダイエット」原因も
印象に残った患者例については、横紋筋融解症や腎不全に至る「重症」のケースや、扇風機をつけたり老人ホーム内にいたにも関わらず発症した「対策が機能していない」ケースがあった。また「水分補給不足」の原因として、「認知症」「嚥下障害」などのほか、夏休みの宿題のプレッシャーやダイエットが原因となるなど、熱中症の原因や症状が多様に広がっていることが分かった。

◆熱中症予防には、より一層の情報提供が必要
熱中症予防のために社会が取り組むべきことについて、最も意見が多かったのが行政やメディアによる「より一層の情報提供」を求める声だった。

◆熱中症のほか、ハチ刺されなど異常気象で医療機関の最前線にも異常が
熱中症以外にも、「(アナフィラキシーショックの危険がある)ハチ刺されの受診者が増えている」と4%の内科医が回答するなど、異常気象で医療機関の最前線にも異常が起きているようだ。


【調査概要】
・調査主体:株式会社QLife(キューライフ)
・調査対象:外来患者を診療している一般内科の医師
・有効回収数:243名
・調査方法:インターネット調査
・調査時期: 2013/8/15~2013/8/16

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[QLife]
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