60代の生活実態調査 

2013年08月08日
ビデオリサーチは、60代の生活実態調査から現代のシニア層の生活実態の一端を紹介。

【調査結果】

■シニア層の就寝時間は、10年前に比べ遅めにシフトしており、睡眠時間も減っている。

同社のMCRのデータ(関東地区)で10年前の60代と今の60代を比べてみたところ、夜12時までに就寝している人の割合は少しずつ減り、逆に夜12時以降に就寝する人の割合が増えていることがわかりました。また、同じくMCRの別データでも「1年前に比べて睡眠時間が減った」と答えた60代の割合が10年前に比べて増えています。シニア層の夜更かし傾向が進むとともに起きている時間が長くなっている様子がうかがえます。

基本的に健康で元気で見た目も思考も若々しく、定年退職後もまだ働いていたり、旅行や趣味を楽しんだり・・・といったアクティブなイメージで語られることの多い現代のシニア層。デジタル化も浸透しており、今や70代でも半数近くがインターネットを利用しています(総務省平成24年通信利用動向調査より)。

60代以上男女を対象に実施したインターネットコミュニティサイトへの書き込み参加型の定性調査・MROC(マーケティング・リサーチ・オンライン・コミュニティ)への書き込みからもシニアの夜更かし傾向がうかがえます。

「22時過ぎから遅めの夕食の時間」(64歳男性)
「就寝はいつも0時を過ぎてしまいます」(60歳男性/64歳女性)

など、夜遅めの生活をする人が多く見受けられました。
では、遅くまで起きてシニアの皆さんは何をしているのでしょうか。書き込みでは、テレビを見る/新聞を読む/読書/パズルやゲーム/写真の整理/メールチェック等々、夜の時間を様々に過ごす姿がありました。また、インターネットユーザーならではの行動として

「テレビを見ていて何か、ふと調べたくなったらPCで即座に検索」(68歳男性)
「インターネットで自分らしい服を探しています」(60歳女性)
「ネットショッピングで値段比較しながら、更にポイントが貯まるサイトで買い物を楽しんでいます」(60歳女性)

など、テレビとインターネットの2つのスクリーンを見ながら情報検索したり、商品についての比較検討をしたり、ポイント付与などのお得情報を賢く利用するなど、インターネットを上手に活用して生活を充実させているアクティブなシニア像が垣間見られました。

60歳以降のインターネット利用は今後も拡大傾向にありますので、シニア層においても夜の時間帯における新たな消費行動や情報接触の機会が増えていくことが予想されます。


【調査概要】
・対象者:60歳以上男女(全国)
・参加登録人数:男性56人、女性50人
・手法:インターネット調査。男女それぞれにインターネットサイト上にコミュニティグループを設定。
・期間:2013年2~3月(約3週間)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチ]
 マイページ TOP